散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20120714最近読んだ本

2012年07月14日 23時48分05秒 | 読書
■「カーニバル 三輪の層」清涼院流水
再読。

■「カーニバル 四輪の牛」清涼院流水
再読。

■「札幌方面中央警察署南支署 誉れあれ」東直己
仲の良くない二つの警察署が舞台。死体を初めて見た時に気絶したことから、「キゼツ」のニックネームでからかわれる新人が南支署に入署。やがて本署の不祥事が明らかになってくる。

■「酒場めざして」大川渉
作者本人が町を歩いている最中は酒を飲まないというルールを決め、十分散歩してから酒場に行くという形式。うっかり昼食をとるために入った店が、食堂兼酒場で周りの人はほぼ飲んじゃっているというようなケースで苦しむのが面白い。

■「八月の魔法使い」石持浅海
お盆でたるんだ総務部&取締役会が舞台。未報告の事故報告書の存在が、突然それぞれの場で明らかになった。本当に事故はあったのか、労災逃れが行われているのか、突如事態は紛糾し出す。孤島や密室が舞台になることが多い推理小説の舞台をこんなところに設定しても緊迫感が出るという、作者のチャレンジが成功した作品だ。

以下、図書館の2冊。
■「昭和ちびっこ未来画報」初見健一
最初は明るい未来が描かれているが、だんだんと暗い方向へ。例えば、脳波をモニターし政府に反抗的な思想を持つと頭が爆発とか…。子供のころに暗い未来にビビった記憶がある。

■「闘う東北」朝日新聞東日本大震災取材班

やや無念な旅(5) 琴似復活

2012年07月14日 22時37分21秒 | 飲み歩き・琴似界隈
かなりガッカリしながら琴似に帰って来た。気を取り直して、今晩は久しぶりにあそこに行ってみるかと、二十四軒の居酒屋「A」へと足を運んでみた。幸い、店もあるし席もある。



ハイボールを注文し、通しは煮タコ。



まずは刺身かな、とマグロ中トロとホッキを注文。ホッキは非常に新鮮で、歯触りが良い。マグロはしっとりとした脂が溶けだしてくる。これは刺身を残しておいて、慌てて燗酒を注文しよう。



箸休めに漬け物盛り合わせ。大根2種にゴボウ、オクラとちょっと変わった味が楽しめる。



午前中に焼きそばを食べただけだったので、相当腹が減った。肉2連発は手羽先焼から。



そしてもち豚角煮ポテトソースだ。甘さ控えめの角煮に、少し甘めのポテトソースが良くあう。



続いてざる豆腐。これは一口食べた瞬間、味が違う。塩も良いが、かすかに醤油をつけると大豆同士の相性のせいか、これまた旨い。



締めに向かって北あかりのフライガーリックバター。ほど良い揚げ加減に、ほのかなガーリック。バランス良好だ。



最後は前回好評だった鯖押し寿司。ご飯の中にしそ、ゴマ等がしのばせてあり、また酸味が実にいいのだ。それからギュウギュウに押していない所も良い。これは定番の締めとしたいところだが、生中巻きというのもあったので、次回はそれを頼むかもしれないな。



相当精神的ショックが癒えてきたところで、バー「D」へ。カウンターはすいていたが、テーブル席が満席だ。1杯目はエル・テソロ・パラディソ・アネホというテキーラ。ブランデー的風味とスパイシーな味がする。



通しは枝豆のスープ。ちょっとイイね。



2杯目はミントジュレップ。ウィスキーが強力で、結構ガツンとくる。



そろそろフィニッシュで、最後はさっぱりテキーラギムレットにしてみた。



テキーラの香り、ライムの酸味とアガべのシロップが相まって、良い締めになった。



今日は結構涼しい一日だったが、さすがに7月。酒も飲んだことだし酔いざましをしながら、歩いて帰ることにしよう。

やや無念な旅(4) 恵庭悄然

2012年07月14日 17時55分13秒 | 旅日記
苫小牧駅で電車を待つ。どうやら10分くらい特急が遅れているようだ。私の乗りたい普通電車の改札ランプがつかぬままに待っていると、電光掲示板から案内が消えてしまった。しかも「まもなく発車します」のアナウンスがかかる。慌ててホームにでて電車に乗ったものの、JRはふざけてるな。結局、一度も改札の案内がないままに発車させやがった。遅れているのだから、当然客はホームで待っているのだろうというつもりなのだろうか?

