散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

まだ止まらない

2007年01月27日 22時10分06秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
江別で燗酒2本飲んだわけだが、帰り道の寒さでたちまちさめる。当初の予定通り、JRで札幌駅へ、地下鉄ですすきのへ移動。すすきののバー「N」へ。

幸い先客は2名と込んでいない。最初に真正面で目に付いたスロージンを使ったカクテルをお願いするとキッス・オブ・ファイアという恥ずかしい名前の真っ赤なカクテルが登場した。まあ、私は赤いカクテル望むところなのである。逆に「男はバーボンロック」的なこだわりの方がニガテである。

2杯目も「赤」で、と思いジャックローズを注文した。生のザクロがあるそうなので、それを使ってもらうことにした所、ザクロそのものをちょっと頂けることになった。中心にタネのある小さい実を歯でこそげるようにして食べると、何だか素朴な酸味がある。子供の頃に食べたグスベリをちょっとだけ思い出したな。

カクテルは先ほどのスロージンとは違った、深みのある赤に仕上がり、ザクロの酸味と風味も申し分ない。かなりアルコール度数の高いカクテルなのだが、それを感じさせない危険な味だ。

3杯目にスモーキーマティーニをジャパニーズウィスキーで作ってもらうことにした。「なかなか風味の強いのがなくて」というところを無理やり余市で作ってもらう。確かにアイラモルトでつくるのに比べてウィスキーの風味は弱い。だが味はジンにモルトが溶け込んでバランスの良い仕上がりになったと思う。「スモーキー」という名前であるのだが、モルトの風味は程ほどにした方が良いのかもしれない。

3杯目を飲んでいる途中、全く一緒に仕事をしたことがないのだが、会社の大先輩が「N」に来られた。私を発見した先輩から名を名乗られて挨拶され、いたって恐縮。先輩は余市20年、一緒に来られた奥様がバンブー、奥様のお母様がアレキサンダーを注文。あまりのカッコ良さにしびれた。

琴似に移動し、またカラオケ(歯止め外れてる?)。前回同様「ページを開いた所で1曲歌おう選手権」を開催するが、全く無理な場合はページ替えありというゆるいルールにしてみた。以下、歌った曲。

石川さゆり「津軽海峡冬景色」
谷村新司「いい日旅立ち」
大橋純子「シルエットロマンス」
ウルフルズ「バンザイ~好きでよかった」
SPEED「STEADY」
PUFFY「これが私の生きる道」
城みちる「イルカにのった少年」
甲斐バンド「裏切りの街角」
アニメ「V3アクション」
庄野真代「マスカレード」
世良正則「宿無し」
岸田智史「きみの朝」
クリスタルキング「大都会」
宇多田ひかる「Addicted to You」
特撮「ウルトラセブン」

うーむ、結構幅広いではないか。帰宅途中で塩ラーメン。本当に歯止めが外れている。

江別3

2007年01月27日 18時35分56秒 | 飲み歩き・北海道内
バスで野幌駅に戻る。本来は江別駅に行きたかったのだが、バス時間が変わってしまったようだ。マイナス5度の野幌駅からJRで江別駅へ。これまた一段と寒い。



江別駅前はこれまた寂しい風景である。



江別市の人口をご存じない方がいたら、調べてみて欲しい。この江別駅前より札幌寄りに居住エリアがシフトしているのだが、それにしても人口に比べてあまりな寂れようである。この寂しい江別市に来たのは、前回訪問時に発見したなかなか良い居酒屋があるからである。コミュニティセンターの図書室で時間をつぶしてから、居酒屋「A」へ。



多分、マイナス10度に迫る寒さであろう。店に入りすぐさま燗酒を注文。通しに鱈の三平汁が出てきた。何と言うありがたい通しだろうか。



馬刺しを注文しようと思ったところ、残念ながら本日品切れ。うーむ、前回食べたときに北海道ではナンバーワン馬刺しだと思って再訪を計画していたのだが…。気を取り直してホッキ貝刺身、潮サバ焼きを注文。海沿いではない江別だが、ホッキは新鮮。潮サバは炭火でいい具合に焼き上がり、味が凝縮した感じだ。

次にモツ煮を注文。モツはちょっと平凡な感じだったが、柔らかく煮込まれた野菜と、程よく温まった豆腐、そして汁の味が素晴らしく良い。



モツ煮が結構な量であったため、これまた残念なことにこの店の名物であるというラーメンにまでたどり着けなかった。馬刺しのこともあるし、また来るしかないな。

店内では常連のおっちゃんが「夕張」「相撲の八百長」「宮崎県知事」と全てを一刀両断。その後「逃亡者おりん」の女優さんが良いという話に。居酒屋談義はかくあるべしと言いたくなる語りっぷりだ(私は飲み屋で仕事の話をするのが嫌いなので、本気で褒めているのだ)。

