hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『東海七福神と旧東海道を巡る』③

2025-02-07 05:00:00 | 宿場町
『東海七福神と旧東海道を巡る』③。品川宿本陣跡から旧東海道を行くと目黒川に掛かる品川橋に出る。これを右に曲がると荏原神社の前に出る。



荏原神社の創立は709年、古くは貴船社、天王社などと呼ばれていた。今の社殿は1844年に完成したもので雨乞いの守護神である高龗神(たかおかみのかみ)をはじめ、天照大御神・須佐之男命などを祀り、品川の龍神様として信仰を集めてきた。


神社の境内は広く、狛犬も足元に2匹の子がいて愛らしい。入口には大きな恵比寿様の石像があり、ちゃんと釣竿も持っている。また、入口側には赤い欄干の橋、こちらは目黒川の橋でゆっくり見学することにした。



御朱印は社務所が無人のため、箱に入った書き置きを持って行くタイプでそのためか300円を納めた。(通常は500円)

再び品川橋まで歩き、旧東海道を右折する。角にはかつての駐在所、今はまちなか観光案内所になっている。

少し先に城南信用金庫がある。街並みに合わせた木を使ったデザインとなっているが、ここにはかつての脇本陣跡で百足屋治兵衛が営んでいたと説明板に書かれていた。



ちょうど小学生の下校時間で賑やかな声が聞こえてくる。街道沿いには馬肉を商う店や海苔屋などが並ぶ。時折、広場があり、トイレが完備されているのが有難い。



石積みの跡が現れたがこれは東海道を波から守るために積まれたもので現存するのは全長15m、高さ1.7m〜1.9mとなっている。



かつては高輪から大森まであったのだが、今残されているのはここだけ。江戸時代の東海道が海沿いの道であったことがわかる史跡である。



さらに街道沿いには看板造の懐かしい鐵工所や右書きの看板の畳屋さん、後からレトロな感じに作られた小学校など新旧取り混ぜながらもかつてのイメージを大切にした街造りが成されている。(以下、次回)