散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080927最近読んだ本

2008年09月27日 21時19分46秒 | 読書
最近、当ブログを見にくる人が増えたのかもしれない。

■「全国フシギ乗り物ツアー」二村高史、宮田幸治
保存鉄道、モノレール、ケーブルカーなど興味深い乗り物ばかり。私はなんといっても沖縄のゆいレールに乗ってみたい。

■「暁のファーストフライト」クリス・クレアモント
冥王星への任務の途中、宙賊(海賊の宇宙版)に襲われ、さらに異星人とのファーストコンタクトとてんこ盛りの出来事。楽天的で楽しくはある。

■「MORI LOG ACADEMY11」森博嗣
まあ、今回も特に変わらず。

以下、図書館の5冊。
■「B級グルメが地方を救う」田村秀
とてもよくいろいろな地方のグルメを説明している。私がパッとこの本に載っている以外で気がつくのは、帯広の「中華ちらし」くらいだ。巻末のB級グルメ検定を試してみたが、50問中34問正解で、2級にランクされた。

■「家計力」荻原博子
こういう細かいことを重要と思う人もいるのだろうが、どうにも興味がもてない。

■「シャンパン泡の科学」ジェラール・リジェ=ベレール
本当に科学的分析が主なので、もう一つ興味がもてない。

■「花火の本」冴木一馬
写真で花火の型を説明されるのも辛いところだ。

■「戦艦「大和」の博物館」小笠原臣也
軍国主義者では全くない私だが、大和はいいよねえ。男のロマンだねえ(時代遅れの所が)。ぜひ10分の1大和だけでなく、実サイズで艦橋を再現してほしい。そしてその艦橋で「ターゲットスコープオープン。電影クロスゲージ明度20」と言うのだ(←それは違うヤマトでは)。

焼鳥食べる

2008年09月27日 21時07分34秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
17時を過ぎ、先日行った立ち飲みやに行こうと思うったが、まだ開店していない。私の数少ないお店へのお願いというのは、公式に掲げている営業時間はぜひ守ってほしいということだ。

ちょっと残念な気持ちで西18丁目に移動。先日帰宅中に気になる店「T&P」を発見していたので、そこに行ってみる。何が気になるかというと、店前の看板に”今治焼き鳥”と書いてあるのだ。



最近のローカルフード発見ブームで、北海道の人であれば室蘭やきとり、美唄焼鳥あたりはご存知の人も多いだろう。その他の地域でも私が気になっているローカル焼き鳥といえば、東松山市、そしてこの今治市の焼き鳥である。

今治焼き鳥はこの中でも特徴的である。まず串に刺さっていないのだ。鶏肉(特に皮が代表的らしい)を鉄板の上で焼き、大きなコテのようなものでプレスして完成させるらしい。他エリアの人からすると「それは焼き鳥って言うのか?」という疑問が湧いてくることであろう。

ということで、黒生ビールを注文し、親皮・美唄鶏モツ・軟骨つくねの3品を選んでみた。果たして今治で美唄鳥モツと軟骨つくねが出ているのかは不明である。作り方は鉄板の上で鶏肉をいため(お好み焼きを焼くようなコテを使う)、しばらくしてから平たいプレス器で肉を押し付けているようだ。

特に皮からは大量の油が出てくるのを掃除しつつ焼いているので、ヘルシーな仕上がりになるのかもしれない。塩コショウはしっかり目につけている。

さて、3品の盛り合わせに特製ソース・ポン酢・マヨネーズのつけダレ部隊が添えられて登場である。つけあわせにキャベツも少々ついている。



まずは気になる親皮からだ。普通焼き鳥で皮といえば、ひな皮であるがこれは卵を産み終えた老鶏の皮らしい。肉も結構ついておりしっかりした歯ざわりで、油が落ちているせいかさっぱりしている。そのままでも味は十分ついているが、ソース、ポン酢をあわせてみるのも悪くない。

続いて鶏モツ。これはまあ、普通に鶏モツだな。それから薄い円形に引き延ばされたつくねも食べる。おお、これは思ったよりいけるな。つくねのジューシーさは感じられないが、おつまみ的で食べやすいのである。

この時間帯は一人で任されているという女性に聞いてみると、鉄板焼主体の店だが焼き鳥を出したいと思っていた。今治焼き鳥というのが鉄板で焼くということを知ったので、試してみることにしたそうなのだ。私の感想はなかなか独自の歯ざわりで焼きあがる美味しいものだが、本場の味なのかどうかは全然不明だなあという感じ。

黒生ビールを追加し、さらにコーヒー焼酎へ転じる。さて、鉄板焼の店だからなあ、たまにお好み焼きでも食べてみるかとブタ玉を注文。関西の人はお好み焼きで一杯というケースもあるのかもしれないが、北海道ではかなり珍しい感覚だと思う。

