散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

イノシシなど

2008年04月12日 21時39分33秒 | 食べ歩き
夕方になり、まずは食前酒。すすきののバー「C」へ。おっと、カウンター逆側の女性は、何度か見たことのあるカルヴァドスのソーダ割りに生オレンジを入れて飲むという、渋い人だ。

私はウィスキーソーダから。バックバーを見ていると、見慣れないボトルがあるなあ。余市20年は高いから次回にして・・・、もう一本はタムデューである。よし、今日はこれにしよう。派手さはないが、じわっと風味のするタムデューはいい感じだ。

3杯目はマティーニ。これでちょっとくらっとしつつ、二十四軒に移動。タンカレーと余市の安いのを買って、ビストロ「PE」へ。

ドイツの白ワインを飲むことにして、最初は生ハムとピクルスのアミューズ。続いて春らしい前菜。山菜と自家製ベーコンのキッシュ、パプリカと大葉のモルタデラソーセージ、春野菜のバーニャカウダ、春鰊とじゃがいものテリーヌの4点。春野菜の苦味がいい。春鰊とじゃがいもはそれぞれの味がして、なおかつ料理としての味付けも素晴らしいできだ。



次はいか墨のリゾットにタコを乗せたもの。リゾットはコクのある味で歯ごたえがまた絶妙だなあ・・・。タコからでるエキスの混ざるあたりがまた美味しい。



魚料理はこれも春らしい桜鯛のソテー。パリッと焼けた鯛はもちろん、野菜の味が溶け込んだあっさりソースが後を引く(パン注文しとけば良かった)。



最後にもち豚のローストポークサラダ仕立て。「今日はちょっとサプライズがありますよ」との事だったが、それは何かなと・・・。実はイノシシのソテーが2切れほど添えられていたのだ。あっさりしたポークを盛りだくさんの野菜と食べ、そしてイノシシ。おっと、ちょっと変わった風味がするが豚肉といわれれば気がつかないかもしれない。脂身がある程度入っているのだが、口中でさらさらと流れて行き、旨みが感じられる。


→手前のこんがりしたのがイノシシ。しかし写真がボケた。

大満足の夕食で、最後にカルヴァドスをゆっくり飲んで、料理を終えたシェフとRさんとマンガ雑談。Rさんは「マカロニほうれんそう」も「パタリロ」も知らんのね。若すぎるー。

20080412ギャラリー巡り

2008年04月12日 17時15分07秒 | ART
10日にたぴお、STV北2条の2箇所。
12日に時計台→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→大同→道新→さいとう→スカイホール→三越→アートスペース→北海道画廊の10箇所。

■ギャラリーたぴお「春への協奏曲」。上條千裕の作品が春めいた感じで心和む。

■STV北2条ビル「雪の果」。ホールに入ってすぐの左手にある細長い作品は色彩のグラデーションがいい。

■紀伊国屋「奥井理展」。失礼ながら「夭逝すると天才画家になるからなあ」と疑っていたのだが、十分作品として成立している。悩み全開でぶつけましたという感じだが、この年齢ならばそれでいい。むしろそうでなくてはいけないのだと思う。この先を見てみたかったと思わせる展覧会であった。

■富士フィルムフォトサロン「大高明写真展」。コロラドが舞台の素晴らしい風景写真で、奇岩・奇景の凄さはSF映画撮り放題。「水曜どうでしょう」でも登場したペトリファイドフォレスト国立公園の写真もあった。

■大同ギャラリー「森謙一個展」。久々に新鮮な驚きを感じた。札幌では久しぶりの展覧会らしく、私は過去に見た記憶がない。3階はデッサン、肖像画などの人物中心で、私は形をとらえるのが上手いと感じた。4階では奥の大作がやはり注目だろう。重厚な西欧古典風”嵐”からモネの睡蓮のような明るさへとつながる作品だ。こちらでは全体に波、空気、たゆたう水といった空気感がすばらしい。

