hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日本橋堀留町

2022-09-25 05:00:00 | 日記
『東京の街をぷらっと』⑨、今回は日本橋堀留町を歩いてみた。先日歩いた日本橋小舟町のお隣の町であり、名前は西堀留川・東堀留川の2 つの堀が終わっていた、堀を留めた町から付いたと言われている。

場所は東京メトロ日比谷線人形町駅と小伝馬町駅の中間で北に小伝馬町、西に小舟町、東に久松町、南に人形町と接していて中央に人形町通りが通っている。

街の名所としてまず浮かぶのが『椙森神社』である。町の中心にあり、江戸時代には江戸三森(柳森、烏森、椙森)の一つとして数え上げられる神社であった。

また、江戸時代に富籤が行われていた神社としても有名であり、境内には1919年に建てられた富塚が残されている。



七福神の恵比寿神が祀られている。由来は藤原秀郷が平将門の乱平定のために戦勝祈願を行い、また、1466年には太田道灌が雨乞いに霊験があったとして山城国稲荷山五社大神を勧請して祀っている。

10月下旬に行われるべったら市はこの神社と宝田恵比寿神社(日本橋小伝馬町)の恵比寿講の縁日に行われる。



もう一つの神社が三光稲荷神社。人形町通りの反対側に位置し、旧長谷川町(現在の堀留町)に住んでいた田原屋村越庄左衛門、建石三蔵の両家が江戸時代初期に勧進したと言われる。


路地を入った小さな稲荷社だが、参道は三光新道と呼ばれている。お参りをすると迷い猫が出てくるように祈願する『失せ猫祈願』をやっている。

街で広い範囲を占めているのが『堀留児童公園』、北側には隣接して児童館と保健センターの入ったビルがあり、最近西側にはParkletというカフェがリノベされたビルの1階に誕生した。



この児童公園は周囲の保育園児の楽園、春には桜が咲き、秋には銀杏が黄色に色づく。子どもたちはここに午前中に散歩に来て、走り回って遊んでいる。昼は周辺のビルに勤める人たちが弁当を持ち寄って食べている。



小規模なオフィスが多く、その中に昔ながらの提灯屋や染物屋などの商店が残されている。



他には日本橋税務署、東京商品取引所の建物がある程度。ホテルはアパホテルが1軒ある。



バス停は人形町通りが一方通行のため、秋葉原駅行きの都バスのものが1ヶ所(堀留町)。回数は1時間に1〜2本とそれほど多くはない。また、中央区のコミニュティバス『江戸バス』の停留所も保健センターの向かいにある。



戦前から残っている建物もまだ数軒あり、銅板張りのものもあるが、いずれはなくなってオフィスビルや小規模なマンションに取って代わられるだろう。



現在、そうした工事が至る所で行われていて、ますます無機質な街に変わってしまうのかもしれない。


最新の画像もっと見る