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STAR WARSはまことに因果なシリーズで、熱狂的なファンが多いものだから彼らの心のなかにそれぞれ独自のSWがあり、相違すると思い切り批判される。たとえそれが創造主ジョージ・ルーカス本人の意向であっても。
自分の製作会社ごとルーカスがディズニーに(法外な値段で)SWのすべてを売り渡したのは、それに嫌気がさしたからだろう。
本来は9部作となるはずが、6作で終わってしまったことに、まあ仕方のないことかと思っていたけれど、エピソード7をつくるとなれば話は違う。おれはエピソード1のときに買ったアナキン・スカイウォーカー仕様の3Dメガネを後生大事に持ってるよ。こんな日のためにとっといたんだよ!期待を裏切らないでよ!
あ、わたしか迷惑な客って。
監督はおなじみJ.J.エイブラムス。小器用にまとめちゃうんじゃないかとの心配もある。でも脚本にはなんとこれまでの最高作「帝国の逆襲」や「レイダース」を書いたローレンス・カスダンまで起用している!(残念なことに彼はあの「ジェダイの帰還」も書いているけれど)期待と不安でそわそわ。
で、これまではFOXの製作で、北米との公開にタイムラグが生じたせいで評判だけが伝わることが多かった。第一作にいたっては、あろうことか一年も待たされたのである(マーチャンダイジングのためと当時の支社長はコメントしていたけれど、単に商売のセンスがなかったのだと思います)。
今回はディズニー。この会社はイベント映画を仕掛けるのが本当にうまいので、情報は完全に秘匿し、公開も全世界同時。興行成績はその効果もあってか新記録続出。やるもんだ。
全作品をリアルタイムで見ている長年のファンと言っても、さすがに初日にかけつける根性はない。でもああ早く観たい……がまんできずに行ってまいりました。以下次号。