NHKの元エグゼクティブアナウンサー(なんだこの職名は)だった松本が、現役時代の思い出を語る。甲子園決勝における松坂のノーヒットノーラン、近鉄対ロッテで、ロッテ監督の有藤がふざけた抗議をしたものだから時間切れで近鉄が優勝を逃してしまった歴史的延長戦、イチローの200本安打達成の瞬間……それぞれのエピソードは面白いけれど、どうもこの人の考え方にはついていけない。
彼のアナウンサー哲学によれば
「ペルー、日本を破りました!」
がダメで
「日本、ペルーに敗れました」
でなければならない、とする根性がオレはダメ。ダメったらダメ。日本のスポーツ中継の偏狭さは、こんな哲学が影響しているんだと思う。野茂が切りひらき、イチローや松坂が続いているメジャーベースボールの多くを中継するNHKの“エグゼクティブ”がこんなレベルなのか……
西田善夫アナならそんなこと言わないと思う☆★