意外なふたり 夫婦篇その7～すでに離婚してるけど

夫婦篇「またしても社長夫人」はこちら。

♯43　溝口肇　＆　菅野よう子

……これは意外と知られていないと思うな。ていうかこの二人のことをみんな知らないですか。溝口は昔タバコのCMなどに出演したチェリスト。わたしが好きなPSY・S（サイズ）という今はなきバンドの松浦雅也とコラボした「私は流行　あなたは世間」は傑作。自分の結婚披露宴で延々と流しましたっけ。他にもサイズには「サイレントソング」などの名曲が目白押し。どうしているのかな松浦は。

サイズの話ではなかった。溝口の奥さんの菅野は現在アニメなどの音楽で絶好調。あの攻殻機動隊のTVシリーズの劇伴は最高なのでぜひ。この人はどこまで才能があふれているのかとにかく多作で、「この1冊」でとりあげただけでも「攻殻機動隊S.A.C.」以外に「下妻物語」「阿修羅城の瞳」を担当し、ウチでは息子と娘が「創聖のアクエリオン」に夢中……あら？このふたりはもう離婚してたんだ。しまったー。

次回は「同業者たち」を大特集。また何組かは離婚してるんじゃないだろうな。

意外なふたり 夫婦篇その6～またしても社長夫人

夫婦篇「セレブはつづく」はこちら。

♯42　大楠道代　＆　ビギ代表

……またしてもセレブ系。ファッション関係はうといんだけど、さすがにビギぐらいは知っている。旧姓安田道代から大楠になって、この女優ほど“うまく”なった人は珍しい。

確か芳村真理もペプシだかコカコーラだかの社長夫人じゃなかったかなあ。このあたり、ご存じの方がいたら教えてね。あ、こんなときのためにウィキペディアがあるのか……ええっ！芳村ってミッキー・カーチスと結婚したことがあるの？（婉曲な言い回し）
知らなんだー。

次回は「攻殻機動隊」がらみです。

意外なふたり 夫婦篇その5～セレブはつづく。

夫婦篇「セレブおたく」はこちら。

♯40　エレン・バーキン　＆　レブロンの社長

♯41　エレン・バーキン　＆　ガブリエル・バーン

……セレブ続き。いやそれにしてもすごい遍歴。レブロンの社長がエレンを妻にしたかったのはなんとなくわかる。彼女ほど社長夫人が似合うルックスってなかなかないし。で、どっちが前の亭主だか知らないけれど、ガブリエル・バーンのようないかにも“役者！”って感じの男を選ぶ姿勢もまた、エレンらしいのだ。

あ、わかりましたか？わたし、エレン・バーキンって好みなんですよ(^o^)。どっちとも離婚しているようだし、どうでしょう三番目の亭主に日本の地方公務員ってのは。

次回も社長夫人を。

意外なふたり 夫婦篇その4～セレブおたく

「この夫婦に応援を」はこちら。

♯39　日本マクドナルド社長・原田永幸氏とシンガーソングライター・谷村有美。元祖セレブ婚？

……おなじみ、不良主婦からのメール。このカップルのことはわたしもとりあげるつもりだったんだけど、わたしのリストではこうなっていた。

アップルコンピュータ日本代表　＆　谷村有美

と。わたしの記憶違いかな？とレス。

あれ？谷村有美は特集予定だったんだけど、アップルの社長じゃなかったか？セレブのはしご？それとも旦那がすんごい転職？

……さすが不良主婦。調べはついていた。

ええ、センセイご指摘通り同一人物です。元アップル社長からマックに転進したみたいっす。でも原田氏にとってはキャリアアップといえるかどうか微妙な気も……。今アップルはiPodで飛ぶ鳥を落とす勢いですし、マックは低価格戦略で来客者増にはなっても減益らしいですしねえ。にしてもビジネスではビッグネームの経営者ですし今後の戦略に期待ですね。って私がえらそーに評論家ぶってどーする（笑）

……なるほど。しかしわたしが思うに、思いきりセレブでキャリアでパワーエリートであるビジネスマンが、妻として選んだのが谷村だったという事実はやはり興味深い。あの、強烈に甘ったるく、そしてファンシーな音楽がオタク心を誘ってやまない（笑）谷村に原田氏が参っているのだとすれば、ひょっとしてこの旦那もオタク？まあ、生身のファンシーアイドルをゲットしてしまうあたりはさすがセレブだ。オタクセレブと分類しよう。

　いやそれにしてもさあ、アップル時代とマックに転職してからのこの旦那のルックスの変容はすごい。やっぱりマクドナルドでは苦労してんだろうか。がんばれ原田！がんばれ元オタク！でも耳元で「がんばれブロークンハート」歌ってもらえれば大丈夫か (￣―￣)。

次回もセレブ婚特集です。

意外なふたり 夫婦篇その3～この夫婦に応援を。

「円谷な夫婦」はこちら。

♯38　すずきじゅんいち（映画監督）　＆　榊原るみ

……よほどの映画ファンでもないと知らないかな、すずきって映画監督。フィルモグラフィをちょっと紹介。東大を卒業後、ロマンポルノを何本か撮り、安田成美が主演した犬映画「マリリンに逢いたい」（’88）、今は何をやっているのか大地康雄の「砂の上のロビンソン」(’89)などを監督。いちばんインパクトが強かったのは松田聖子が主演した「サロゲートマザー」の原作を書いたことだろうか。よく考えてみたらわたしはこの人の映画を一本も観ていない。

でもその名を見るとどうしても気になるのは、「妻の友人のダンナ」がこの人の映画に、脚本や製作の形でよく関わっているからだ。

妻と結婚した当時、その友人は三省堂書店に勤めていて、ダンナはフリーライターのようなことをしているとのことだった。その後すずきの「ふたりだけのアイランド」(’91)という映画に関係したのだが、ここからが小難しい話になる。中川安奈（千田是也の孫です）が主演したこの映画は、同じ頃に「ハネムーンは無人島」（伊藤かずえ主演）という似たようなコンセプトの映画が作られることから大もめにもめ、完成までに塗炭の苦しみを味わうことになったのだ。わたしは雑誌などでその顛末を読みながら、ああ映画製作とはなんて苦しい作業なのかなあと思っていた。今もなおすずきとそのダンナは映画作りを続けているが、金欠はいかんともしがたく、ダンナは宅配便のバイトなどで糊口をしのいでいる。

しかしそのことをわたしは、何というか、少しうらやましくも思っている。ショービジネスの世界で、苦しくはあろうとも充実した生活（奥さんも仕方ない、と笑っているとのこと）、わたしには選択出来なかった生活を送る彼らに、陰ながらエールを送っておこうと思う。そうです。応援してほしいのは小杉哲大というダンナの方なの。

次回は「セレブ婚」