ナイツ漫才 一押し
PART1はこちら。
最大の理由は、なんといっても「食えない」だ。
・人口の流出
↓
・檀徒の減少
↓
・収入の減少
↓
・住職のなり手の減少
↓
・寺院消滅
↓
・さらなる人口流出
というサイクル。
このサイクルから必然的に導き出されるのが住職の兼務というわけだ。近隣の(だけでなく遠隔であっても)同じ宗派の寺をひとりの和尚が兼務すれば、少なくとも収入の面では助かるし、檀徒としても廃寺という最悪の結果は逃れうる。兼務万歳である。
しかしそれにも限界はある。
寺の維持に地域が持ちこたえられなくなるのは目前だし、なにより多くの住民が寺とのかかわりを面倒だと思っているかぎり、事態の好転は見込めない。
この書では慎重に排除されているけれど、新宗教との関係もあって日本の既存宗教が曲がり角(もっとはっきり言うと崖っぷち)にいることは確実だと一貫して告げている。
葬式仏教、と揶揄される現代の寺だけれど、葬式だけでもやれるだけましなのだ。はたして寺院がこれからどうなっていくのか、檀徒であるわたしにもさっぱりわからない。いったい、どうなるんだろう。
文字どおり縁起でもないお話なので動画はお笑い系。ナイツはここに来てまた進化してる!