霧ヶ峰より天の川
先月、新潟県の星峠にて水面に映る天の川を寝坊して撮り損ねた(星峠より天の川)ので、今回は長野県に向かった。しかしながら、風が強く水鏡が期待できず、場所を変更して霧ヶ峰の富士見台から撮影することにした。富士見台からは、水面に映る天の川を撮ることは勿論できないが、名前のように「富士山」を入れることができる。
霧ヶ峰は、冬には霧氷の撮影で何回も訪れている場所。この時期の新緑も良いものである。萌黄色のカラマツに癒されながら、富士見台に19時に到着。残照で紅に染まる北アルプスと雲海。空には三日月。とても美しかったのだが、気温8℃。薄着で行ったので、寒さに耐えきれず撮影を断念。天の川の撮影に絞り、三日月が沈む22時まで車内で待機。21時半からセッティング開始。これまた残念なことに富士が雲で霞んで見えない。撮影中に一瞬でも見えることを期待して、22時から撮影開始。30秒おきに30秒の露光。90カットを撮影すると目の前に霧が立ち込めてきたので仕方なく終了。結局、富士山は写らず、天の川だけを撮った写真になってしまった。(条件が良ければ、写真1枚目に写っている左下の八ヶ岳、右下の南アルプスの間に富士山が見える。また、写真内の右上に明るく光る星は「木星」である。)
撮影後は、そのまま車中泊。翌朝の気温は何と2℃。そして濃霧。ビーナスライン、八ヶ岳エコーラインを通って帰路に就いた。
天の川や星空を綺麗に撮るには、月がない晴れた夜でなければならないが、撮影に行けるのが休日だけだから、チャンスは一ヶ月に一回あるかないかである。今回の写真も満足できる出来ではないので、またチャンスを待って挑戦しようと思う。
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