散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

7周年と蟹

2008年04月26日 22時20分00秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は7周年を迎えるバー「N」へ。18時過ぎに行ったが、やっぱり先客が。1杯目は記念のシャンパンをおごられる。すいません、ただ酒飲みに来たみたいで。

2杯目はフレンチ68+シャルトリューズヴェール。前回の試作をへて、少々甘みを強めに、シャルトリューズも多めにしてもらった。そして一口…、よし、これで完成ではないだろうか。ほど良い甘さにシャルトリューズの風味、名前は勝手にフレンチ68ヴェールにしよう。

3杯目はフェルネブランカ+ジン+アニゼット+レモン+???のニガ酸っぱいカクテル。飲み易い。最後にローズバンク1990で締める。今日の通しは野菜スティックに鮭フレーク入りマヨネーズ。ちょっと目先が変わって旨かった。Nさんは私より若いので、私が飲めなくなるまで店を続けて欲しいと思う。



次は久々の居酒屋「TS」。私はすすきのでよく通う居酒屋というのがあまりない。ここはそれでも時々行く店だが、まあ年に1度かな。おっさん向けの居酒屋だが、大体何でもうまい気がする。

まずは鳥団子が通しで出て、燗酒を1本。しめ鯖、蟹甲羅詰め、山菜天ぷらを注文。しめ鯖はほど良くしまったいい酸味だ。身をほぐしてくれている蟹は食べるのが楽で良い。蟹味噌もそこそこあり、久しぶりの味を堪能。山菜天ぷらはありきたり表現だが、ほろ苦、春の味だな。







そして、最後に大物、鳥の新子焼き(写真ボケて掲載不可)。皮はパリッと、肉はジューシー(また定型表現だ)。何とも良い肉食ってるなーという満足感と共に今日は終了。

20080426ギャラリー巡り

2008年04月26日 17時58分45秒 | ART
本日は時計台→たぴお→大同→紀伊国屋→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→近代美術館→三岸好太郎美術館→札幌市資料館→ウェストフォー→道新→三越→アートスペースの13箇所。

■時計台ギャラリー「富田知子展」。塗り重ねた色彩の複雑さが良い。こういう場合は単純な形を描いてあるのがピッタリくる。

■大同ギャラリー「魅惑のオルゴール」。スカイホールでやっていたのと同じかな? オルゴールの機械部分をよく見てみたのだが、ピンが非常に細かくて精密なのね。ワンテーマ演奏が終わると、シリンダーが微妙にずれて違うメロディーが流れるというのも凄い。子供の頃自宅にあった安っぽいオルゴールしか知らないので、発見であった。

■市民ギャラリー「北翔展」。寄贈予定絵画ということで、展示されていた久守昭嘉の「築く」。なかなか立派な建物の画で、こういうのが街角にあると映えると思う。

■札幌市写真ライブラリー「札幌学院大学写真展」。さりげない”街”写真に好感。プロフィールに色々書いてあってつい読んでしまった。何人かが「印画紙の高さに驚く」と同じ事を書いてあった。いったいいくら位するのかな。



■北海道立近代美術館「北海道の水彩画」。水彩画は日本人の気質に合いすぎて、実験的な方向に発展しなかったのかもしれないなどと思う。

・平澤大「黒奴と黒猫」「春近し」「竹林」。これらの作品を見て、平澤の画力を見直す思いだ。特に「春近し」は黄色で何もない平野を描いて、なかなかの作品。
・繁野三郎「小樽港の午後」:高台から小樽港を見下ろす、のんびりとした作品。繁野の作品は全体的に好きだ。
・白江正夫「さいはて(道北)」:手前の廃屋からぐっと向こう側に家並みを描いた、北方の力強さのある作品。何となく善策張りでもある。
・宮川美樹「刻」:水辺の波の泡を描いた連作をいつも見るが、今回は枯草の上に溶けかかる雪を描いた作品があった。テーマは変われど宮川ワールドは変わらない。
・安田祐三「彼の領分」:岩間を流れる水とそこになぜか立つ白い犬を描いた、スーパーリアル作品。こういうのが好き。
・松本早苗「ひこうき雲」:ふるさと銀河線の遠くに列車、空にはひこうき雲。すっと寒く引き締まった冬の日の感じ。

さて、常設ギャラリーの方では「追想―片岡球子の世界」だ。あまり好みの画風ではないのだが、「凄いぜ球子!」と言わせるインパクトがある。

「枇杷」:下のほうの蝸牛がリアル度を増し、素直に見ることのできる作品。
「桜島の夜」:見る側の能力を軽々と超える作品。転がる石を生き物(人間)に見立てて描いたらしい。
「死火山(妙義山)」:巨大な山がダースベーダーVSガッツ星人のようにも見える。
「面構 浮世絵師歌川国芳と浮世絵研究家鈴木重三先生」:時空を超えた二人の出会いに、鈴木重三先生も驚いたのではないか。さらに背景には巨大な鯨の姿。お前は左門豊作か! 梶原一騎はこれを見たに違いないと思ったら、この作品が描かれたのが1988年。球子先生、「巨人の星」にインスパイアされたのですか?

新収蔵品展では北岡文雄の作品。没後、版画75点が寄贈されたらしい。今回は9点だが、徐々に見せて欲しいものである。

■三岸好太郎美術館「三岸好太郎の表現-色、形、そして感情」。どちらかというと今回は節子作品を楽しみにしてきた。三岸節子記念美術館の「蝶と蛾」(好太郎作品)は色彩が全然違っており、ぜひ見るべし。節子の「小さな町(アンダルシア)」は手前から地面、塀、赤屋根と白壁の家。画面の構成力と色彩感が見事である。

■札幌市資料館「キャンドルと切り絵のとまらない空想」。同一タイトルからそれぞれ空想を広げてできた作品を並べたもの。私は切り絵作品のほうに、シンパシーを感じる。一番共感したのが「野望」。予算や収納スペースを気にせず、豪快に本を買いたいというのは、確かに私も夢に見るなあ。

■三越「大黄金展」。道新にも載っていたすきやき鍋3700万円、120kgの金塊4億円。下らないものの方に目が行き、パンかご1000万円、ペンギンの家族175万円。笑いが止まらない。

三岸美術館のそばにちょっと驚くくらいの桜の木があった。普段の私は花を愛でる人ではない。






ゆとりの昼食

2008年04月26日 12時45分21秒 | 食べ歩き
今日は仕事が休みのため昼食時間にもゆとりがある。最近は時計台ギャラリーとギャラリーたぴおをまわって、昼飯食べて戻ることが多いのだ。



ビルの地下にあるカフェ「E」へ。カフェといってもかなり昔からある落ち着いた雰囲気の店だ。メニューはかなり色々あり、悩んだ結果「手作りコロッケと茸のカレー」というのにしてみた。

しばし待ってカレー到着。山状にもりつけたご飯がなんだか面白い。まずカレーを一口。続いてコロッケを一口。やっぱり私はルーカレーが落ち着く(スープカレーを食べたことがほとんどないけど)。それから揚げたてのコロッケは熱々で、ジャガイモの素朴な味がうまい。

福神漬けなどの薬味を乗せて、どんどん食べる。茸は火を入れると嵩が減ってしまうものだが、嬉しいくらいにたっぷり入っている。付け合せのサラダも食べて満足の味。



食後にはカフェなのでブレンドコーヒーを選択してみた。アイスクリームというのもあり、それを頼むと童心に帰れるかもしれない。