hokutoのきまぐれ散歩

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CSファイナルステージ最終戦の反省〜阪神ファンの戯言

2022-10-19 05:00:00 | 阪神タイガース
今シーズンの阪神タイガースのブログももう書かずに終えようと思っていた。しかし、あまりに不甲斐ない幕切のため、思わずまたグダグダと書いてしまった。

CS 1stステージは青柳、伊藤、才木の3人の投手が先発、青柳も伊藤も文句がない投球。伊藤はワンチャンスを捉えられ、1対0で負けたが、今年のタイガースらしい試合だった。3戦目は才木が本来の調子は出せなかったが、3回からの継投は浜地、岩貞、西純矢とよく繋ぎ、その間に逆転、湯浅はかなりしんどかったが、最後は藤田をダブルプレーで切り、勝利を掴んだ。

ただ、CSのファイナルステージはすぐに翌々日から始まる。当然だが、1stステージに先発した投手は中4日でも3戦目からしか投げられない。さらに1勝のアドバンテージがあるため、初戦を取らないとかなり可能性は低くなる。

1戦目はヤクルトには分のいい西勇輝を先発させたが、どう見ても気力というか、闘争心の感じられない投球で立ち上がりに2アウトは取ったが、山田、村上に四球。慌てた投球でオスナに3ラン。2回も2死3塁までしたが、山崎にタイムリー、3回はサンタナにHRと全く主導権が取れないまま大差負け。

2戦目も佐藤のHRで先制点は取ったが直ぐに3回に村上にHRを打たれて逆転。4回は長岡にHR、5回はオスナに2ラン、この時点で5対1。一方で1、2、3回でダブルプレー3つは頂けないし、こうなって勝てるほど阪神は強くない。終わってみれば接戦のようだが、全くの負け試合である。

そして、3戦目。阪神はエース青柳が中4日、ヤクルトは高橋。いつも捻られている高橋ではなく、4回は陽川の犠牲フライ、5回は大山の2点タイムリーで3対0とリードする。迎えた7回、2アウト1塁から代打青木に出した死球が痛かった。しかし、100球を超えている青柳は続投、続く塩見にも四球、2死満塁となってしまうが、まだ変えない。ここで山崎の内野ゴロの処理をマルテが誤る。1点取られてようやく投手交代、浜地に変えるが、勢いはヤクルト、宮本にも四球で村上、ボテボテの当たりを浜地が1塁に悪送球。万事休すとはこのことを言う。つまり阪神の悪いところを全て出したファイナルステージとなってしまった。

後講釈は誰にもできると言われるかもしれないが、6回を終わって阪神が3対0で勝っていて後3回。エースは100球近い、ならば回の頭から守備強化、すなわちセットアッパーの投入と守備固めに行くのがセオリー。負けたら、また、引き分けたら終わりなのだから。守備の交代要員もまだ糸原、熊谷が残っていたのである。

この采配を見て阪神の守備が悪いと言う評論家が多いが、足を怪我していて充分な守備ができないマルテならば外野から大山を持ってきて江越を守備固めにすればいい。とにかく2点を死守する場面であり、次の回の阪神の攻撃がマルテから始まることは重要視すべきではない。

もちろん、この試合を拾い、次の試合を伊藤で勝ってもその先が続かないことは容易に想像できるが、勝てる試合を落としたことが実に残念である。口うるさい岡田監督ならばこの二の舞にならないことを私は信じたい。


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