散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070321ギャラリー巡り

2007年03月21日 15時03分24秒 | ART
今週末は小樽に行こうと思っているので、幸いにも祝日の今日、札幌のギャラリーを回っておく。近美→資料館→コンチネンタル→大通→光映堂→時計台→たぴお→東急→旧豊水小学校体育館アウ・クル→ユリイカ→さいとうの11箇所。

近美「ペルシャ文明展」。あまり人気が無いという噂を聞いていたが、展示場内はほぼずーっと人の列。2回目の来場なので、所々興味のあるところだけ見る。

資料館。珍しくオカリナの演奏会とJAZZフェスティバルという音モノがかぶっており、不協和音。JAZZの方(というよりゴスペラーズ見たいな感じ)を1曲だけ聴く。

コンチネンタルギャラリー「IKURI TANAKAうるし作品展」。漆塗り作品が床には置石のように配置され、天井からモビール状に下がるという面白い展示空間。その他には「せっけん」という作品が、実に石鹼っぽい形で「なるほど!」と手を打つ。

時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。今回は金沢、北陸から選抜された作家の作品も展示されており、普段目にしないためそちらに目が行く。
北本真隆:人間の腹部を描き、過剰な肉感が面白い。
大泉佳広:童話のカットを思わせるような、静寂感のある竜巻状の物体。

札幌の作家で気になったのは以下。
藤井康子:車の廃車場をドライにスーパーリアルな感じで描く。
佐藤仁敬:女子がブランコに乗っている。飛び出し方が迫力ありすぎ。
平野可奈子:版画の大作4枚。生命体のようなグニャグニャしたイメージ。
青木美歌:確か江別ガラス工芸館で作品を見た。暗幕で暗闇を作りライティングを考えているため、ガラス工芸館で見た時よりはるかに素晴らしい。

会場内を歩いているといつもブログ上でお世話になっているヤナイさんを発見。いつまでも一方的に見知っているのもどうかと思い、思い切って挨拶をすることにした。何しろ人見知りなものでグダグダ。「初めまして、…えー、ブログを拝見しています、…えー、SHです」。ハンドルネームで挨拶するのがこれほど恥ずかしいとは…。もちろん実名も名乗ったのだが、いい年こいて、何を照れているのかという振る舞いをしてしまった。

さいとうギャラリー「佐藤麻耶個展」。非常に完成度の高い写実的な画。好きなタイプの作品である。「前川アキ個展」、こちらは明確に何が書いてあるというわけでもないのだが(風景?)、何だかハッピーになる画でとても良い。

冒頭の写真は旧拓銀本店の解体工事。段々と工事が進んできた。

アイリッシュパブ

2007年03月21日 14時12分29秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
前々から行こうと思っていた札幌駅直結のアイリッシュパブ「O」へ。昼はランチメニューの看板が目立っていたが、もちろんパブなのだから飲むことができる。キルケニーの生ビールをハーフパイントで注文した。カウンター内のお姉さんがじっくり時間をかけてきれいにつがれたキルケニーが到着。泡をうまく残しつつ飲むと、甘みがあり美味しいビールだ。



ビールが半分位になった所で、アイリッシュウィスキーのミラーズというのを注文。ストレートでウィスキーを飲み、チェイサービールというわけだ(もはやアル中)。


→ウィスキーストレートはもう少し小さいグラスに入れて欲しかった…

アイルランドの焼酎と書かれてある「ポチーン」という酒と、やはりフィッシュ&チップスが気になるので、また行くことにしよう。

インドカレー

2007年03月21日 12時34分41秒 | 食べ歩き
今日の昼食は以前にも訪問した大通駅から直結のカレー「K」へ。今日はラムカレーと絶対ナンを食べよう(前回、ごはんがちょっと柔らかかったのだ)。今日のランチセットがラムコルマカレーであったので、それを注文。



早速来たのはナン(小2枚…写真は遠近感のせいで大きく見える)、ラムカレー、スイートヨーグルト、サラダ。写真を撮っている最中から、ナンの香ばしく温かい香が漂ってきてたまらない。早速、もっちりした生地をちぎり、カレーにつけて食べる。うん、期待通りの味だ。

スプーンでダイレクトにカレーを食べると、ラムの香とスパイスの風味のバランスが良く、やはりカレーに羊は合うと断言してしまいたい。黙々と食べすすみ、かなりのボリューム感に満足した。惜しかったのは、私の好みとしてはもう少し辛くてもよかったことだ。辛さ調節をお願いすることができるのだが、注文時にメニューに書いてあるのを見落としてしまったのである。また次回、ぜひ中辛で食べなければなるまい。



食後にコーヒーかチャイが選べるのだが、それはもちろんチャイを注文するべきだろう。マイルドで甘い紅茶でゆったりとくつろぐ。多分この店、平日は込んでいるのではないかと思うが、以前来た土曜日も今日(祝日)も空いており、落ち着けた。

20070321最近読んだ本

2007年03月21日 08時53分24秒 | 読書
「身も心も」栗本薫
遠い昔には推理小説だったこともある伊集院大介シリーズだが、今となっては「伊集院さんファンクラブ」の会誌同然。雰囲気はあれど要約してしまうと限りなく中身の薄い作品。

「QED龍馬暗殺」高田崇史
以前にも書いたが、私は龍馬がニガテなのではないが、龍馬に心酔している人がニガテなのである。だって妙に志が高そうなんだもの(高くても良いが、他人に同じことを要求しないで欲しい)。と、全然小説とは関係のない話になっているが、かように龍馬に興味がもてないのである。

「フリッカー式」佐藤友哉
面白くない。SFがかつて間違えて踏み込んだ方向(サイバーパンク?)へ進んでいるような気がする。

「新本格推理07」二階堂黎人編
素晴らしいトリックや着想。アマチュアの投稿なのでそれが十全に表現しきれないのは惜しい…。とは言え、変なプロより水準が高い所もある。

以下、図書館の3冊。
「札幌&近郊見て楽しむ散策ガイド」
私の散策コースは街中が希望なのである。そういう意味では参考になる新しいスポットは発見されなかった。

「読む海外旅行」山下マヌー、安西水丸
読みやすく楽しい旅物語。上手い。

「夕張破綻と再生」保母武彦他
夕張がこの状態になったのは国策変更とその後のフォローがなかったせい。夕張のために国と道は○○すべし、という論調。夕張が一人悪者(スケープゴート)にされるのも問題があるが、何でもかんでも保障せよという論調もどうだろうか(保障の範囲が”セーフティーネット”の範疇を超えていると思う)。道新の記事で「こんな場所でも故郷だから離れられない」という住人の談話が載っていたが、少なくとも街のコンパクトシティ化には取り組まざるを得ないのではないか。