さてこの店、かなり建物は古びているのだが、家族経営なのも印象が良いところである。しかし前回来たときに「これはうちで食べる晩御飯のおかずだから」と、ナポリタンとチカフライをサービスしてくれたおばあちゃんが姿を現していないのが残念であった。お元気であるならば良いのだが。

江別2

2007年01月27日 15時20分02秒 | ART
野幌駅前から乗ったバスの乗客が一人になり、人気の感じられないセラミックアートセンターへと到着した。センター前のバス停は相変わらず雪で曲がっている。



広大な駐車場には車が3台。一体、観覧者はいるのだろうか?



今日は「中国の至宝と小森忍の世界展」を見に来たのだ。



早速展示会場に入ると、私以外に3人の観覧者がいた。中国の焼きものは時代としては唐・北宋・南宋・明と幅広く9点。寄贈されたものであるため、あまり一貫性はないが、唐代の作品が見られるとは何ともありがたいことである。

「唐三彩弁口水柱」は茶と緑の釉薬で描かれた小さいワンポイント紋様が良い。明代の「七官青磁不遊環瓶」は青磁の釉薬の色合いがかなり良い。

同じ会場では小森忍作品も展示されている。この人は研究者としての性格も強かったようで、青磁・三彩・瀬戸・赤絵と多彩な作風である。中では「三彩毘沙門天立像」の力強さが目に付いた。

さて、このセンターには展望台がある。



といっても、周りに見るものはない(写真は何かの研究所らしい)。



図書室で時間をつぶしたりしつつ、帰りのバスを待つ。バスが来なければセンター前で私は死んでしまうかも知れない。

20070128追記
セラミックアートセンターは総工費22億円の素晴らしい建物なのだが、いかんせん地の利がない。夏は爽やかなのかも知れないが、冬の寒さは厳しい。館内のサロンも昨年閉鎖になった模様であった。いろいろなことを考えざるを得ない施設であるなあ。

江別1

2007年01月27日 14時17分53秒 | ART
本日は江別へ向かう。まずは野幌までJRで行く。前回江別に来たときも真冬だったのだが、今回も札幌よりは一段階レベルの高い寒さである。

時間調整のため駅から少し離れた所にある「江別市ガラス工芸館」へ。



江別はレンガの街として有名であるが、この工芸館もレンガ造りの洋館である。と思ったら、パンフを見ると「鉄筋コンクリート造り一部れんが造り」とある。もちろん改築はしてあると思っていたが、今となっては雰囲気だけかもしれないな。

外から見るとちょっと古めかしい建物であったが、もちろん内部はギャラリーとして整備されている。しかし無料で入館できるこの工芸館は、作品展示がされているものの、活気があるとは言いがたい状況である。





(著作権的にあれだろうか…、と思い画像処理してみた)

寂しい雰囲気を満喫し、野幌駅へ。バスで今回のメインテーマ、セラミックアートセンターへと向かう。

20070127ギャラリー巡り

2007年01月27日 13時29分34秒 | ART
本日のギャラリー巡りは近美→市民ギャラリー→道新→時計台→その後江別へ。

近美は「アイヌ紋様の美」を再見。市民ギャラリーでは大谷短大関連の制作展。平均的な技量というのは、やはり年を重ねた方が上がるものだなと思う。

今日は札幌市内はそこそこに、江別市へ足を伸ばした。

閉館せまる

2007年01月27日 12時07分23秒 | 食べ歩き
今年度末に取り壊しが迫っている札幌市民会館の食堂「G」へ。前回、美味しかったあつもり蕎麦を再度食べに来た。熱いツユに冷たい蕎麦をつけて食べるものなのだが、蕎麦ツユにかき揚げの油の力が加わり、パンチがあるのだ(蕎麦は期待しないこと)。

惜しいのは最後に油の加わったツユを飲みたいのだが、つけ汁だけに味が濃くて飲めない。この店では蕎麦湯も頼めそうにない。ちょっとだけ飲んで、終了。

食堂「G」は2月12日閉店、入口の所にある売店は1月末で閉店らしい。私はたまたま11時半頃に食堂に入ったのだが、その後、10人以上の列ができるほどの混雑になった(客さばきが悪いとも言うが)。