hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

さよなら『らーめん さくらい』

2021-01-27 05:00:00 | グルメ
吉祥寺サンロードのファミリープラザという古ぼけたビルには地下食堂街があるが、その中でも最古参の『らーめん さくらい』が50年の幕を1月末で下ろす。1970年創業のこの店は私の相方が高校生の頃からあったらしく、私もかれこれ20年近く通っている。うちの相方はいつ行っても『たんめんね!』とおじさんに言われて嫌がっていたが。以前に伺った際にアド街の撮影をやっていたことも懐かしい思い出。



とにかく全てが昔風、名物は餃子、タンメン、チャーハン、味噌ラーメンとたくさんあるが、私の一押しはパラパラではないチャーハンである。もうあの味が楽しめなくなるかと思い、行ってしまった。

タイミングが悪く、18時半閉店の時短営業のため、急いで行くが、閉店を知った近所の住人が大挙して押しかけている。着いた時には待つために置かれた椅子が全て埋まっていた。

予め注文を取りに来るが、チャーハンも餃子も食べたい。しかし、ラーメンも捨てがたいと考えてメンズセット(醤油ラーメン、餃子3個、小チャーハン、税込1200円)をお願いした。
待つこと15分、1人なのでカウンターは如何と聞かれて座る。1つとばしなので間隔も開いている。中では顔見知りのおじさん2人が必死に注文をこなしている。

1分でチャーハンと餃子は到着。まずは餃子から行くが少し時間が経過していて熱々ではないが、ニンニクの効いた懐かしい味はやはりいい。



チャーハンは焼き豚、ナルト、ネギ、玉子の入ったオーソドクスなもの。しかし、しっとり系で胡椒を振って頂く。これだ、これ、という味に感激。

ラーメンも次いで到着。スープから頂くが普通の醤油ラーメン、特徴はうずら卵が1つ入っているくらい。しかし、ワカメもメンマもたっぷり、それに細めの縮れ麺が食べやすい長さであるところもいい。

この3つ、特に凄いものではないが、食べてほっとする味わいである。帰るお客さんが次々と中のおじさんたちに挨拶するが、またねではなく、お元気でねというところが寂しい。いつものように美味いチャーハンを頂き、長年にわたりご馳走さまでした。

31日までの営業だが、ちゃんと50円の割引券も頂きました。お店の皆様お元気で。
(もちろん以前に貰った分も使いました)

らーめん さくらい
武蔵野市吉祥寺本町1ー9ー10 B1
0422228696