引退やコロナなどで馴染みの飲食店がなくなるケースが増えてきた。一方で新たなお店も増えていることもあり、新規にお邪魔する店を探している。イタリアンで気楽に行けるかなチェックした店に週末連れ合いと行ってみた。
『Di PUNTO(ディンプト)』は最近店舗を増やしているイタリアン酒場でDiはダイニング、puntoはポイント、つまりダイニングの場所=酒場ということらしい。予約して入店、カウンターを避けてテーブルに座ったのはいいが、フロア担当がなかなか来てくれない。また、席に座ると何故か水煮トマト缶が4つ(未開封)置いてあった。
メニューを見て、注文をするが、この缶はテーブルが狭くなった時に板を渡して2階建にする様で担当の女性が下げて行った。まずは白ワインを頼んで乾杯、チリ産の安めのボトルにする。
まずは『つぶ貝のガーリックバター焼』、香ばしいガーリックがよく効いていてお通しのパン(360円)をソースにつけると美味い。つぶ貝も予想通り、ただ、アツアツというほどでもない。
『ザクザクポテサラ』は茹でたじゃがいもにガーリックをカリカリにしたソースを掛けて混ぜ合わせたもの。食感が楽しい。
『茄子のペニエ』はイタリア風の天ぷら、周りがカリカリ、中がしっとり、軽く仕上げてあるのが嬉しい。スパイス(ローズマリー)も香り、天ぷらとはひと味違う。
『カトリーヌ妃の追憶』というメニュー。鴨オレンジソースなのだが、予めスパイスを3つから選択できる。よくわからないが、『果実のペッパー』にした。料理が出てくるとフロアの女性が石臼に入ったスパイスを挽いて掛けてくれるが華やかなパッションフルーツの香り、ローストした鴨と生のオレンジ、炒めたオニオンと口に入れるがこれは美味い。オレンジがかなり冷えているので料理の温度が下がるが、味はいい。
『罪と福のピザ』『マグロのメンチカツ』を追加。ピザは中くらいのお皿のサイズ、2人で食べるにはちょうどいい。
ただ、味が薄い上にバター乃塊が乗っているが、これが溶けない。そのまま食べるとバターの味ばかり、これはやめた方がいい。ただ、クラストは美味しかった。
マグロのメンチカツは小皿ほど、先ほどのオニオンソース、トマトが掛けてある。アツアツで美味かった。この店は2人で来るのが前提のような量、我々には助かる。味付けはいい方だが、料理の温度管理がやや雑。もったいなあと思った。また、たくさんのメニューがあるかと思ったが、手のかかる料理は少なく、ビアホール的に使うといいかも。
ワインを除き、全体で5.5千円。リーズナブルではある。ご馳走さまでした。
Di PUNTO
武蔵野市吉祥寺本町1ー4ー18ジョージフォーラムビルB1
0422230072