女性氏の手際を見ているうちに、ブタ玉が出来上がった。粉+卵+キャベツ+豚肉でこういう仕上がりになるというのは、粉もんマジックというか、ほど良い量で美味しく食べることができた。



琴似に移動し、バー「D」へ。1杯目はアレキサンダー・ゴードン・パロコルタドというシェリー酒。かなり複雑ながらキリッとした味わいで、これを寝酒にやると大人の気分になれるであろう。

2杯目はシェリー+ヘーゼルナッツのリキュール+バニラウォッカの甘め味。何かこれ自体が新しいシェリー酒であるかのようだ。3杯目はグレンダラン サマローリ。私には変わった香りがするなあ。

最後の4杯目はジン+カンパリ+何か。これにブランデースプレーで香りを追加したカクテルだ。ほど良い苦味といい香りを堪能。

今日はスタッフK君と音楽話。ロックの話をしている間は良かったが、歌謡曲の話になると世代の違いが歴然。庄野真代、八神純子、久保田早紀を知らないというんだものなあ。マスター(←私と同じ年)に報告して説教してもらおう。

20080927ギャラリー巡り

2008年09月27日 16時25分39秒 | ART
本日はさっしん→三越→道新→時計台→たぴお→大同→富士フィルムフォトサロン→札幌市写真ライブラリーの8箇所。平日もちょこちょこ行っていたので、少なめ。

■道新ギャラリー「山野辺進 スクリーンの感動を再現する絵画展」。昔懐かしい映画のポスター調イメージ絵画と言えば良いだろうか。私も見たことのある映画は幾つかあるが、さらにオールド世代向けか。懐かしさに涙する人もいるだろう。

■たぴお「高橋俊司個展」。ステープラーワークということで、4種類の写真(沼の写真)をステープラー(ホッチキス)をどんどんつなげてホッチキス止めしていく作品。私が見たときは全体として”鳥”(鳳凰とか不死鳥のイメージ?)のような形になっていた。

写真はハガキ半分のサイズ。あまり全体の形を考えずに作者自身が好きな”緑色”と気持ちの良い形を追求しているとのこと。ハガキを見せてもらったが、その色彩と作品として出来上がったものの色彩はかなり違って見える。

ちょうど本人がいろいろ語っている制作現場に来たので、面白い話が聞ける。「普通のホッチキスです。皆さんもやってみてください。疲れた時にドーパミンがでて気持ちよくなります」「ちょっとした発見ですが、ホッチキスの針が光っているでしょう。あれは針の上の面じゃなくて横が光って見えるんです。やっていて初めて気がつきました」、等など。

今後も現在の作品をベースにやっていく(ある程度つぶして移動し、それを元に新たな作品をつないでいくという構想)ことを話されていた。しかし大変一回性の強い作品である。「カメラをお持ちの方はどうぞ」と高橋さんのほうから言っていただいたこともあり、以下の写真を載せる。



■札幌市写真ライブラリー「想い出の札幌 街のアルバム2008」。ちょっと記憶にある写真が多かったのだが、札幌の昔を見ることのできる写真展。私が子供の頃の札幌の記憶といえば、友達と切手を買いに来て(←当時大ブーム)、狸小路の付近で道に迷ったことだなあ。あれは確か30年位前のことであろうか。

その頃は街並みなんて全然目に入っていないので、写真を見ても懐かしさというのは感じない。写真自体ももう少し古いものが多く、市電が走る風景や札幌の街並みが煤煙まみれ(暖房が石炭だったのかな)の風景は、隔世の感がある。

さまよえる昼食

2008年09月27日 13時04分08秒 | 食べ歩き
今日は大通にタイカレーを食べに行こうと思ったら、メモしていた店は既に無くなっている模様であった。途方にくれかけたが、西に少々移動して蕎麦屋「M」へ。

何となく入りにくい感じの店構えであったが、中は一人客も座りやすい雰囲気で、壁際のカウンター席に陣取ることにした。若干の二日酔いの今日は田舎蕎麦にしておこう。メニューを見る限り昼から酒OKのようだが、ちょっと今は飲む気がしない。

待つことしばし、田舎蕎麦がやってきた。それ程ゴツゴツした感じではないが、しっかりした太さがある。量も少ないということはないな。早速、蕎麦をツユに少しだけつけて食べる。うむ、しゃっきりとした感じでこれはなかなかの美味さだ。



しばらくして白髪ネギを投入。ネギ臭さがほとんどないので蕎麦の風味を壊さない。さらに山葵をつかう。これは生山葵のようで、香りがなかなかいい。

ということで、今日の体調にはほど良い量でもあり、大変美味かった。最後に蕎麦湯を飲み(これもほどよい濃さだ)、蕎麦饅頭をつまんでお茶を飲む。次回来る時は、絶対つまみを頼んで酒を飲もうと思う私であった。