11日目「感染」はこちら。
職員のパソコン状況について、宮城と群馬から状況報告が。
>「対策ソフトを入れてなかったんですよ」
>「へー。まだそんなヤツがいたかぁ」
当校もいるなんてもんじゃないです。県費職員22人、全員が私用PCです。校長以外は全員LAN接続。無責任にもわたしが設定やら接続を手伝っています。そうでもしなければ職員室に1台しかない公用PCにFD持参で印刷の行列ができるのです。
対策ソフトはたった3人ですよ。それでネット環境はなんとプララ。町のイントラ内ならまだしも、直で全世界とお友達です。確かにルーターは通しているけど、危ないなんてもんじゃあないです。危ないよと言っても天文学的な確率での危険性くらいにしか認識していないのが大半です。何年か前のブラスターは校内LANでの感染も見てきましたが、言っても分んないのが○員たちですね。
大体にして自宅でも使い、自宅でもネット接続している人が、自宅のネット環境が光なのかADSLなのか、INSなのか、ルーターがあるのかないのか、聞いても「何それ!」という人が多いですね。
町のイントラに参入するにしても、こんな危険なものを入れるわけにはいかないし、町がVB・CORPでも追加契約してくれればいいのですが、それ以前に個々人のマシンが、初代98からVistaまで様々。どうにでもなれって感じです。
前橋市の数年前の状況と同じですね。前橋市では早くから市教委が自前のサーバーを用意して、市教委と学校を結ぶイントラネットを組み、全教職員にメールアドレスを付与していましたが、パソコン配布は各校2台で、あとは職員が私用パソコンを持ち込んで接続していた状態でした。
それからウイルス感染・拡散が問題になったり、仕事に使用していた私用パソコンが盗難にあい情報流出事件になったりということが度々起こり、(新聞に書かれたことも何度か)……。
仕事に持ち込む私用パソコンへのウイルス対策ソフトについては、以前から市教委がライセンスを購入してくれていたのですが、H17年度に校長・教頭・事務職員へまず専用パソコンが配布され、H18・H19の2ヵ年で市内全教職員(約2000名)にパソコンが配布されました。
私もネット構築時に少し関わりがあったので、ウイルスのことや情報管理のことは担当者と何度も話しましたが、当然ながら担当者も市教委の幹部もそんなことは重々承知していて、だけど金がないんだよ、と。
全部をいっぺんに揃える予算を付けるのは無理だから多少問題を抱えても始めるしかない、ということになりました。どこの担当者も苦しいところでしょうね。
結果的にですが、事件が起こり、それが表面化したことは予算付けの追い風になったようです。
……やっぱりあれかなあ。誰かが勇気を出して感染してみるってのが早道なのかなあ(^^;)。
13日目は一転して「保険証」
今日妻に「カフェラテお願い」と頼んだら、彼女が買ってきたのはドトールでもスタバでもなく、マウントレーニアのだった。
「だって近ごろスカーレット・ヨハンソンが……」
ギャラがいくらだったか知らないけれど、少しでもペイできたかも(笑)