散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20120722ギャラリー巡り

2012年07月22日 15時35分41秒 | ART
昨日はギャラリー巡りをさぼってしまったので、今日あらためて出動である。エッセ→大丸→スカイホール→資料館→三岸→近美の6か所。

■三岸好太郎美術館「三岸好太郎の世界 貝のまぼろし」。出品作はいつもと変わらず。弥永美術館より借用・寄贈、濱滋氏より寄贈された貝の標本が展示されていたところが、一工夫か。



「三人家族」:これだけ初見かも。母と女児と男児が描かれていると思ったら、その隣の結構似ている作品のタイトルが「二人の姉妹」。もしかしたら、こっちも姉妹なのかもしれない。

こんな感じで貝殻の展示が。



三岸作品に登場する貝の種類解説だ。結構、実物に即して描かれている模様。

 

ところで併設されている喫茶コーナー「きねずみ」が当分お休みになっていた。経費節減か、節電のためか。



座って無料のお茶を飲む。



なお、次回展の「<猫>が気になる。」では、長谷川潾次郎、熊谷守一、斎藤清、稲垣知雄、桂川寛等の猫関連作品が出品される模様。

■北海道立近代美術館「東山魁夷展」。怒られそうだが、正直そんなに興味がない人なのだ。だって、デパートで売っている版画を見ると、「絵はがきみたいだなあ」としか思えないんだもの。しかし、やはり優れた作品もあることが分かった(←今さら?)。

「南天」:朦朧とする前の作品。シャープにして上手い。
「残照」:山が連なっているのだが、どこまでも左右に展開しているので、かえって開放感がある。
「道」:ちょっとした斜め具合、急カーブで先が見えなくなるあたり、構図の計算が素晴らしい。

「秋翳」:非常に上手い抽象化度合いである。日本昔ばなしの山のようでもある。
「暮潮」:右上がりでグレーの海面。色彩・構図ともに申し分ない。
「白夜光」:暗緑色の森と白銀の湖。黒から緑への変化にさまざまな色彩が見える。

■北海道立近代美術館「これくしょん・ぎゃらりい」。ロビーでは「ふれるかたち」が開催。最初は「蓬春・英遠・球子-北海道が生んだ日本画の巨匠たち」からスタート。

山口蓬春「向日葵」「籠中春花」「紫陽花」:この3作は初見だと思う。
片岡球子「桜島の夜」:炎をあげる赤い山、叫ぶ人、倒れる人、石ころ。画面上大爆発である。
岩橋英遠「虹輪」3部作:3点そろいなので、宗教画のように見える。中心はブロッケン現象、左右には冷たく蒼い海と、ほんわかとした雲が描かれている。
岩橋英遠「彩雲」:やっぱりこれは傑作だ。雲と空の色彩といい、雲が切れ切れになって行く所といい、素晴らしい。



その他「アール・デコの理想郷-ガラスに見る古典と装飾の美」「壁の上の冒険-現代作家のレリーフ表現」をやっていた。

帰り道、駐車場閉鎖の案内があった。私は車に乗らないので、関係がない。可能な人は公共交通機関で来るべきである。車でないと移動が困難な人はどうしたものか。安易にタクシーを使えとも言いにくいしな。


代えがたいカレー

2012年07月22日 11時29分03秒 | 食べ歩き
本日はしばらく前から食べたいなあと、頭に浮かんでいた、狸小路のカレー「D」へ。狸小路のベンチで開店を17分程待ってしまった。

注文はいつものカシミール、ラム肉で。ご飯は大盛り(無料)にしてもらうが、それほど大盛りという訳でもない。今日は珍しくラッシー(食事時は100円)も注文してみた。

早速のカレー。何とも美味しそう。



少しずつご飯にかけて食べる。サラサラの液状カレーが、ご飯と混じるその旨さよ。今記事を書きながらも、味を想像するだけで舌の横がキュッとなってくる。もちろん酸っぱい訳ではなく、スパイス感をイメージするとそういう風になってしまうのだ。不思議なものである。

食べ進む途中で、少しだけ辛味スパイスを追加。さらにレモンをご飯に絞りかけると、これまた味が少し変化する。

食後にラッシーを飲むと、これがあまり甘くないさっぱり味。100円だったら注文した方が満足感があるなあ。


→写真はピントが合わなかった。