散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070117最近読んだ本

2007年01月17日 09時21分35秒 | 読書
「無法地帯」大倉崇裕
ジャンル的にはオタクハードボイルドとでも言うか。幻のプラモデルを探して、いろいろな集団の思惑が交錯。金持ちがその幻のプラモを買った日に作ってしまうのが笑える。一般的には箱のまま保存するのだ。

「消費セラピー」辛酸なめ子
ペンネームが嫌でこれまで接触しなかった人なのだが、微妙に感覚もあわないな。話は変わるが、私は芸名にアルファベットを使ったりしている人が、かなり感覚的なレベルで受け入れられない。

「白い兎が逃げる」有栖川有栖
ほどよく本格モノの味わいがする短編集。

「ダイニングメッセージ」愛川晶
すべての事件を事前に防ぐ、高校生美少女探偵。大人向けの童話であるな。

「殺しはエレキテル」芦辺拓
エレキテルから想像される平賀源内は登場しないが、なぜか非常に鬱屈した大塩平八郎が登場。大阪が舞台の捕物帖であるが、この作者、作風が多彩に過ぎて落ち着いて読めない。

「家守」歌野晶午
いずれも一ひねりが楽しい短編集。

「北海道近代美術館所蔵品図録Ⅰ、Ⅱ」
ほとんどカラーの図版がないことと、一律同じサイズで図版が載っているので、本当に良く分からない。コスト上やむを得ないか。

「コルドンブルーの青い空」宮脇樹理
ロンドンの料理学校に入門し、苦労してレストラン修行へ。とにかく自己主張の強い人が多いので、大変だ。