散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070120ギャラリー巡り

2007年01月20日 17時03分19秒 | ART
本日は、芸術の森美術館→4プラ→セントラル→さいとう→NHK→STV北2条→道新→時計台→大通→富士フォトサロン→大同→道銀→紀伊国屋の13箇所。





芸術の森美術館「ドラマティックコレクション」。道内の美術館のコレクション展。既に見ている作品が多い。強い印象を受けた作品の感想をシートやパソコンに残していくという企画をやっており、私は難波田龍起「不思議な国D」に対する感想を残しておいた。他の人の感想にも興味があったが、会期初日のため数が少ない。残念。

さいとうギャラリー「MITORAMA13」。やっぱり水戸さん(一応面識があるためさん付け。私の名前は知らないかもしれないが)の作品は個展で見るのが一番だと思う。会場全体がまさにミトラマワールド。色が華やかで見るものに迫るパワーは、何だか会場の気温が2~3度高まっている感あり。惑星や人工衛星を描いたものがあり、宇宙好きなのだろうか。ルチャドール(メキシコのプロレスラーのこと)を描いたものがあり、プロレス好きなのだろうか。とにかくエネルギー満載であった。

大同ギャラリー「New Point Vol.4」。こちらにも水戸さんの作品あり。他に鳴海伸一(こないだ個展を見た)、會田千夏、宮崎亨など面白い。宮崎亨の「使い道の分からない力」というのはテーマといい、画からにじみ出てくるやり場のない力の感じといい、説得力がある。

昭和24年

2007年01月20日 13時34分29秒 | 食べ歩き
ギャラリー巡りの途中、気になってみた店に入ってみた。喫茶「N」である。何が気になっていたかと言うと、ショーケースにある「昭和24年からの味」と言う宣伝文句のカツライスである。



サラダ、コーヒー付きのカツライスを早速食べる。カツはでき立てらしくなかなか。気になるのはかかっているソースの味であるが…。これはなんと形容したら良いのだろうかなあ。ケチャップが入っていることは間違いない。そしてちょっとしたトロミとコショウのピリッとした辛さ。そう、名古屋名物「あんかけスパ」のソースにそっくりなのである。

微妙に後を引く味、さすが昭和24年に考えられたソースである。しかしあんかけスパを知らない人に通じない説明であるかも知れない。

20070119最近読んだ本

2007年01月19日 09時32分02秒 | 読書
「亡霊は夜歩く」はやみねかおる
学園推理モノだが12年前の作品とは思えないフレッシュな感(道具立ては古くなっているとしても)。好作品である。

「EDGE2」とみなが貴和
よくある設定なのだが、探偵側がスゴイ美形とか人間じゃないとか超能力者だとか、少々うんざり気味であるな。それがある種の制約になり、作者の工夫が見て取れる場合楽しいのだが。

「THE Whisky World」
「個性派モルトの飲める店」ということで、私が時々うかがう琴似の「D」が紹介されていた。見開き2ページ、写真もカッコいい。私が行かないときだけお店が込んで繁盛しますように。

「夏休みは命がけ」とみなが貴和
高校生が暴力団とマフィアに追われつつ、同級生を探す。無理すぎて面白くない。

「アイアンサンライズ」チャールズ・ストロス
とある恒星が突然新星化し、惑星はもちろん消滅。近隣の星系にも衝撃波が迫るため緊急脱出が始まる。その中、滅んだ星系から復讐艦隊が飛び立ち、罪がない人まきぞいで相手方の壊滅を図る。壮大なSF。

「dancyu2月号」
今月は京都大特集。すっぽんの「大市」にとても行ってみたいと思っているのだが、無理だなあ。バー京都サンボアは割と入りやすそうな店なので、行くことにしよう。

「九十九十九」舞城王太郎
元々清涼院流水の書くキャラクター九十九十九を借りて書かれた作品。元の作品もメタ推理小説というか、流水大説というか、デタラメ(失礼)と言うかなのだが、更にエスカレートしたメタメタ推理小説。すなわちもう推理小説ではない。

ポールジロー

2007年01月18日 21時11分02秒 | 飲み歩き・琴似界隈
1月2日に行ってみた所、満席で断念した琴似のバー「D」に今年初めて行く。最初の一杯はメールでもお知らせのあった”あれ”を注文するしかない。”あれ”とはポールジロートレラール35年とその原料となるグレープジュースの組み合わせである。

ポールジロートレラールはビン不良(液ダレがあったらしいが、私の飲んだボトルは別に問題なかった)とのことで格安値段。35年もののブランデーがこの値段で飲めるとは…。もちろん、果実の風味が残りながら十分な深みのある味は素晴らしい。

そしてグレープジュース。ネット価格で1200円と言うのを見かけたが、蜂蜜のように甘く、しかしながら発泡しているために軽やかな味。またそれをブランデーとあわせると、2重3重の異なる味わいが生まれるのだ。

