『区役所に行こう』第8弾は渋谷区役所。渋谷駅で降りて公園通りの坂を7〜8分歩くと矢印が出てこれを曲がると正面に見える。
この場所にあった旧庁舎は2015年に解体されたのだが、隣にあった渋谷公会堂は1964年の東京オリンピックの重量挙げの会場となり、開会式翌日に日本人初のメダリスト・一ノ関史郎が銅メダル、さらに10月12日に三宅義信が金メダリストとなった晴れ舞台である。
現在の庁舎は2019年1月に竣工した地上15階地下2階の建物である。入ると受付から垢抜けていて1階にはコンビニや一般でも入れる飲食店が入り、他の区役所には必ずある名誉区民の肖像画などはなかった。
また、エスカレーターで上がった2階は主に福祉関係の窓口で戸籍関連などは3階という間取りになっている。
15階はスペース428と名付けられた多目的スペースとなっていて、窓際にいくつか椅子が置かれている以外はこれだけ広いビルに何も置かれていないフロアとなっている。
現在、渋谷駅周辺はビルの建築ラッシュとなっていて区役所のビルはどちらかと言うと低い部類に入るようである。フロアサインなども新しく、1階には自らのスマートフォンで自撮りができるミニスタジオなどもある。今は婚姻届を出したらここで記念写真を撮るのかなあと感心した。
区役所を出て左に曲がると公会堂の建物があり、その先にはNHK放送センター、国立代々木競技場などがある。