散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080921最近読んだ本

2008年09月21日 23時32分57秒 | 読書
■「氷の華」天野節子
主人公が夫の不倫相手を毒殺? しかも警察の捜査に対してあっさりと犯行を認めてしまう。一体何故? と、ここまでは良いのだが、一体どういう結末にしたかったのだ。

主人公が犯行を認めたのは、当然・・・(種が割れるので書けない)。その目的は成功しているではないか・・・。「○○○○○」という言葉を知らないのか? と思って検索してみた所、さすがにドラマではその欠点が改善されている模様。はあ、やれやれ。作者不勉強!

■「書物愛蔵書票の世界」日本書票協会
図版にブルノフスキ、北岡文雄など豪華な顔ぶれ。ちょっとエロチックな図版が多いのも、大人の趣味であるよね。

■「女形」不知火京介
ミステリーとしてのできは程ほどだが、歌舞伎の深淵にすこーし迫っているだろうか。全然実態を知らないので評価できないが、良いとこ行ってると思う。

■「暁の密使」北森鴻
チベットの奥地へ仏教の経典を求めて旅する主人公。しかし世界各国の政府・民族がチベットへ手を伸ばし、大混乱の凄絶な事態に。

以下、図書館の3冊。
■「なぜ日本が太陽光発電で世界一になれたのか」NEDO
よく頑張っているとは思うものの、現在の基本コンセプトでは将来を託す電力にならないと思う。やっぱダイソン球でも作るか。

■「新原子炉お節介学入門」柴田俊一
京大の原子炉にまつわる話。実体験の裏づけがあり、理論だけではなく工学的なフィールドに踏み込んでいるので説得力がある。しかしちょっと話がくどい。誰か編集してあげればよかったのに。

■「英国にみる電力ビッグバン」圓浄加奈子
出版から11年、日本も電力自由化がなされたがその是非はどうだろうか。原油高でそれどころではなくなっているかも。

20080921ギャラリー巡り

2008年09月21日 15時09分31秒 | ART
20日(土)は体調不良で小樽に行こうと思っていたのを断念。市内ギャラリー巡りも出来なかった。今日は何とかぼちぼちと。三越→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース→丸井→テンポラリースペース→紀伊国屋→マリヤの9箇所。

■三越「三越美術特選会」。どうもいつも値段に目が行ってしまう展覧会である。今回はルノワール1億2600万円。絶対買わない方がいいと思う作品(買えない? かな?)。千住博も生きてるのに(失礼)高いよなあ。

■さいとうギャラリー「富樫はるか個展」。今ひとつ調子が悪いのに、ギャラリー巡りに出たのはこの展覧会のためである。作品の中には電線が多く描かれている(半数以上か)。「行き着く先」という作品では蔦が電線(らしきもの)にからんで伸びているが、電線の先はどうなっているのか、何かにつながっているというのがテーマの一つだろう。

「灯台のむこう」でも電線が描かれているが、一般的にはその先には海しかない。しかしこれもまた何かあるのかもしれないと想像するのだろう。昔の画では手紙(文)が遠くを思わせるアイテムだったが、今は電線なのだろうか。もしかすると携帯電話が取って代わるのかもしれないし、さすがに”ケイタイ”には荷が重過ぎるのかも知れない(←脈絡がない)。

■ivory「山田光造石刻画展」。石刻画って何じゃいと思っていたが、石に絵の具をつけて和紙に押し付けて描く画法とのこと。屏風状の作品で岩の上を鳳凰(火の鳥?)が駆け抜けていくような作品が一番良かった。

その他にも同じデザイン3作ながら、それぞれに色彩の違う梅を描いたものが良かった。3作の中では暗闇の中に浮かぶ梅の木を描いたものが、宇宙的な感じに見える。

■テンポラリースペース「新明史子展」。家族のいろいろな時代の写真を切り取り、モビールに仕立てた作品。何となく懐かしさや家族の歴史が感じられるのだが、全員作者の身内だけにあまりにもパーソナルな感じがしすぎる。

■マリヤクラフトギャラリー「川口英高作陶展」。陶芸、ガラス、金属工芸と多彩な出品。陶芸に使う”土”の入手が大変だということや、ガラスは材料がタダ同然など、いろいろと作るうえでの苦労話を聞かせてもらった。

さまよった

2008年09月21日 12時44分35秒 | 食べ歩き
北18条付近のスープカレーの店にタイカレーがあるらしいのだ。日曜日の昼過ぎに足を運んでみたが、人気店らしくやや混雑の模様。お店の人が「時間かかりますが!」というので、あっさりあきらめた。しかし、店内の座席が半分埋まっていないのにテンパっているのは問題ではないだろうか。

ギャラリー巡りの都合上、さっぽろ駅で降りる。うーん、日曜日だからどうすべきか・・・。あっさり中華の「K」にしてみた。この店、土曜定休だからたまの日曜日外出でないとこれないからな。



食べるものもあまり悩み無く中華ちらしとなった。味噌汁、沢庵付き。先日来の体調不良がおさまってくる味だ。



食べ終わって店を出ると、すぐそばに本田明二作の像があるのだ。写真は電線のおかげで台無しだ。