
日本の主な都市の中で名古屋が一番縁が薄い。京都生まれの東京育ちで福岡は4年、大阪は5年住んでいたことがある。札幌は住んだことはないが、旅行では10回以上行っているし、仙台も同じようなもの。しかし、名古屋で宿泊したのは伊勢参りに寄ったのと出張で一度泊まったことがあるのみ、どうしても滞在時間が短い。今回はふとしたきっかけから名古屋出張(日帰り)のお鉢が回ってきた。行先はセントレアなのである。


新幹線の名古屋駅で下車したのはよかったが、名鉄に乗るのは2回目、前に来た時は『新名古屋駅』と言ったはずである。ここからセントレアまでどうすればいいかも分からず、到着した中部国際空港行・準急に何も考えず乗車する。名鉄の路線の予備知識がなく、路線が複雑で名鉄名古屋〜神宮前(〜豊橋)は名古屋本線、神宮前〜常滑は常滑線、常滑〜中部国際空港は空港線となっている。中部国際空港までも日中は準急、特急、ミュースカイの3種類、かかる時間がそれぞれ48分、36分、28分と大きく違う。それを準急などに乗ったものだからとにかく遅い。さらに名鉄名古屋は途中駅であるものが多く、さらにミュースカイの指定券の買い方も分からない。


ただ、準急に乗ると車窓からじっくり外を眺めることができ、『神宮前』とは熱田神宮のことだったり、『聚楽園』は『しゅうらくえん』と読み、大仏があることなど知識は深まる。その聚楽園ではミュースカイに抜かれるために延々と待たされたが。

ようやく常滑に着き、そこから空港島まで橋で繋がれて行くのだが、関西空港に比べて橋は短い。


中部国際空港駅は風が強いのか、ホームはガラス戸でカバーされていて自動ドアて中に入る仕組みである。とにかく、駅名表示板が大きいのには驚いた。


改札口を出ると大きく右は第一ターミナル、左は第二ターミナルと出ている。後で聞いたのだが、第二ターミナルは昨年9月にできたばかり、私はまるで知らなかった。
当然、第一ターミナルに行くのだが、歩く歩道が上るのと下るのがある。あまり、気にもせず上りに乗る。(以下、次回)
