シリーズ:自演クラシック音楽4.~玉川大学管弦楽団
サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」
掲載するクラシック音楽が、段々とマニアックな曲になってきたが、自演のアーカイブも少なくなり、聞くに堪えないものばかりになりつつあるが、今回は、フランスのサン=サーンスが作曲した交響曲第3番「オルガン付き」。玉川大学管弦楽団の演奏で首席フルートは私である。
サン=サーンスと言えば、チェロが奏でる「白鳥」が有名で、クラシック好きでなくてもメロディーは聴いたことがあるのではないだろうか。サン=サーンスは、3つの交響曲を書いているが、最後の第3番は、副題に「オルガン付き」とあるようにパイプオルガンが用いられており、響きも荘厳で壮大だ。ブラームスやベートーヴェンのようなドイツ音楽とは違って、たいへん煌びやかな曲である。サン=サーンス自身、「この曲には、私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と言っている。
静かな出だしだが次第に盛り上がり、私的には「かっこいい!」と思う曲である。
写真も音楽も芸術である。写真は、「感動をもとに心に描いた絵を写真として表現した芸術作品」であり、
音楽は、「"音"(メロディー・ハーモニー・リズム)によって表現する芸術作品」である。「音」でしか伝えることができない。
それゆえ、首席フルートであった当時は、フランス風に柔らかく響かせるように吹くことにしていたことを思い出す。在学中に多くの曲を演奏したが、このサン=サーンス 交響曲第3番が一番良い出来ではなかったかと自己満足している。(実は、家内も同楽団でチェロを弾いており、この曲ではピアノを弾いていた。)
また本記事では、当日アンコール曲として演奏した「サムソンとデリラ」よりバッカナール も掲載した。是非とも、当時、一緒に奏でていた玉川大学管弦楽団OBは勿論のこと、現役の学生諸君にも聴いてほしい。
サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」(1985年10月6日 町田市民ホール ライブ録音/デジタルリマスター)
サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール(1985年10月6日 町田市民ホール ライブ録音/デジタルリマスター)
東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
お聞き下さり、ありがとうございます。
もともと交響曲にしては短い曲なのですが、
聴きどころを編集しましたら23分になってしまいました。
「かっこいい!」感じていただけて感謝です。
ソフトが入っていないのかわからないのですが
お聴きできないでいます。
ipadminiでも拝聴できないでいて残念です。
拙い演奏なのでお恥ずかしいのですが、
お聴きいただけないのは残念であります。
少し前に公開しました、第九やアルルの女、モルダウはいかがでしょうか?
同じYoutubeで公開しております。
このサン・サーンスは、曲の出だしからしばらくは、とても静かなのでボリュームを抑えていますと、
もしかしたら聞こえないかもしれません。