関西風の小さな餃子、大阪では点天、京都ではどんぐりなどが有名だが、東京日本橋でも食べることができる店を発見、早速足を運ぶことにした。
都営浅草線東日本橋駅から歩いて1分のところに古い一戸建てを改装した『歩兵』というお店がある。このお店の発祥は京都祇園、わずか6席の小さなお店が2011年に誕生した。
店に入るとカウンターとテラス席、テラス席といってももちろん天井もあり、雨に降られることはない。
私はカウンターに座り、メニューを見るとやはり餃子がメイン。餃子は2種類あり、ニンニクニラ入りと生姜メインの味付けで私はニンニクニラにする。ほかに鳥の唐揚げ、鳥の甘酢かけ、麻婆豆腐などのセットが980円、餃子のみの定食は餃子8個で780円、16個で1130円、24個で1480円となっている。初めてなので唐揚げとのセットを注文した。
目の前で調理人が鉄板に油を挽き、餃子を並べる。少し経つと水溶き小麦粉を垂らし、ちゃんとハネを作っていく。
待つこと10分、唐揚げ+餃子の定食が到着した。トレイの上には餃子、唐揚げの他にモヤシ入りのスープ、マカロニサラダ、胡瓜の漬物も付いてきた。最初にスープを一口、中華風でスパイシー。
マカロニサラダは底にレタスが敷き詰められ、冷たくたっぷりのマヨネーズで和えられていて箸休めにいい。
ニンニク・ニラ入り餃子は酢醤油がおすすめと言われ、さらにラー油も加えた。まずはそのまま頂くが、ニンニク・ニラの風味は強いが甘味があり、薄い皮とハネがパリッとしていて旨い。さらに酢醤油を付けると極めてあっさり。これなら20個程度なら軽くいけそうである。残念だったのはラー油、胡麻油の香りも辛味も殆ど感じられないつまらない油だった。
特製と書かれた唐揚げ、頂くと単に味の薄いあまり工夫もない唐揚げ。もちろん揚げたてのため、そこそこ旨いが、メリハリのない味付けはやむなく酢醤油を付けて頂く。まあ、これなら旨いけど。
確かに京都では長蛇の列ができる餃子はかなりレベルが高い、しかし、周りを固めるおかずたちが不味くはないが、面白くなかったのが残念。
一方で頂かなかった生姜味の餃子、単体でも味噌ダレを付けても食べて見たかった。次回は餃子ダブル(16個)がいいかも知れない。ご馳走さまでした。
歩兵 東日本橋店
中央区東日本橋2ー1ー8
05055903389