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『東京の坂、日本の坂』その144。深大寺付近の坂巡りの続き。蕎麦屋さんの水車の前を通過、すると左側に深沙堂が現れる。ここには深沙大王が祀られているが、この深沙堂が開かれることは滅多になく、さらに安置されている鎌倉時代作と言われる深沙大王像(秘仏)は高さ57cmでどくろの首飾りをしているとされる。
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深沙堂の横の道を行くとL字の階段坂になっているが、これが『三昧所の坂』、共同墓地や深大寺歴代住職の墓がある三昧所に登る坂道である。左側の崖下には湧水池があるようだが、確認はできなかった。
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深沙道の裏の道を少し右に行くと水が沸いていて崖の下に延命観音が祀られている。これは1966年に秋田県象潟港工事の際に海底から慈覚大師自刻の延命観音が刻まれていたものでこのちに幸安されたもの。
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再び深沙堂の前に戻り、山門の方に歩く。深大寺のバス停まで行き、いずみやという店の横の道を入ると道は細くなり、車で入れないような道となるが、これが『城山の坂』。
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坂の上には深大寺城の城址がある。ただ、この日はあまりに暑く、次回より詳細に『深大寺城址』を歩くことにした。
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パス通りまで戻り、左に少し行くと『きよし』というお蕎麦屋さんがあるが、これを左に曲がると『仁王坂』となる。この坂は2つに分かれていて手前の上り坂の頂上付近にはカルメル会修道院。
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下り坂はS字になっている。深大寺縁起には仁王門が近くにあったとあり、この頂上付近に門があったようである。
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坂を降りたところに池上院というお寺、左に曲がると『湯守の里』という天然温泉を使った温浴施設がある。ただ、泉質は東京の温泉にありがちな、塩化物・ナトリウムを含んだ真っ黒なお湯であり、ねっとり、ぬるりとした感触。ちなみに個人的にはサラッとした方が好みである。
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実はまだ坂道はあり、深大寺城址の探索も含めて再訪することにしたい。