hokutoのきまぐれ散歩

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『夏旅2024』⑪〜『村上隆もののけ京都』展は素晴らしい!

2024-08-26 05:00:00 | 旅行
『夏旅2024』⑪、京都市立美術館の正式名称は『京都市京セラ美術館』、開館90周年を記念した企画展は『村上隆 もののけ京都』と名付けて開催中である。

村上隆氏のことを改めてご紹介する必要もないかもしれないが、氏は1962年生まれの日本を代表する現代美術作家でスーパーフラットを提唱、さらにこれに日本の伝統的な絵画表現とアニメ、漫画などを融合、政治や宗教などの面も加えた独特な作品を多く生み出している。





会場の入口には巨大な赤と青のオブジェが迎えてくれる。赤鬼と青鬼かなと思ったが、邪気を踏んづけている。東大寺南大門でも寺を守る阿形、吽業であった。





中に入ると洛中洛外図屏風が壁いっぱいに広がっている。よく見ると祇園祭の鉾やお花、ドクロと言ったいつものキャラクター、さらに風神と雷神もちゃんといる。
賑々しくて華やかな中に独自性が織り込まれた作品に圧倒される。



次の部屋は暗くなり四方に四神『青龍、白虎、朱雀、玄武』が現れる。



2015年に六本木で見た姿同様に思わず詳しくみてしまう。六本木で見た動くキャラクター『びゃっこー』と叫ぶ白虎のぬいぐるみはいなかったが。



(動く朱雀と玄武)

第3室は『ズザザザザザレインボー』が色とりどりで登場。第4室では村上流の『風神雷神図』、実にコミカルで可愛らしい風神雷神に目が釘付けである。


最後の部屋では歌舞伎十八番や大文字五山のキャラクター、舞妓さんなど京都らしい締めくくり。



さらに外に出ると大きな金色に輝く10mのお花がルイ・ビトンのタンスの上に飾られていた。

これだけの村上作品に出会えたのは9年ぶり、京都観光もいいが、見逃さずに来て良かったと思える企画展であった。ちなみに村上氏の展覧会は基本撮影可です。