ま、とにかく乗れたのだから、予定通りは予定通りだ。でも絶対乗れなかった人がいるような気もするのだが…。

30分ほどで恵庭に到着。真っ直ぐ、久々の店を目指す。しかし、しかしなのである。


→幟は隣の店のもので、ここは居酒屋だったのだ。

行きたかった店が閉店していたのだ! 眩しい日差しの中、しばし立ちすくんで、「店がうまくいかなかったのだろうか」等と不吉な想像が頭をよぎる。いやー、かなりの名店だったのだが(※)。

いかんともしがたく、足早に駅に戻り札幌へと向かう。恵庭駅には中村哲泰の「我まち恵庭」が展示されていた。



※後ほどネットで調べてみた。ほとんどネット上の情報がない店なのだが、1件だけ「移転するらしい」というコメントを発見した。もしそれが本当であれば、また移転先情報を探してみたい。行きやすい場所であれば、いずれまた訪問することにしよう。

やや無念な旅(3) 苫小牧名画

2012年07月14日 16時55分12秒 | ART
さて、本日のメインは苫小牧市美術館の「光から夢をたどって ~印象派からエコール・ド・パリまで~」なのである。



これはトヨタ自動車北海道株式会社創業20周年記念事業で、所有する絵画作品を無料で公開しちゃおうという太っ腹な企画なのである。会場入りし、オールカラー8ページの小冊子をもらう。これだって、ちょっとしたものだ。



コロー「木立の中の家」:小さく描かれている人の描き分けが丁寧だ。
ドービニー「河畔」:夕空のピンク色、池に浮かぶ鴨の行列と日本人好みの風景であろう。
セザンヌ「女性水浴図」:思いっきり男っぽい人もいるし、かなり大胆な画風。問題作だろう。

モーリス・ドニ「ヴェネツィア、サンジョルジュ・マジョーレの前のオレンジ売り」:緑の建物、ピンク色の街路、青い海とドニの色彩感が良く出た作品だ。
ブラック「グラスと果実」:黒でガラス皿とフルーツを描き、コップも左側は白、右側は黒とキュビスムの気配が感じられる作品。私の今回の一押しである。
キスリング「プロヴァンス風景」:木々に細かい筆の跡が残り、どちらかというと平坦に塗ったイメージのあるキスリング作品としては珍しいのではないか。

ユトリロ「田舎の教会」:建物、人びとの服、木々が珍しくカラフルに描かれている。

この他、いわゆる有名どころとしてはモネ、ルノワール、ピカソ、藤田、モディリアニ等。全体的に10~20号の作品が多く、「社長室に飾れる画」という感じかな。乱暴な作品は少なく、丁寧に描かれた佳品が多い印象だった。

電車の時間つぶしに近くの図書館へ。ここには非常に珍しいことに、サンガーデンが併設されているのだ。



時間があるので館内を見て回ると、遠藤ミマン「夕焼けと乗馬」が展示されていた。



ブックちゃんというシンボルキャラクターもいた。



よし、次は恵庭だ。

やや無念な旅(2) 札幌経由

2012年07月14日 14時30分15秒 | ART
予想より早く小樽を出たので、一度札幌に立ち寄ろう。

紀伊国屋書店で本を3冊購入。毎回ポイントを使うかどうか聞かれるのが鬱陶しい。

ギャラリーは急ぎ、大同→時計台→たぴおと回る。土曜日で終了してしまう2か所が見られたから、良いか。

今度は苫小牧行きの普通電車に乗り、読書&軽く飲酒。





この焼酎ハイボール、アルコール度数が7%と結構強めで、後まで尾を引いた。


やや無念な旅(1) 小樽愕然

2012年07月14日 11時17分03秒 | 食べ歩き
今日は一日散歩キップを活用して、2か所程行きたいところがある。まずは9時過ぎに小樽へ向かう。軽く古本屋を眺めて、まずは小樽市民ギャラリーへ。「かなた art circulation」という展覧会を見る。その後、美術は前回来た時と展示が変わらないのでパスして、文学館の券を購入して2階へ。

さて、今日の本題は「テレビゲームと文学展」なのである。と言いたいところだったが、開催されていない…。慌てて展示会場入口のちらしを見ると、開始日が変わっている…。前回入手したチラシが誤植だったのか、都合で開始日が変更されたのかは分からないが、どっちにせよ「やってない」のだ。

愕然として小樽駅方面へと戻る。腹が減って来たが11時前とあって、空いている店がなさそうだ。結局、長崎屋の地下、いつもの「D」へ行き、焼きそば並チャーシューを食べる。心なしかチャーシューも貧弱化しているように見えるが…





ぐじゃぐじゃ考えてもしょうがないので、札幌へと戻る。