ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

セミの抜け殻に思う

2022-08-14 20:29:31 | その他昆虫と話題

 過去に撮影したものと同じような絵は撮りたくない。できれば未だに撮影したことがない風景や昆虫の写真を撮りたい。そう思いながらこの8月も様々な計画を立てているが、何と先週末は新型コロナウイルスの濃厚接触者となり自宅待機。幸い感染は免れ4日目から会社に出勤。この週末は台風8号が関東直撃で大雨。前回の遠征から2週間が過ぎたが、どこにも撮影には出掛けることができていない。
 昨年の8月は、秋雨前線の停滞による長雨と大雨、新型コロナワクチンの副反応、倦怠感に腰痛、猛暑の疲れ・・・特に成果もなく「我慢の8月」「無念の8月」としてブログに綴っていたが、今年も半月が経過しても何の成果もない。「成果」とは、「成し遂げたことによって生じる良い結果。出来栄え」という意味で良い結果をもとめて行動した結果のことであるが、行動そのものができない週末続きである。
 残りの半月。目標を達成するために行動できるよう天候の良さを天に祈りつつ、この記事では、何も考えずに単に写すことを楽しんでいた10年ほど前に撮影したスナップ写真を掲載したいと思う。いづれもこの時期らしい、虫好きな子供が喜びそうな光景であるが、トップのセミの抜け殻は、スピリチュアル的に縁起の良いものとして知られている。
 セミは60%程度の確率で羽化に失敗すると言われており、無事に羽化した後の抜け殻は、生命の再生や進化のエネルギーに溢れた貴重なものとされ、さまざまな物事の進展や成功を連想させる縁起物であるという。羽化後に残る抜け殻は、いつまでも枝などにくっついていることから、粘り強い精神の象徴とも考えられている。更には、富を司る神様・弁財天様の使いとして知られる蛇の抜け殻と同じように、金運上昇の効果を持っているとも言われている。
 6~7年という長い期間(アメリカに生息する種では16年も)土の中で生活し、羽化後の寿命一週間という間で子孫を残すと言う目的達成のために懸命に生きる彼らに負けぬよう、計画と準備を怠らず、運も引き寄せて8月を終えたいと思う。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと拡大表示されます。

エゾハルゼミの抜け殻の写真

エゾハルゼミの抜け殻
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F3.5 1/125秒 ISO 800(撮影地:岩手県 2010.7.17)

ニイニイゼミの抜け殻の写真

ニイニイゼミの抜け殻
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/100秒 ISO 3200(撮影地:東京都 2011.7.16)

樹液に集まるカナブンとカブトムシの写真

樹液に集まるカナブンとカブトムシ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400(撮影地:埼玉県 2011.7.16)

樹液に集まるカナブンとカブトムシの写真

樹液に集まるカナブンとカブトムシ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 1600(撮影地:埼玉県 2011.7.17)

樹液に集まるオオムラサキの写真

樹液に集まるオオムラサキ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/160秒 ISO 200(撮影地:山梨県 2010.7.24)

樹液に集まるオオムラサキの写真

樹液に集まるオオムラサキ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/125秒 ISO 200(撮影地:山梨県 2010.7.24)

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