富士と天の川を撮るために河口湖へ。
写真撮影の遠征は、ちょうど1か月ぶり。何と単独行動は、昨年の10月20日以来である。前々回は、1月3日~4日に写友S氏と富士山へ「しぶんぎ座流星群」の撮影、前回は2月9日~10日に会社の仲間と富士山で霧氷を撮ったが、今回も富士山へ向かった。
念頭に掲げた「2019年の目標」の今月は「富士と天の川」。3月における夏の天の川は午前3時頃から昇ってくるが、この時間に月が邪魔をしない日は、9日と10日、16日と17日の4回。次は天気である。運良く、8日から晴天で9日にかけて快晴の予報。あとは場所になるが、昨年の3月には本栖湖において撮影し、記事「富士と天の川(本栖湖)」として既に掲載している。今回は、風が弱いとの予報であったため、夜明けの「逆さ富士」も期待して「河口湖」に向かった。
8日は、会社に午前中のみの出勤であったため、自宅を18時に出発。中央道談合坂SAで夕食(チャーシュー麺)をとり、河口湖畔にある「道の駅 かつやま」に20時半着。ここで仮眠をし、9日午前2時に起床。対岸にある撮影場所に車を走らせた。
気温マイナス1℃。久しぶりの寒さに震えるが、ここでの星空の撮影は楽である。車の前に三脚をセットし、カメラはタイマーレリーズで作動するため、車の中で待機していれば良い。ただし、ここで問題が・・・。対岸に灯りが多く、河口湖大橋のオレンジ色のライトも邪魔になる。更には、天の川が昇ってくる方向の空も明るい。さて、どうするか・・・今から精進湖か田貫湖へ移動するか・・・撮影者は、私以外誰もいない。この難しい場所で撮影に挑戦することこそ意味がある・・・と言うより、移動するのが面倒であったため、不安を抱きながら撮影を開始した。
午前3時から6時近くまで180カットを撮影。5時頃では肉眼でも天の川が見え、カメラのモニターでも写っているのが確認できたので一安心。夜明けを迎えると、素晴らしい「逆さ富士」。カメラマンも8人ほどに増えていた。
実は、この撮影場所は1月4日の早朝「しぶんぎ座流星群」を撮った後に立ち寄っており、夜明けの富士を撮影している。ただし、この時は弱い風で湖面が幾らか波立っていて、逆さ富士は見られなかったが、今回は見事であった。しかしながら、空は快晴で朝焼けはなく、主役の富士山だけ。強いて言えば脇役は湖面に映る富士だが、点景はない。岸辺の舟も入れてはみたが、人工物は撮らない入れない主義なので没。その結果、写真としては「作品」とは言えない。一期一会の光景ではあるが、「一期一会」は言い訳である。
12月に前立腺がんで全摘手術を行ったが、9日の午前8時半に術後の検査で採血があったため、現地を6時半に引き上げた。尚、検査結果は16日の午前中。PSA値が0であることを願うばかりである。
以下に、富士と天の川の写真とタイムラプス動画、夜明けの逆さ富士の写真を掲載する。天の川自体は、本栖湖の写真に比べて良く写っていないのが残念である。今年は、あと新潟県、長野県の三か所で星空撮影を予定している。様々な反省を踏まえて挑戦したいと思う。
タイムラプス動画は、過去に撮影したものと編集し、いつものようにBGMを付けて1分15秒にまとめた。今回のタイムラプスは一番最後に登場する。河口湖の湖面に星が映っているので
是非ご覧いただきたい。
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels(夜明けの逆さ富士は、1024*683 Pixels) で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
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