■さいとうギャラリー「高畑宏治絵画展」。人物の顔が気球になってる不思議ムードの作品。誰にも近くない独自性を感じる。シンメトリックを意識しつつも、微妙にそこにズレがあるところが面白い。

急ぐ時はカレー

2008年04月12日 13時23分39秒 | 食べ歩き
今日は土曜日だが仕事の昼休みに時計台ギャラリーだけは行っておきたい。そんな慌しい時の昼食は、やはりカレーだ。大通のビル地下、カレー「I」へ。本日のカレー、チキンカレーにした。

後から来たおっちゃんが、カレースパを注文。そうなんだよ、それ無性に食べたくなるメニューなんだよね。ちょっと羨ましくなったが、自分のカレーに専念した。

20080412最近読んだ本

2008年04月12日 10時05分07秒 | 読書
「ゆめ? まぼろし? 幻想への招待」
北海道立近代美術館1986年の展覧会小冊子。マグリットと小川原脩はやっぱり好きだ。

「ライダー定食」東直己
奇想小説というジャンルに含まれるであろう短編集。落ちは読める。

「大いなる惑星」ジャック・ヴァンス
巨大惑星に不時着した人びとが6万キロ離れた地球直轄領までたどり着こうとする話。魅力ある設定ながら300ページ以下とあっさりぎみなのが良い(再読)。

「さすらいの食いしん坊3」
1980年の本。かなり郷土料理も紹介されていていいねえ。

「すぐわかる沖縄の美術」宮城篤正
結構沖縄には国宝があるのだね。

「鬼平犯科帳16」池波正太郎
再読。

「なんもかんも北海道だべさ」千石涼太郎
特に新知識はないが、根室の赤エスカ、オリエンタルライス、ビドックライスは食べてみたい。

「旅立つマリニア グインサーガ120」栗本薫
これにてタイス編がようやく終わりを継げたか。次はミロク教編なのかな? ところでミロク=弥勒だと、今回やっと気がついた。

缶ジュース夜話7

2008年04月12日 08時48分58秒 | Weblog
本日は中国系&流行モノの話。昨今の風潮では「中国のものなんて・・・」という話もあるだろうが、あくまでも中国系であって製造は日本国内だったのだろうと思う。

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「維力」
「維力スポーツ」
維力というおいしくない中国風味飲料があったのを記憶している方はいるだろうか。その維力がこっそりスポーツドリンクも作っていたのだ。もちろん味の傾向としては、同傾向になる。私が学生時代に、某スポーツ大会会場で無料配布されていたのだが、みんな一口飲んだところでこっそり洗面所で捨てていたというツワモノ。無くなったのも当然である。

「中国フルーツ飲料ライチ」
「中国フルーツ飲料さんざし」
「中国フルーツ飲料龍眼」
しかし中国風味といってもまずいジュースばかりではない。これは紙パックジュースであったけれども、なかなか美味しいものだった記憶がある。私はライチがもともとあまり好きではないのだが、さんざしの方は非常にお勧めの味(もちろん、とっくに売っていないのだが)。龍眼は木の実のような味とコーヒーの後味がする、不思議ドリンクで、これも悪くない。

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さて、次は流行モノだ。

「キリンレモンドライ」
キリンレモンには何の変哲もないジュースだが、一時期そのドライってのが出ていたのだ。もちろんアサヒスーパードライが登場した頃である。この頃は日本酒にも”ドライ”を売りにする商品があって、節操ないことこの上ない(でも、ビールにも吟生とかあったような気が。どっちの業界も情けない)。

「はちみつライチ」
一時、日本中ではちみつレモンが大ブームになったのだが、その時に関連商品として登場。いまや誰からも忘れ去られているのだろう。

※冒頭画像は沖縄の米でできた清涼飲料「ミキ」。噂には聞いていたのだが、ある伝手でようやく入手することができた。甘酒のような味なのだろうか。まだ飲んでいないので期待が高まっている。