アカネ属、俗に言う「赤とんぼ」は、日本で22種見ることができるが、その内4種、タイリクアキアカネ(Sympetrum depressiusculum)、イソアカネ(マンシュウアカネ)(Sympetrum vulgatum imitans)、スナアカネ(Sympetrum fonscolombii)、オナガアカネ(Sympetrum cordulegaster)は、中国大陸等から飛来したもので、日本国内での繁殖は確認されていないため、日本に生息するアカネ属は、18種類になる。
北海道にしか生息していないエゾアカネとヒメリスアカネ(リスアカネの亜種)を除く16種について、本年も今シーズンの区切りとして、分類と撮影した写真をまとめた。
撮影したアカネ属の中でも、環境省RDBに記載がある絶滅危惧3種については、下記の和名に、その生態や撮影記を知るした記事へのリンクを貼ってあるので、参照いただきたい。
トンボ科アカネ属(Sympetrum属)
- アキアカネ(Sympetrum frequens)
- タイリクアカネ(Sympetrum striolatum imitoides)
- ナツアカネ(Sympetrum darwinianum)
- マユタテアカネ(Sympetrum eroticum)
- マイコアカネ(Sympetrum kunckeli)
- リスアカネ(Sympetrum risi)
- ヒメアカネ(Sympetrum parvulum)
- ミヤマアカネ(Sympetrum pedemontanum elatum)
- ノシメトンボ(Sympetrum infuscatum)
- コノシメトンボ(Sympetrum baccha matutinum)
- ネキトンボ(Sympetrum speciosum)
- キトンボ(Sympetrumcroceolum)
- オオキトンボ(Sympetrum uniforme)絶滅危惧ⅠB類
- ムツアカネ(Sympetrum danae)
- ナニワトンボ(Sympetrum gracile)絶滅危惧Ⅱ類
- マダラナニワトンボ(Sympetrum maculatum)絶滅危惧ⅠB類
- エゾアカネ(Sympetrum flaveolum) 未撮影
- ヒメリスアカネ(Sympetrum risi risi) 未撮影
アキアカネ(撮影地:富山県 2015.9.21)
タイリクアカネ(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)
ナツアカネ(撮影地:東京都あきる野市 2014.10.18)
マユタテアカネ(撮影地:東京都あきる野市 2010.10.10)
マイコアカネ(撮影地:栃木県真岡市 2010.10.11)
リスアカネ(撮影地:富山県氷見市 2015.9.20)
ヒメアカネ(撮影地:東京都あきる野市 2010.11.03)
ミヤマアカネ(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)
ノシメトンボ(撮影地:千葉県袖ヶ浦市 2014.10.11)
コノシメトンボ(撮影地:東京都町田市 2011.9.25)
ネキトンボ(撮影地:東京都八王子市 2010.09.18)
キトンボ(撮影地:埼玉県秩父郡 2010.10.23)
オオキトンボ(撮影地:兵庫県小野市 2013.11.02)
ムツアカネ(撮影地:長野県茅野市 2012.09.22)
ナニワトンボ(撮影地:兵庫県小野市 2013.09.14)
マダラナニワトンボ(撮影地:福島県会津若松市 2011.10.08)
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アカネ属には色々なトンボがいるのですね。
昆虫には詳しくないので
アカトンボがいると撮ってもアキアカネなんて書いてしまったりしていました。
丁寧に観察すれば違いが分かって来るのでしょうけれど・・・
かなり前に自然教育園で撮ったことのある「ノシメトンボ」がアカネ属だったことが分かり、勉強になりました。
一口に「赤とんぼ」と言っても、これだけの種類がいます。
あくまで分類上の種類ですが、皆、生態が違っており、絶滅危惧種もいます。
詩的な「赤とんぼ」が、いつまでも秋の風物詩であると良いのですが・・・