『夏旅2024』②、不動滝の次は乙女滝、由来はわからないが小さな滝。川が岩のおかげで左右に蛇行しながら流れるため、至る所に大小の滝ができている。
大日滝はやや広めの滝、仏像の名前がついた滝が並ぶ。あたりの岩が急に大きくなり、台風のような大水でこのような地形が作られたのだろうが、岩にたくさんの苔が生えていて時間が経過していることがわかる。
川の中に大きな岩、これが八畳岩、たしかにそのくらいありそう。紅葉がたくさん植えられていて、秋の紅葉期がベストシーズンということがよく分かる。
ただ、夏の太陽に照らされている青もみじも美しい、よくみると竹どんぼのような種が育っているのがわかる。
千手滝が右前に見えてくる。観光切手の8円に描かれている滝。広々とした中で幾つにも分かれている姿が千手観音のようだから付いた名前なのだろう。
かつてはここに茶屋があったらしいのだが、今は廃業してあづまやとヨガスタジオになっている。確かにこの滝の前で心を落ち着かせれば効果もありそうである。
我々はあづまやの椅子に座り、滝を見ながらランチにした。品川駅で購入した深川めしを開き、お茶を飲みながらゆっくり食事。太陽光線は遮られ、しかも目の前の滝からマイナスイオンがくるせいか涼やか。汗を掻きながらも美味しくいただきました。
滝はこの先も布曳滝、荷担滝(24円切手に描かれている)、琵琶滝など名瀑が続くのだが、山道を行くのも辛いのでここでUターンした。
駐車場まで戻り、一路奈良県に向かう。奈良県宇陀市に入ると先ほどまであれだけ良い天気だったのに曇り始め、雨粒が落ちて来た。
道の駅『宇陀路室生』で一休み、するとかなりの雨になってしまった。(以下次回)