hokutoのきまぐれ散歩

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六文そば中延店〜中延ランチグルメ

2025-01-04 05:00:00 | グルメ
以前、このブログで書いたことがある立喰そばチェーン『六文そば』の店を見つけたので行ってみた。六文そばは以前はあちこちにあったのだが、その数は食べログで見ると4店舗。須田町、金杉橋、日暮里と今回お邪魔した中延である。私の記憶では秋葉原にもあったはずであるが、閉店したようだ。

(人形町店)

ネットで調べるとかつて文藝春秋の坂崎さんという記者の方が記事を書いていてその中に1970年に設立されたそばのスエヒロという会社の直営部門として1971年に発足したとある。その後、競合の増加などがあり、それぞれの店が事業を分割して独立、バブルやコロナなどがあり、店の数も減ったらしい。全盛期は25店舗ほどあったが、多くは閉店した。特徴としては①興和物産の麺を使っている、②ツユが真っ黒く味が濃い、③天ぷらをカリカリに揚げるなどがある。

中延のお店は東急の中延駅から1分かからない駅前、二階建ての1階で、2階はもつ焼きなどを出す居酒屋のようである。店の中に入ると女性3人で切り盛り、3世代のように見えて年嵩のおばあさんが天ぷらを揚げ、お母さんがそばを作り、娘さんが配膳や洗い物をしている。

券売機などなく、直接注文する形で私は目の前のガラスケースにあった『生姜天そば』(500円)を注文する。他の蕎麦の値段はかけそば(400円)、月見・かき揚げ・春菊天そば(500円)、げそ天そば(600円)である。まあ、一般的な立喰そば価格だが、人形町店に比べるとかなり高い。

(人形町店の価格)

もちろんすぐ出来て食べ始める。蕎麦は色の濃い茹で蕎麦を温めたもので多分人形町店と同じ、個人的には立喰に来たんだ時思い出す美味しい味である。

天ぷらは揚げたてでまだ温かく、やはりカリカリに揚がっていて某立喰チェーンと違いすぐツユによりふやけてグズグズにはならない。ネギは高いらしく、たっぷりというと50円と有料になったらしい。



店はとにかくシニアの男性、爺さんとおっさんばっかりで例えば40代のサラリーマンがきたらまず最年少という感じ。常連がかなりを占め、今日は春菊天などわざわざいうお客さんが多い。以前は『オキアミ天』もあったらしい。

店内は狭く、立喰鮨のカウンターのようなガラスケースの前と反対側。6人も入れば一杯である。ただ、不思議なもので一気に混むこともなく、食べたら椅子もないからすぐ出て行くので微妙な均衡が保たれている。

店の人は皆愛想がよく、帰る時は『ありがとうございます、またよろしく』と必ず返ってくるのが嬉しい。僅かな店数しかないのなら、他の六文そばにも是非行くことにしたい。ご馳走さまでした。
蛇足ながら、東急中延駅には線路の反対側に大和屋という立喰そばもあり、今回前まで行ったが、休業中。次回はここも行きたいとこらである。

六文そば 中延店
品川区中延4ー6ー18
0337838473


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