我々の世代でカレーと言えば『ボルツ』を思い出す人は多いはず。渋谷駅近くに店があり、30倍カレーを水なしで食べ切ったと自慢する奴が確かいたように記憶している。
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ボルツは元々日レス(日本レストランシステム)が展開していたチェーンであり、東京の各所に店があった。coco壱番屋などでは普通になったカレーの辛さを〇〇倍と初めて表記したのもボルツである。
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しかし、ラーメンのどさん娘、つけ麺のつけ麺大王、天丼のいもやなどと共にその姿を見ることは滅多にない。そんな『ボルツ』の都内唯一になったお店にお邪魔した。
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場所は神田、と言っても地下鉄東西線竹橋駅を降り、KKRホテル側に出て2分ほど。一本入った路地にお店はある。角を曲がるところにちゃんと案内が出ているのでまず迷わない。
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店が近づくとあの懐かしいマークが見えてくる。店内は6人ほど入れるカウンター、奥に4人席が幾つかあるのみ。カウンターの中にはベテランの店主、ほかにおばさんが1人とこじんまりしている。
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注文は悩んだが、昔よく食べたビーフカレー、辛さは4倍で900円(850円+50円の辛み増し)。ちなみに30倍でも350円増しである。
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注文するとすぐにお冷と薬味。薬味は左からタマネギの酢漬け、福神漬、大根の塩漬である。店主はすぐに私のカレーを作りはじめ、スパイスを加えて煮込むとカレーポットが登場。
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さらに皿に白いご飯をよそい、手渡される。あれ、こんなに少なかったかな?とふと思う。
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皿に薬味の福神漬を乗せ、カレーをポットから3すくい掛けて食べる。一口食べるとスパイスが複雑に絡み合って旨みを感じ、次にタバスコ程度の辛みが追ってくる。まあ、この位は昔から食べていたので気にはならないが、味は懐かしいだけではなく、美味い。今も全く古くない、十分通用するルー。一つ言うならサラッとしたタイプで最近のカレーチェーンはもう少しねっとりしているのかも知れない。
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残りのルーを全てご飯に掛け、食べ続ける。その間にどこのカレーに似ているのかを考えたが、これこそ私見だが高田馬場で食べたエチオピアのカレーに近いタイプなのかも知れない。やはり量的には少なく、あっという間に完食。もちろんその間に水は飲まなかった。
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次回来る時はアサリカレーでも頂くことにしたい。このお店以外は関東にあと2軒のみ。この味は誰がが守って欲しいものだ。ご馳走さまでした。
カレーハウスボルツ神田店
千代田区神田錦町3ー17
0332333067