散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070330最近読んだ本

2007年03月30日 20時14分31秒 | 読書
「びっくり先進国ドイツ」熊谷徹
やや日本人に近い性質を持っているのではないかと思っていたドイツ人であるが、この本を読む限り大違いである。この極端な個人主義は日本人とは全く相容れないものである。うっかり行かないようにしよう。

「強奪 箱根駅伝」安東能明
正月の箱根駅伝の放送をジャックする犯人の狙いは何か。狙いとスケールの大きさにはドキドキさせられるが、犯行の動機に冷める。魂が無い。

「大久保町の決闘」田中哲弥
面白くないとはとても言えないが、ストーリーも場面場面の進行もイージー。

「美術の森の散歩道」井出洋一郎
このくらい分かりやすく楽しい解説書があるとありがたい。本文中の企画「西洋絵画巨匠ベストテン」は楽しそうである。

「語り女たち」北村薫
さまざまな女性達がちょっと不思議な話を語りだす連作集。幻想風味が合わない。

以下、図書館の2冊。
「ニッポン人には日本が足りない」藤ジニー
旅館の女将をやっている作者からこのタイトルの通り言われてしまうと、普通の日本人は返す言葉が無い。

「酒飲みのための酒のはなし」千石涼太郎
北海道出身の作者はさすがにソイ、八角も取り上げてくれている。私の好きな魚(もちろん食べての話だ)を10個挙げてみようと思ったら、少々オーバーしてしまった(貝・甲殻類を除く)。

○鯖:私はしめ鯖が果てしなく好きだ。関鯖と同じ漁場で取れ、逆側にあがる岬鯖を食べたことがあるのだが、確かに旨い。
○鯛:さすがに魚の王者。といいつつ兜煮が一番好きだ。
○金目鯛:東京に行くと食べるアラ煮が大好きだ。
○ソイ:北海道の白身の王者はこっちだ。目の下もプリプリ。
○平目:さすがに平目は落とせない。本当の天然モノは別次元の味。
○フグ:わりと私はフグを食べる方で、これまで10回以上は食べているのだが、いまだに忘れがたい1回があるのだ。刺身も鍋も身の味が全然違うものがあるのだ。
○カワハギ:刺身+肝。肝を醤油に溶くのも旨い。
○カジカ:肝といえばこの魚も凄い。居酒屋で日本酒とカジカ肝煮が出てきて、気絶しそうだった。
○アンコウ:肝といえばこの魚も…。あん肝、肝をといたドブ汁、とも和えなどどれをとっても絶品だ。
○サメカレイ:平目より格落ちと思われるかもしれないが、しゃっきりした味は決して負けていない。
○コハダ:巻物で食べたのだが、透明感のある粋な味。
○メゴチ:天ぷらにしてこれほど力を発揮する魚があるだろうか。キスよりはかなり好き。
○鮭:鮭を馬鹿にする人は、本当に旨い鮭にあったときに絶句するに違いない。