散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

一人で飲む(2)

2007年03月17日 22時58分30秒 | 飲み歩き・琴似界隈
まだ8時なのだが、このままの勢いで飲むとつぶれてしまう。当初からの予定通り琴似に移動。今日のドニチカ切符では地下鉄に7回乗ったので、十分元が取れた。

で、カラオケへ。入った部屋で洋楽専用の冊子があったので、珍しく洋楽で攻めてみよう。

"DREAM ON"AEROSMITH
"HELLO Mr.MONKEY"ARABESQUE
"SYAYIN' ALIVE"BEE GEES
"STRANGER"BILLY JOEL
"MORE THAN A FEELING"BOSTON
"HARD TO SAY I'M SORRY"CHICAGO
"WHITE ROOM"CREAM
"DO YOU REALLY WONT TO HURT ME"CALTURE CLUB
"I SHOT THE SHELIFF"ERIC CLAPTON
"WAITING FOR A GIRL LIKE YOU"FOREIGNER
"I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS"FOREIGNER
"SAVE A PRAYER"DURAN DURAN
"SEPARATE WAYS"JOURNEY
"STAIRWAY TO HEAVEN"LED ZEPPELIN
"ROXANNE"POLICE

以上、読みづらくて申し訳ない。

初めて歌ったのはカルチャークラブである。いまだにTV番組でオカマっぽい人が登場すると「カーマはカメレオン」という曲がかかるのがおかしい。手品のテーマ曲「オリーブの首飾り」、寿司屋のテーマ曲「スシ食いねェ!」と並ぶ3大テーマ曲だと思う。

飲み物は梅サワーとウィスキーロック。すっかり空腹になり、ラーメン「S」で岩海苔ラーメン。あっさりしていて良かったが、一日2回もラーメンを食べてはいかんなあ。

一人で飲む(1)

2007年03月17日 20時00分33秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は北24条で開催される定例会の日なのだが、行かないことにした。先週来、風邪を引いて鬱々としていたこともあり、一人で飲みに行きたいのだ。私はどうも他の人と酒を飲むと「100%は納得できなかった」と思うことが多く、この「定例会」は最もそういう思いをすることが少ない会なのだが、一人で気ままに飲むという欲望には勝てない。

1軒目は以前から気になっていた美唄焼鳥の店「F」へ。美唄・室蘭の2大焼鳥勢力が席巻する札幌であるが、この店も座敷などは全て予約が入っているようだ。カウンターには空きがあったが、こちらも6席中5席がすぐに埋まることになった。

飲み物にハーフ&ハーフと美唄焼鳥の基本「もつ3本、せい3本」を注文した。美唄の焼鳥はランダムにもつを刺した(従って3本とも違う部位で構成されている)ものと精肉部分の2種類からなることが多い。すぐに登場した焼鳥は結構なボリューム(5本づつにしなくて良かった)で、さっそくもつから食べる。



どこの部位だか良く分からないが(レバ、皮、腹玉は分かる)、噛みごたえ満点、ぎっしりとした肉の味と脂身の部分、塩気も程よい(コショウはちと強い)味。精肉の方は、やや硬い感じもするものの噛むと「これが鶏肉だ」という主張がある。

グラスで赤ワインを頼み、イチオシらしい味噌ホルモンのワイン煮を追加する。こちらは豚のもつをコッテリと煮込んだもの。途中でワインが無くなり、日本酒の燗を1合追加し、七味をかけつつ食べる。



焼鳥屋さんでは珍しく肉食ったなあという感覚で、次へ。一人飲みの寂しさは、多種のつまみを注文できないことであるなあ。まだ時間が早いので(夕方6時はまだかすかに空が明るい)、すすきのまで歩き、バー「N」へ。

1杯目はジャックローズ、2杯目はオールドパルと赤いカクテルを揃えてみた。「最近、旅行しましたか」とNさんに聞かれるものの、今年はまだあまりどこにも出かけていない(江別にちょっと行った位だ)。話を聞くと余市のニッカ蒸留所の試飲システムが変わったとのこと。小樽も良いが、余市にも行かなくてはならないが、余市に行くといろいろ買い込んでしまいとてもお金がかかるのである。

3杯目はトリニティⅡというアードベック、ラフロイグ、ボウモアを混ぜたヴァッテッドモルト。塩気、スモーキーさに加えて予想以上の意外な甘みが感じられる。度数は61度だが、ちょうどよいパンチ力である。熟成6年ながら手ごろにモルトの味わいを楽しめると言えよう。

さあ、まだ8時だ。

20070317ギャラリー巡り

2007年03月17日 16時10分16秒 | ART
今日は資料館→コンチネンタル→北武記念美術館→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→NHK→時計台→STV→たぴお→大同→富士フォトサロン→北大総合博物館→ユリイカ→HOKUSEN→さいとう→セントラルの16箇所(ふぅー、疲れた)。

