hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

近いけど名前の違う駅(番外編)

2021-01-20 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その294。『会社も名前も違うけどすぐ近くの駅シリーズ』の番外編、今回は名前は違うが会社(東京都交通局)が同じため、番外編とする。駅は前回の東京都営地下鉄三田線新板橋駅から一駅目、西巣鴨駅である。

駅を降りると構内には『東京さくらトラム早稲田方面はA4出口を出て左に300m進む、信号2つ目』、『東京さくらトラム三ノ輪橋方面はA1出口を出て右に300m進む、信号2つ目』とご丁寧に書いてある。

書いてある通りにA4出口を出ると目の前に国道4号線、少し歩くと左側に元中学校の校舎が見えてくる。レンガ塀で変わっているなと思っていると旧大都映画巣鴨撮影所後と書かれたレリーフ。


調べてみると松竹や東映などの映画大手に対抗した廉価な娯楽映画を撮っていた大都映画の撮影所が昭和17年までこの地にあり、人気を博した。しかし、戦時合併で会社と共に撮影所もなくなり、区立朝日中学校の校舎として利用されたとある。通りで渋いレンガで作られた門がある。



そこからすぐのところに東京さくらトラム新庚申塚停留所がある。ここまで西巣鴨駅から10分もかからない。少し待つと早稲田行が到着、昔のような大きな看板がないのが寂しい。



次は庚申塚、とげぬき地蔵の最寄り停留所である。ここには都電時代の時計を備えた駅名標が残されている。



さらに巣鴨新田を通り、大塚駅前まで10分程度、やはり専用軌道を持っていたこの路線は便利で早い。