散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080907最近読んだ本

2008年09月07日 23時11分13秒 | 読書
■「消えた山高帽子」翔田寛
明治初期の日本を舞台にしたミステリー。あのワーグマンが探偵役というのも歴史上の人物としてはいい所をついたと思う。表題作がロマンティックでよろしい。

■「仲のいい死体」結城昌治
いやー、この動機はどうだろう。

■「Oton10」
今回は餃子特集。これで餃子が無性に食べたくなったのだ。しかし、餃子+ビール+ラーメンというのは私には苦しいのだ。素ラーメンを出すところ、無いかな。

■「芸術新潮1992年6月」
この号はムンク特集。札幌でも展覧会をやったのだが、残念ながら見ていない。ムンクのモデルって、いい女が多いんだよなあ(写真で見る限り)。

■「自由への旅立ち ペリーローダン351」エーヴェルス、ダールトン
ローダン追放から40年、愛を忘れた地球ではひたすら論理に従った暮らしが営まれている。さて、これからどうなることやら。

■「暗い海深い霧」高城高
昭和30年代の道東を舞台にした陰鬱なストーリー。

■「鬼平犯科帳24」池波正太郎
多分8回目の再読完了。

以下、図書館の2冊。
■「阪神大震災の教訓」山室寛之他
この時も震災というよりは手抜工事が原因となる人災の要素が強いという本。しかし、その後のマンション耐震偽装を見ると、何一つ反省も無く教訓は生かされなかったという結論に至る。

■「はじめての寿司教室」佐川芳枝
読みやすく、臨場感のある寿司教室物語。

そして多少の散策

2008年09月07日 17時02分25秒 | 写真館
山の手付近をぶらぶらと歩くと、まだ通りがかったことのない道というのも結構あるものだ。私はどこかに行く時に、さまざまなコースを取り、なるべく多くの道を通るようにしているのだ。

普通の住宅の窓から見えた看板。「魁!!男塾」の伝統行事のようだ(分からない人、スマン)。



いきなり話しかける自動販売機。勝手に顔認証を行い、大人かどうか判別するのだ。幸いなことに私は大人と判断された。何か「機械の分際でー!」と言いたくなる。


20080907ギャラリー巡り

2008年09月07日 14時48分51秒 | ART
本日は陰鬱な天気の中(天気予報に反し、雨は降らなかった)、宮の森美術館と彫刻美術館へ。



■宮の森美術館「粟津潔展」。会場に入るといきなり写真・ポスター・絵画、書のようなデザインのようなものと多彩な展示が広がる。正直な所、絵画は今ひとつピンとこない。ポスターが印刷というフィルタを経ているせいか、メッセージを内在しているせいか、ハッキリして分かり易い印象だ。



■彫刻美術館「北の彫刻展2008-心の中の自由な世界-」。私はいつもこのシーズンの彫刻美術館の展示(北の彫刻展or本郷新賞記念展)を見ると、夏も終わりだなあという感じがしてくる。気温はそれなりに高くて、美術館までの坂道を登っていくと、汗をかいたりするのではあるが。

さて今回、いわゆる彫刻展と思ってくると「違うじゃないか!」という人もいるだろうが、それはそれで良いのだ。面白い作品がそろったと思う。

川上勉「かくれた月を探す」。乾漆像の落ち着いた色彩もさることながら、この作品には男子たるもの目が行くよなあ(やらしい意味ではない)。背面の物体にうもれるように身を寄せる女性が大変可愛らしい。所々の小さな建物は何を意味するのか考えるのも面白いところだ。

佐々木秀明「雫を聞く2008」。以前ATTICで1時間以上見てしまった、水滴が水面に落ちるのとライティングをあわせた作品。ランダムな音と光のゆらぎが、気持ちを落ち着ける。希望としてはもう少しゆったりと見るために、良い椅子を置いてほしい。ところで水滴の元になっている氷をどうしているのか聞いてみたところ、1日3回学芸員の方が補充しているそうである。ややひんやりとした室内なので、氷がすぐに溶けずに持つようだ。

藤田真理「River」。タイトルを見ずに作品を見たが「これは時の流れを表す川だな」と思ったのである。デジタルの数字が配置されているが、数字が変わるわけではないのと、色合いが違うので宮島達男を想起させるということはない(←いや、少しはあるのか?)。数字をどう置いたのかが興味深く、私などは「偶数・奇数同士で近くに寄るのだろうか」「足して10になるペアが配置されているのでは」などと、規則性を見出そうとしてしまうのだ。



写真は阿地信美智の「使いものにならない領域 弐の弐」。美術館の前庭に展示してあるものだ。木製の紙飛行機(言葉の矛盾だ)ということであろうか。

やはり興味が薄かった

2008年09月07日 12時21分14秒 | 食べ歩き
宮の森美術館の近くは食事をする店があまりなくていつも困る。今日は豆腐専門店のランチメニューにしてみた。

最初に豆乳が出てくる。実は生まれて初めて飲むのだが、まあ、液体豆腐だな。多少、塩気か出汁の味を加えた方が食べ物としては美味しくなると思う。



そして、品数の多い定食。豆乳で温めた湯豆腐、鳥ササミ入りサラダ、豆腐の生春巻、湯葉と野菜の天ぷら、白和え、二種冷奴、漬け物、ご飯、お吸物、デザート(豆腐のプリン?)、コーヒー。



それぞれ淡白な味だが、ボリューム的には十分な量。湯豆腐の味が一番豆腐らしかった。温度が上がるので風味が分かりやすくなるのだろう。冷奴は出汁醤油で半分、残り半分をポン酢醤油で食べる。上にのっている炒ったじゃこも効果的だ。

それぞれ文句はないのだけれども、もう一つ喜びがこみ上げてこないんだよなあ。私もまだ枯れ度合いが足りないということなのであろう。