資料館「ガガーリンとロシアの宇宙開発」。ガガーリン、テレシコワ、チトフ、子供の頃は胸をときめかせた人たちである。

北武記念絵画館「斎藤清展」。



夕張市美術館でも見た彼の展覧会、会場の北武記念絵画館は初めての訪問となる。うっかり準備した地図を忘れたのだが、記憶を頼りにたどり着いた。マンションの内壁をぶち抜いたような不思議な美術館、客は私一人とゆっくり見ることができた。3階はパリ・メキシコ・タヒチと洗練された風景で初めて見る味わいである。2階は会津地方など日本の原風景という感じで、こちらは夕張で見た感覚だな。作品数は多くはないが、何となく良い感じ。

市民ギャラリー「札幌美術展2007」。前半の「街の想い出」はおっとりした札幌の風景。落ち着く。後半「私の記憶」も基本的なトーンは変わらない。船越りえ「こどものにわ」は素晴らしい作品。水面に浮かぶ水玉模様、遠くに秘密基地のような幻想的な建物。振り返ると、久野志乃「2つのイメージ/海」「同/湖」こちらも懐かしい夏の季節を思い起こさせるような不思議な作品。

時計台ギャラリー「佐藤武展」。ずっと継続的に注目している作家であるが、25年にわたる作品を堪能。昔からテーマは変わらないが、キリコを思わせるような遠近法と影が目に付いた。近年の作品は、

 朝焼けの廃墟に立ち
 やせた影 歩ませれば
 さらさらとこの身体が
 くずれてしまいそう   
 (久保田早紀「25時」より)

という感じ。
(後でカラオケに行ったが、「25時」が無いではないか…)

ギャラリーたぴお「下町のコレクション展2」。これはオーナー竹田さんのコレクションなのかな? ギャラリー巡り王ヤナイさんがちょうど竹田さんと話をしていた。

北大総合博物館「北大千島研究の系譜」。



オホーツク、千島・樺太の自然の雄大さというのはじっくり見てみたいものである。写真はオットセイ、ラッコなどの海獣類の頭骨である。



HOKUSEN「metamoric animal展」。人間と動物が合体したような木彫造形。何となく洋風イメージの中、浴衣のイノシシ、着流しのライオンなどの和風テイストも面白い。

さいとう「石垣渉 水彩画の世界展」。スーパーリアルというのではなく、近くで見ると程よく省略された筆致なのだが、なぜか不思議ときらきら輝いて見える。色あいもステキ。

セントラル「大釜昭切り絵個展」。小樽・余市などの漁港風景はもちろんだが、小樽花園町の飲み屋街の切り絵がとても良い。近いうちに小樽に行かなくては。

学園前の食堂

2007年03月17日 12時19分28秒 | 食べ歩き


ギャラリー巡りの途中、北海学園前の定食「G」へ。何年も前に通りかかった時にもあったので、多分、ちゃんとした食堂なのだろうと予想して入ってみた。

ふーむ、学生街のせいか値段が安いなあ。その中で塩五目ラーメンを注文。野菜の他に写真では分かりにくいが海老、豚肉、ベビーホタテが入っている。味付けはコショウがきいたさっぱり味。



ホワイトボードを見ると広東麺がランチ500円のサービスらしい。こちらもぜひ食べてみたいな。


20070317最近読んだ本

2007年03月17日 08時29分40秒 | 読書
旧南茅部町で発見されていた中空土偶が国宝に指定されるらしい。大変な国宝好きの私としては、北海道内にひとつも国宝がないのを残念に思っていたが、やっとそれが解消される。

「砂の城の殺人」谷原秋桜子
今風に廃墟撮影や「○○○○○」(←書くと重要な部分を割ってしまう)やらてんこ盛り。もう少しシンプル化した方が良いと思う。

「宙の詩を君と謳おう」柴田よしき
最近こういうジュブナイルSFは貴重だなと思えるシリーズ。

「霊名イザヤ」愛川晶
偽キリスト教の教義にまきこまれ、良く分からないままに死に至る。非常な技巧というか、変な話というか微妙だ(再読)。

「お約束考現学」泉麻人
世の中のお約束に関するエッセイ。筆者得意の濃厚なこだわりもなく、あっさり。

「ほとばしる副作用」辛酸なめ子
この作者のエッセイは2冊目ながら、やはり合わないことを再確認。ナンシー関の方が親近感湧くなあ(北国育ちだから?)。

以下、図書館の3冊。
「ミステリ読書案内 ニッポン篇」ミステリ面白倶楽部
1996年出版ながら、新本格の第一世代はキチンと押さえてある案内書。一般的なミステリガイドとしては十分では。私は登場44人中、読んだことがないのが2人だけだからなあ。

「宇宙の果てをみると宇宙の始まりがみえる」坪内忠太
非常に平易に書いてあるので一見もりあがらないが、とても深遠なテーマである。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」齋藤孝
この「天才伝」シリーズは平易に書きすぎているせいか、ちっとも天才らしさが伝わってこないのが弱点だ。