散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

タイの味再び

2008年09月14日 13時26分40秒 | 食べ歩き
大体毎週というか、飲みに行くと必ずやりすぎているのだが、昨日もちょいと飲みすぎた。気だるい体で琴似周辺の散策。2回目の訪問になるが、タイ料理の「S」に行く。

前回はレッドカレー、もちろん今回は鶏肉のグリーンカレーにしよう。最初にやけに辛いドレッシングのサラダ、次にトムヤムクン風スープ。辛さに酸味、独特の香辛料と普段来ないところをついてくる味わいに、胃が活性化してくる。

そしてグリーンカレー登場。ココナッツの風味が効いているのは同じだが、そのマイルドな口当たりの底から、辛さが湧いてくる。タイ米をカレーでひたひたにして、かき込むのが美味しい。

今日は最後にデザート、タピオカのココナッツミルクにして、優しい味で舌を落ち着かせた。しかし、何ともいえぬタイの風味、しばらく口中に良い味わいが残っていた。二日酔いも吹っ飛ぶ味だ。

※話は変わるが、9/20~10/19滝川市美術自然史館の「北門信用金庫コレクションによる北海道美術の潮流展」は絶対見に行かなくてはなるまい。

※琴似で立ち飲み屋さんができるらしい。しばらくしたら行ってみようと思う。

20080914最近読んだ本

2008年09月14日 07時14分06秒 | 読書
■「VOW20」
相変わらず他の追随を許さない境地。

■「宇宙飛行士ピルクス物語 上下」スタニスワフ・レム
人間を超えたものを冷静に見つめるという点でクラークを超える巨人レムである。今作はサイバネティクス、人工知能論に関してもアシモフに匹敵(アシモフは独特の茶目っ気がある)することを証明した作品である。「ピルクスの話」におけるただ通り過ぎていく圧倒的な異星の宇宙船の姿にシビレル!

■「気分は名探偵」我孫子武丸 他
犯人当てアンソロジー。「本格推理」というのを満たすための制約は多いが、それぞれにアイディアと雰囲気を楽しめるようになっている。

■「猫丸先輩の空論」倉知淳
確かに証明されたわけではない「空論」であるのだが、猫丸先輩の語り口に丸め込まれてしまう。これも上質な推理小説のひとつ。

■「居酒屋ほろ酔い考現学」橋本健二
東京下町の居酒屋ではビールがお金持ちの飲み物だったりした(今も?)。焼酎やハイボール(ウィスキーではない)の方が、酔うためには効率的だからである。その傾向も一時期は目立たなくなってきたと思っていたが、また新たに「発泡酒」という存在が生まれ、ビールはお金持ちの飲み物に変わってきたような気がする。

もちろん、最近の若い世代にはビールの濃厚さを好まない嗜好があるのも、マーケティング的には事実らしい。格差社会が居酒屋にも影を落としているというのも、何ともたまらない話だ。良い居酒屋は万人の味方であったはずなのに。

■「せせらぎの迷宮」青井夏海
子供の頃の葛藤と小さな罪。若干の懐かしさを感じないわけでもないが、子ども世界における狭い付き合いと、自分は自分と言い切れなかった自分のスケールの小ささが思い出されて嫌なものだ。

以下、図書館の1冊。
■「世界の珍飛行機図鑑」西村直紀
左右非対称飛行機とか、翼の先端の方が広がっている飛行機とか、もっと考えれば新たなアイディアが出そうな気もするのだが・・・。もうデザイン的には完成してしまっているのかなあ。