オオキイロトンボ Hydrobasileus croceus (Brauer, 1867)は、トンボ科(Family Libellulidae)オオキイロトンボ属(Genus Hydrobasileus)で、沖縄本島の他、渡嘉敷島、久米島、石垣島、西表島に分布する国内のトンボ科では最大種である。平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂する池沼や水田・水路に生息している。翅全体が黄橙色に着色しており、後翅の広角部に褐色の部分があり、サイズと独特の翅の模様で他種とは簡単に区別できる迫力あるトンボである。
オオキイロトンボは、昨年、トビイロヤンマを観察していた場所で見ていた。黄色い大きな連結したトンボが突然現れ、あっという間に飛び去った。後からオオキイロトンボのペアであることが分かったが、その時は二度と飛んでくることはなかった。今年は、是非とも写真に収めたいと思っており、ダム湖の周囲で小さな池と湿地になっている場所を探して行ってみることにした。二日間で朝方と午後に訪れ、二日間ともに目撃し、タンデム飛翔する様子や産卵する場面も観察できたが、なかなか近くには飛んできてくれず、遠くで飛び回るだけであった。写真は、すべて望遠マクロで撮影しトリミングしたものである。
オオキイロトンボは初撮影で、ブログ記事「昆虫リストと撮影機材」「蜻蛉目」で109種類目となる。
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