散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

平日休んだ時こそ

2007年08月03日 21時05分24秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日はすすきの祭のため歩行者天国となり屋台も出ているが、さすがに5時前では客はまばら。今日は普段は行きにくい店へ行ってみようと、すすきのの「K」にやってきた。ここはとても人気店であり、以前1回だけ行った時には非常に込んでいた記憶がある。今日もきっと「この人たち何の仕事をしているんだろう・・・」と思われるような人たちが、開店と同時に集まるに違いない。



17時開店と共に店に入ったが、予想に反して他の客は誰も来ない。店の人4対客1という具合の悪い体勢になってしまった。まあ、良いか。蒸し暑い今日はまずビール。鳥モツ焼きを注文。ビールにはミニ麻婆豆腐がついている。

ビールをぐいぐい飲み、鳥モツを食べる。これは旨い! 砂肝は歯ごたえだけでなくしっかりとした味わいがするし、レバは絶妙の火の通り方でとろけるような食感である。ここは勘定がとても安く、酒を頼むと小さな通しが毎度付いてくることで人気なのであるが、それだけじゃないな。やっぱり食べ物が旨いのである。

酒(常温)に切り替えて、つくね、ポテトサラダを追加。酒についてくるのは冷奴。



酒+冷奴で270円が嬉しい。酒をもう1本(漬け物がついてきた)飲んで、ここは終了。



段々にぎわってきたすすきのを離れ、札幌駅へ。



札幌駅では久々に「KP」ホテルのバー「C」へ。お得なセットコースにし、つまみはアイナメの煮物(冷製)とハムカツのピザ風。

1杯目のカクテルは爽やかにジンフィズ。2杯目はギムレットにアロマティックビタースを入れたものを飲む。するとバーテンダーKさんが「こういうのもありますが」とエクストリームアブサントを出してくれた。アルコール度数70度で直接、大量に飲まないで下さいと毒薬マークのついた酒だ。

瓶の蓋についているスポイトで水にアブサンをたらす。うーむ、香りがとてつもなく良いが、物足りなくてさらに大量に追加して飲んだ。

4杯目は最近興味のアクアビットでとお願いした所、アクアビット+マラスキーノ+ライムのレッドバイキングというカクテル。アクアビットの風味にマラスキーノの甘み、ライムでスッキリという飲んだことのない味わい。

5杯目(飲み放題のため飲みすぎか?)はカルヴァドスベースのカクテルをお願いしてみた。先日、モナン(フランスのノンアルコールフレーバーシロップ)見学のためにフランスに行ったKさんが、カルヴァドス+モナン(バブルガム)+ライム? のカクテルを作ってくれたのだが、これがまた素晴らしい。



「このバブルガムというフレーバーは日本未発売なんです。ちょっとのらくろガムの味がするんですが」とKさん。確かにダイレクトに飲んでみると、あの安っぽいガム味(のらくろガムというのもあった)がするのだ。もちろんカクテルになると、安っぽい味ではなくて、ちょうどいい甘みになるのである。

と、そんなわけで今日もありがたくご馳走様。

20070803ギャラリー巡り

2007年08月03日 16時33分19秒 | ART
本日は珍しく平日のギャラリー巡り。大通→富士フォトサロン→大同→道銀→紀伊国屋→キャノン→STV北2条→道新→時計台→丸井→さいとう→スカイホール→三越→ARTスペース→ラルズ→ユリイカの16箇所。

■大通美術館「犬飼好清油彩画展」。夜明けの雰囲気はなかなか。

この建物には北海道文化財団という団体が入っており、ビル1階には安田侃の「相響」が展示されている。3階にも安田作品があるということなので、一度行ってみたかったのだが、土日祝はやっていないのである。ということで、平日の今日は良い機会だ。

3階に上がると、まずは安田侃の「妙夢」。札幌駅南口にあるやつの小型版である。それから資料室を見てみた。芸術全般に関するビデオ、雑誌、本などがそこそこの分量で並べられている。私は雑誌2冊と珍しい三岸黄太郎の画集を見た。しかし、ここって利用されにくいだろうなあ。

■大同ギャラリー「渡邉眞利個展」。アジア西域を思わせるロマンティックな画風。

■キャノンギャラリー「東京湾岸のねこたち」。こちらも平日でなくては行けないギャラリー。猫には興味が全くないが、東京湾岸の写真は面白いなあ。普通にイメージする「何とかブリッジ」や高層ビルの写真は少なく、漁村風であったり、単なる水辺の写真が多いのだ。

