旧渋谷川遊歩道路、通称キャットストリートを歩く。とは言っても宮下公園向かいの明治通り沿いのところから表参道までは以前に歩いたことがあるため、今回はネコのしっぽの先の部分を歩く。
表参道(都道413号)とキャットストリートの交差するあたりには『参道橋』が架けられていた。今もその親柱は歩道の中にしっかり残っている。
ちょうど歩道橋があるのでこれを渡り、数多く通る車を横切って暗渠の上に作られた道を歩く。
先程通ってきた渋谷寄りの部分とは違い、店はあるが人が少なく、目新しい店でも閉店しているものが多い。ネコのしっぽのように右へ左へと曲がりながら進む。
なかなか立派な木造の建物やベランダ部分真っ赤に塗った二階建て、洋館や近代的なデザイナーズマンションなど種類は多い。TEADか BAKER、さらにJANK YARDなど古着を扱う店も多い。
ファミリーマートが見えてくるが、このT 字路で竹下通りと交叉。この辺りも両側に店舗用のビルは立ち並ぶが、閉店してしまったのか、空室になっているビルが増えてくる。
次第に一般住宅が増えてくるが、いずれも敷地が広くて立派な家ばかり。道路は暗渠の上にあるため、重量制限14tの規制がある。
派手な店が出てきて人が多く並んでいたが、この店はパン屋のようだ。蔦の絡んだ洋館はカフェ、もう一つの木造3階建は何を商っているのかは分からない。
マンションのような一戸建てが増えてきて外苑西通りにぶつかる。左を見ると新国立競技場が近くに見える。これを右に曲がり、坂を登っていく。
神宮前3丁目交差点を右折、するとハチ公バスの『はあとぴあ原宿』バス停を発見。大したことはないのだが、気温と湿度が高く、くたびれたので時刻表を見るとあと3分で到着。思わずこれに乗り楽をすることにする。
到着したのが『神宮前小学校』バス停。なんとスタートした参道橋跡であった。