昨日に引き続き、
本願寺佐賀会館では、6のつく日。6,16,26日午後1時半より、常例法座が開かれています。
(どなたでもご自由に参詣ください
)
先日6日、組の仏教婦人会(各寺3名参加)で、午前中清掃奉仕をした後、午後からは常例法座にお参りさせていただきました。
ご講師は、伊万里K寺F布教使。83才と言われましたが、かくしゃくと、されておられます。
このF師は、学徒出陣で海軍に入隊され、レイテ沖の戦いの折り、志摩中将率いる重巡洋艦「足柄」に乗船されておられたそうです。
志摩中将が方向転換されたお蔭で、今、自分は生きているが、仲間の軍艦が目の前で炎上、沈んでゆくのを見た と、静かに語ってくださいました。
親鸞聖人の言葉(歎異抄)
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし」
「人はだれでも、しかるべき縁がはたらけば、どのような行いもするものである」歎異抄現代語訳より
を引用され、
原爆を作った人も、投下した人も、家庭にあっては、やさしい父であり、夫であったろう。まさか自分が、何万人と殺してしまうことになるとは、思いもしなかったはず。
海軍では、敵のアメリカ兵の遺体も日本兵と同じように、敬礼と共に水葬されたそうですが、そんなやさしい、同じ日本人が、虐殺を行ったと言われている・・・
その場、その縁によって、同じ人間でも行動、結果、評価が大きく異なりうる。
そういう主旨のことを伺いました。
あらためて、
人のことは、厳しく批判。自分を正当化したがる我々、凡夫でありますが、実に危うい「虚仮不実の身」であると自覚させていただきました。
また、戦後セイロンの代表が仏教(お釈迦様の言葉)
を引用され、
うらみは、うらみによって、静まらず
うらみは、うらみなきによって静まる
と、スピーチされ、世界各国が感銘を受けたこともご紹介いただきました。
しみじみ、ありがたいご法話でございました。
本願寺佐賀会館では、6のつく日。6,16,26日午後1時半より、常例法座が開かれています。


先日6日、組の仏教婦人会(各寺3名参加)で、午前中清掃奉仕をした後、午後からは常例法座にお参りさせていただきました。
ご講師は、伊万里K寺F布教使。83才と言われましたが、かくしゃくと、されておられます。
このF師は、学徒出陣で海軍に入隊され、レイテ沖の戦いの折り、志摩中将率いる重巡洋艦「足柄」に乗船されておられたそうです。
志摩中将が方向転換されたお蔭で、今、自分は生きているが、仲間の軍艦が目の前で炎上、沈んでゆくのを見た と、静かに語ってくださいました。
親鸞聖人の言葉(歎異抄)

「人はだれでも、しかるべき縁がはたらけば、どのような行いもするものである」歎異抄現代語訳より
を引用され、
原爆を作った人も、投下した人も、家庭にあっては、やさしい父であり、夫であったろう。まさか自分が、何万人と殺してしまうことになるとは、思いもしなかったはず。
海軍では、敵のアメリカ兵の遺体も日本兵と同じように、敬礼と共に水葬されたそうですが、そんなやさしい、同じ日本人が、虐殺を行ったと言われている・・・

そういう主旨のことを伺いました。
あらためて、
人のことは、厳しく批判。自分を正当化したがる我々、凡夫でありますが、実に危うい「虚仮不実の身」であると自覚させていただきました。
また、戦後セイロンの代表が仏教(お釈迦様の言葉)


うらみは、うらみなきによって静まる

と、スピーチされ、世界各国が感銘を受けたこともご紹介いただきました。
しみじみ、ありがたいご法話でございました。
