散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ちょっと一杯

2007年03月31日 15時44分43秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
芸術の森美術館に行ったため、ちょっとくたびれてギャラリー巡りは失速。札幌駅の立ち飲み「C」で一杯。ビール、ハイボール、つまみに豚タンを取る。今日は開店したばかりの「C」には私以外の客がいなかった。

トップ写真はシリーズでお届けしている旧拓銀本店の取り壊しの様子。進んでいる。


20070331ギャラリー巡り(2)

2007年03月31日 15時40分55秒 | ART
大丸にて「魯山人の宇宙展」。



2000年の近美での「北大路魯山人展」を見た頃から展覧会を割と良く見るようになった。果たして今の私の目には、魯山人はどう見えるのであろうか。

様々な作風の中で、緑と青の釉薬がかかった「総織部大鉢」、深い緑色が垂れかかる「織部土瓶」、菊の模様の蓋がくどいが碗の品が良い「織部菊紋蓋付碗」など、私は織部が好きなようである。緑釉が好きなのは、確かに自覚があるなあ。

その他、青・白・仄かな赤で全体に薄紫に見える「白萩釉鉢」、素焼きに釉薬で葉っぱを描き、遊び心のある「この葉平向」、ひなびた蕪の絵付け(漆)が味のある「蕪絵乗益碗」などが気に入った。

私は陶芸展に行くと「料理を盛ること」が主たる観点になり、従って花器にはほとんど興味が無い。魯山人の作品には食器がかなり多いものの、どうも今ひとつ料理を盛るイメージが湧かない。それだけインパクトがあるという気もするし、主張が強すぎる気もする。最後の販売コーナーで「美味しんぼ」が売っていて、ちょっと笑う。確かに私も魯山人=海原雄山のイメージではある。

ユリイカ「竹津昇プロヴァンス・スケッチ銅版画展」。スケッチで街角の雰囲気が良く出ている。彩色も良いが、無彩の作品もまた良いなあ。

三越「アンドレ・ブラジリエ展」。



明るい色彩でおおらかな作風。深刻好きの私の好みとは合わないが、最小限の色彩で描く「ルーペーニュの夕べ」、何となくジャポニスム調の「アトリエ」など悪くは無い。「本当に現代フランス絵画を代表する画家なのか? アンドレ」と疑っていたのだが、ちゃんとした画家ではあると思った。

スパイシーで!

2007年03月31日 13時13分46秒 | 食べ歩き
芸術の森美術館から街中に戻り、この前来たばかりのカレー「K」へ。今日はスペシャルカレーというのを注文。カレーはランチに出す2種類から選択ということで、肉のカレー(と言いつつホタテカレーだ。多分ベジタリアンカレーでないと言うことなのだろう)にした。それにナンとライス、スパイスチキン、サラダ、チャイが付いている。

今日の注文をとる人は日本人で、うまい具合に「辛さどうしますか」と聞いてくれた。うっかり辛さのことを忘れていたのだが、この問いかけのおかげで「中辛で」と注文。店の厨房へは「スパイシー!」という注文が飛んだようだ。

登場したカレーには、上に赤い液体のようなものがかかっており、どうやらこのスパイスオイルで辛さを調節するのだろう。早速、ナンをちぎってカレーを食べた。うーむ、今日はなかなかに辛いぞ。

ナンとカレー、ライスとカレーを食べ進み、途中でスパイスチキンを食べる。これも最初はさほど辛くないと思えたが、食べている内にじわじわと辛味を感じる。カレーもチキンも辛い・旨いで、食べるスピードが加速し、何だか狂おしい感じになってきた。

最後にサラダを食べ、甘いチャイが到着してほっと一息。やはり私には中辛がちょうど良いようであった。なかなか満足したが、もう少し料理っぽいものも食べてみたい。また来よう。

20070331ギャラリー巡り(1)

2007年03月31日 12時03分09秒 | ART
今日のギャラリー巡りは芸森→大通→時計台→道新→大丸→ユリイカ→ARTスペース→さいとう→三越→アリアフランセーズの10箇所。出だしの芸術の森でてこずった。

午前中から、まだ雪深い芸術の森美術館へ。



これまできちんとディズニー映画を見たことがなく(展示を見るとどうやら「ファンタジア」はみているらしい)、ディズニーランドにもきっと行かない(楽しいのは分かっている)私であり、あまり期待していない展覧会が「ディズニーアート展」であった。

予想以上の人出にちょっと驚くが、今は春休みなのだな。展示室内に入ると、入口付近にゴチャっと人がかたまる出だしだ。前半はキャラクターのデッサン中心で、興味の無い私でも可愛いものではあると思う。

まあ、こういう展覧会だろうなあと思って進んで行ったが、背景画コーナーで気分が一変した。作者名もなく、アニメの背景だけ(その上にキャラクターのセル画を乗せる)が展示されている。それが細密と言うわけでもないのだが、十分なほど丁寧に書かれており、あるものは神秘的なムードを、またあるものは古き良きアメリカの雰囲気を出しているのだ。背景にこれだけ凝る気合の入れ方が、ディズニー映画の素晴らしさを醸しだしているのだろうと、十分に認識させられる展示であった。

また最後に「マン アンド ザ ムーン」というSF画もあり、これは来る価値十分ありと感心させられた。展示数も多く、展示順路も結構長いので、本当にちゃんと見ると時間が相当かかると思う。

【第2会場】


いつもの工芸館が第二会場になっているということで見に行ったが、こちらは撮影コーナーと、ディズニーキャラの塗り絵・工作コーナーのため、足早に街中へと戻る。

【撮影コーナー(念のためだが、知らない子供だ)】