あけましておめでとうございます。いよいよ2025年へび年となりました。最初の投稿は干支にちなみ、ヘビの付く坂道を集めた
『東京の坂、日本の坂』(特別編)にしてみました。坂のブログは226回書いているが、へび坂(蛇坂)と名付けられた坂道はかなり多い。今回は当時の写メを使ってこうした坂道を見ることにした。
まずは港区高輪にある蛇坂(訪問・2016年2月)、この回では都営地下鉄浅草線泉岳寺駅で降りて伊皿子坂や魚藍坂などを歩いたのちに辿り着いた。普蓮土学園の裏手にあり、細い道だが、かなりの急坂である。
名前の由来は港区設置の看板によると『付近の藪から蛇が出ることがあったからついた』とある。
赤羽にある蛇坂は稲付城址を見たあとに行った弁天坂の先に下っていくダラダラした細い坂道である。名前の由来は北区設置の看板によると『坂の形状が蛇のようにくねっているところからつけられた』という。
さらに『蛇坂とその西にある市場坂の谷を北谷といった。谷の奥に湧き水があり、釣り堀があった。夏の夕暮れ時この谷を埋め尽くすほどヤンマが飛び交い、この坂でトンボ取りをする子供達で賑わったという』と以前は自然あふれる場所だったようだ。
世田谷区成城にある『ヘビ坂』は成城3丁目にある緑地の中にある坂道。由来の書いた説明板はなかったが、ゆるくダラダラ下る細い坂道のため、形状から付けられたようである。
最後は横浜市にある蛇坂である。この坂道に行ったのは未年(ひつじ)になる直前に名前に羊のつく坂道を探して『山羊坂』を歩きに行った際に訪れたもの。
横浜地下鉄ブルーライン阪東橋駅で降りて根岸に向かう途中あたりである。細い山道だった坂で清水が湧き、蛇を多く見つけたことから名付けられた。今は両側にマンションが建ってしまい、ヘビの抜け殻も見ることはできない。
以上4坂を紹介したが、名前の由来が『形状からきているもの』と『近くにから蛇が出たというもの』と2種類あることが分かった。地味な企画だが、私の苗字に坂が入っていることもあり、引き続き新年も新しい坂道を歩いて行くことにしたい。
最後に本年も『hokutoのきまぐれ散歩』をご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。