お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

師走に坊主走る その2

2007年12月15日 | 雑感
 昨日の続きです。

 私がお通夜を勤めた、翌日、

 住職は、ご葬儀前に火葬されるHさんの「出棺勤行」のため、職場に出勤前の早朝、慌ただしく葬儀場へ。
 「出棺勤行」の後、職場に直行のため、スーツ姿。従って、襦袢、足袋、白衣から法衣カバンに詰め込み、法衣かばんを大小2つ持参で出かけて行った。

 葬儀の時間は、職場を抜けて導師を勤め、即、また職場に戻る段取り。つまり、職場と葬儀場を2往復することになる。

 私、大荷物の住職を見送り、しばらくしてから、また、「あちゃ~  どうしよう」 

 そうです。小さい方の法衣かばんを私が昨晩、放置したまま・・・それを翌朝、夫が中身だけ入れ替えて持って行ってしまった・・・

 私は、法衣かばんの外ポケットに自分の携帯、手帳を入れたままだったんです。

 夫の携帯に連絡・・・むむむ、呼び出し音が寝室から聞こえてくる、ま、まさか 

 はい、夫は自分の携帯を忘れて出かけていました。

 私の携帯どころじゃない。あわてて、葬儀場に電話。「もう、出られました」の返事。

 「じゃあ、代わりに法衣かばんに入ったままの私の携帯を呼び出してみよう そうすれば、気づくかも・・・」と、自分の携帯を呼び出しかけて・・・

 ああ、マナーモードにしたままだったんだ 運転中の夫が気づくはずがない

 では、勤務先の夫の直通電話の留守電にでも入れておこうと、電話。これまた、留守電になっていない  全くもう・・・役立たず。

 ま、携帯がなくったって、命に別状ないし・・・と開き直る。

 結局、携帯を忘れたことに気づいた夫が、葬儀前に一旦帰宅したことで、お互い自分の携帯を取り戻しました。

 昼食をとる間もない夫は、頂き物のお菓子を頬張りながら、再び葬儀場へ出かけて行きました。

 三日参り(葬儀の後、お寺に遺族がお参りに来られる)は、私が勤めさせていただきました。 ふう・・・

コメント (2)
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