■STV北2条ビル「主記憶の断片化、弐」。展覧会タイトルは私の職業における専門用語なのだが、全く逆のアナログ感のある造形作品。

■時計台ギャラリー「朝地信介日本画展」。旧作展の方は、直線による建築物が多く、新作展では木の実(曲線)と建物をあわせているが、いずれも超現実的な感じ。全般的に建物(住居?)自身に加え、建物と地上をつなぐ線に主張があるような気がする。何の主張だか分からないが。

「駒澤千波展」。全般的な描写力はもちろんだが、作品をコンピュータに取り込んで、アニメ化(コマ落ちな動きだが)したのも面白いと思う。

「百野道子日本画展」。以前見たのもあるが、この人の女性像は存在感がある。

「北口さつき展」。桜を描いた屏風に圧倒される。パワフルな展覧会。

今回は「小倉恵一個展」も含め、全室とも面白かった。

■さいとうギャラリー「石垣渉水彩画グループ“蒼の会”展」。知人が出品しているのでとても楽しみに(不安も)していた展覧会。知人の名前が見つからずぐるっと一周。結局、一番入口付近に3点展示されていた。しかも、ああ良かった、とても上手いのである。私も絵画教室の展覧会って相当多く見ているから、何となく水準って分かるのだが、多分結構上位のレベルだと思う。その他の作品も見ていくと、何気ない小品なのに際立って光って見える作品が・・・講師の作品であった。

■スカイホール「高橋康夫絵画展」。荒々しい海と崖の風景が良い。

■アートスペース201「FIVE ENERGY2」。各室がそれぞれの世界を作り出している。3D写真が単純に楽しかった。

■ラルズ「ロシア絵画展」。ロシアも広い。シベリア、オホーツク、何となく小樽に似た風景(小樽を描いた特集コーナーもあり)、黒海などの保養地、様々な雰囲気が感じられる。有名な人も混じっているらしいが、誰一人知らない画家ばかり。こういうのも良いね(北海道画廊さん、ありがとう)。

蒸し暑いわ、雨は降るわ

2007年08月03日 13時00分23秒 | 食べ歩き
今日は台風の影響か、昼頃結構な量の雨が降ってきた。湿度もとにかく高い。昼食は札幌駅付近の「B」にて、チャン担麺というチャンポンの麺をつかった坦々麺というようなものを食べた。

太目の麺とスープの濃厚さ、辛味が良く合っていたが、量が少なかった。まあ、晩飯までの時間がそれ程ないから、良いか。

車の話

2007年08月03日 12時00分56秒 | Weblog


私は車の運転をしないのだが、免許証は持っている。久々に会社を休んで書き換えに行くことにした。手続き中の人は少なく、スムーズに進む。視力も落ちていないようで(眼鏡をしての話だが)、検査は楽々終了。

講習まで時間があるので、合間に大通美術館へ(別項)。

で、講習会。優良講習に来る人たちだけあって、講師の説明にいちいちうなずく人はいるし、細かいギャグにも反応が良い。私は所詮運転しないので、どうでも良い話なのだが、歩行者の立場としては参考になる所もあるな。



ということで、あっという間に書き換え終了。次回は平成24年だ。

***
こんな私にも正式に免許取得後、一度だけ運転した経験がある。18年前の話になるが、知人の車が故障し、どうしてもロープで牽引しなければならない状態になった。運転者を探したらしいのだが、誰とも連絡がつかない(当時、携帯電話というものが一般化されていなかったのだね)。そこで白羽の矢が立ったのが、免許取立ての私だったのである。

呼び出されて、ロープでつながれた車の前に立たされ、「じゃあ、こっちね」と私は前の車を運転することになった(後ろの方(故障した方)が難しいらしいが、本当か?)。緊張のあまり全く周囲が見えてないが(←いいのか)、よろよろと出発。しばらく運転して、多少の余裕が出てきたので、やっと初めてバックミラーを見た(←いいのか)私は愕然とした。引っ張っていた車が見当たらないのである。

散々苦労して道を逆戻りしたところ、そもそも故障のため車を止めていたガソリンスタンドから出たすぐの所でロープが切れたらしい。多分、気づかずに5分は運転していたかな。まあ、とにかくロープをかけなおし、何とか知人宅まで到着。たった一度の運転経験が”牽引”という、珍しい私なのであった。