2024年最後のディナー。久しぶりにお邪魔したのは『スンガリー新宿東口本店』、このお店はかつて加藤登紀子さんのご両親が経営されていたロシア・ウクライナ・ジョージア料理の老舗です。
家族3人での食事も1年ぶり、気合いを入れてお邪魔しました。
まずはビールで乾杯、この店ではまず飲み物を頼むのが流儀。いつも最初に頼む料理は『ケタブリ(マリノーブカヤ・ケタ)』、自家製のフレッシュサーモンマリネを生野菜・サワークリームとともにパンケーキに挟んだ料理。
中に入れる生野菜はレタス、オニオン、トマト、ディルなどで少し甘めのパンケーキとサーモンの塩気がよくマッチしている。ナイフでカットして食べるのだが、爽やかで味も素晴らしく、再現不可能な旨さである。(再現を試みたがサーモンが真似できない味)
『ペルメニ』は餃子のような料理でバターとレモンのソースで頂く。『サラートセリョトカ』は生のニシンが入ったサラダでドレッシングが素晴らしい。ニシンは生臭さなどなく、ワインによく合う。
ワインはヴィノテラサペラビ2009年というジョージア産の赤ワイン。ジョージアはワイン発祥の地でやや濃い目ながら香りがたち、値段も手頃のため、ついついボトルをお願いしてしまう。
グリヴィ・ヴ・スミターニュはマッシュルームの壷焼きクリーム煮でパイ生地で蓋をして蒸し焼きにした料理。見た目はとても小さな壺だが、濃厚でしっかりしたソースにパイ生地を浸して頂く。意外にボリュームがある。
私はこれを壷焼きを一口頂き、お馴染みのピロシキを食べる。ピロシキには『焼き』と『揚げ』があるが、この日は『焼き』が売り切れていたので揚げたてピロシキを頂く。
メインは『ビーフストロガノフ』と『ロールキャベツ』をシェアする。ビーフストロガノフはサワークリームとピクルスが添えてあり、またサフランライスが付いている。伝統的なロシア料理で肉やマッシュルームなどが合わさり、しっかりとした味である。
ロールキャベツは茶色っぽいオレンジ色ソースを掛けてオーブンで焼いた料理で熱々が提供される。やや甘めのこってりしたソースとキャベツ・挽肉がベストマッチ。家族ならばメインの二つの料理は味が全く異なるため、シェアして食べることをお勧めしたい。
デザートは1つ取り、オレンジシャーベット風の冷たいもの。我々は冷やされたコーヒーとバニラ風味のウォッカを一口頂く。ラストのこれが堪らない。
2時間掛けゆっくりと頂いた。現地の方がホール担当だが、日本語は流暢でサービスも抜群。特に女性はその美しさに惚れ惚れする。やや暗めのクラシカルな雰囲気のお店で楽しいひとときを過ごした。今年最後のディナー満喫させていただきました。どうもご馳走さまでした。
スンガリー新宿東口本店
新宿区歌舞伎町2ー45ー6 B1
05058726300