ちょっと興奮した所で、アードベッグコニッサーズチョイス1996へ。香はまさにアードベッグらしいのだが、実は口に含んだ瞬間「ちょっと弱い」かなとも思った。しかし口中で味わいを確かめると、じわじわと煙臭さ、塩味がしみ出てくる。

3杯目はこれがあっては注文するしかない、余市18年SMWS。ビンには「From Madeira to the Caribbean(マディラからカリブへ)」との良く分からないメモ。味はというと、余市独特の風味に加えて、時々お目にかかる濃厚な甘さを感じる。華やかさも加わったオールラウンドに強いという印象である。

ハードリカーばかりでちょっと疲れた舌に、最後はグラスホッパー。バーテンダーH氏にも「それは良いチョイスですね」と褒められた。ミントリキュールの味がモルトにも負けていない印象をもたらし、生クリームのまろやかさが舌を包み込んで落ち着かせてくれた。

20070117最近読んだ本

2007年01月17日 09時21分35秒 | 読書
「無法地帯」大倉崇裕
ジャンル的にはオタクハードボイルドとでも言うか。幻のプラモデルを探して、いろいろな集団の思惑が交錯。金持ちがその幻のプラモを買った日に作ってしまうのが笑える。一般的には箱のまま保存するのだ。

「消費セラピー」辛酸なめ子
ペンネームが嫌でこれまで接触しなかった人なのだが、微妙に感覚もあわないな。話は変わるが、私は芸名にアルファベットを使ったりしている人が、かなり感覚的なレベルで受け入れられない。

「白い兎が逃げる」有栖川有栖
ほどよく本格モノの味わいがする短編集。

「ダイニングメッセージ」愛川晶
すべての事件を事前に防ぐ、高校生美少女探偵。大人向けの童話であるな。

「殺しはエレキテル」芦辺拓
エレキテルから想像される平賀源内は登場しないが、なぜか非常に鬱屈した大塩平八郎が登場。大阪が舞台の捕物帖であるが、この作者、作風が多彩に過ぎて落ち着いて読めない。

「家守」歌野晶午
いずれも一ひねりが楽しい短編集。

「北海道近代美術館所蔵品図録Ⅰ、Ⅱ」
ほとんどカラーの図版がないことと、一律同じサイズで図版が載っているので、本当に良く分からない。コスト上やむを得ないか。

「コルドンブルーの青い空」宮脇樹理
ロンドンの料理学校に入門し、苦労してレストラン修行へ。とにかく自己主張の強い人が多いので、大変だ。

余市1986

2007年01月15日 23時59分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
昨年来の仕事の大目標が達成されたのだが、何だか敵失のせいもあり釈然としない。ため息と共に終わった打ち合わせの後、誰からともなく「行きますか」の声が上がった。

まずは札幌駅近くの居酒屋「U」へ。ビール(冷えすぎで味がしない)、燗酒、明鏡止水を飲む。明鏡止水は長野県の酒で、昨年松本に行った私はそれ以来長野県産の酒を頼むことが多い。

食べ物は刺身(マグロ、寒ブリ、ニシン)、イカ焼き、ホタルイカ沖漬け、鮭トバ味噌和えなど。マグロの刺身は感心しなかったが、ニシンは上々。もちろん、ニシンは状態がよくなければ刺身では食べられない。

2軒目はすすきののバー「N」へ。前回来たときはかなり泥酔状態だったのだが(今日飲んでいるK氏共々泥酔)、今日はシラフだ。せっかく良いことがあったのだからと自分に言い聞かせ、フレンチ75を注文。シャンパンを使うため、私は割と良いことがあったときに頼むカクテルである。

2杯目も景気良く余市1986 20年を注文。以前、飲んだときも思ったのだが、やはり原酒20年に比べると飲み易い。濃厚さが喉にしみずに味わうことができる。最後にこの店では久々のマティーニ。今日は王道な注文でしめることが出来た。

【その他の話題】
話題1:先週末、映画「パプリカ」を見たいと思っていたのだが、なんともう終わっているではないか…。残念。

話題2:今年は年賀状枚数が少ないため(喪中)何も当たらなかった。

話題3:先日、北大総合博物館で見てきた「ムラージュ展」のことが北海道新聞(1/14)に出ていた。展示整備のため一旦公開を中止し、2月に再開するらしい。ムラージュとは皮膚病の医学用模型なのだが、非常にリアルで気分が悪くなること請け合いである。興味のある方はぜひ。

20070114最近読んだ本

2007年01月14日 11時54分01秒 | 読書
「崖の館」佐々木丸美
30年前に「館モノ」を書いた新しさを買うが、語り手の女子高校生が幼稚すぎる(実は叙述トリックかとずっと勘ぐっていた)。甘ーい詩でも書いていそうだな。

「ちゃらんぽらん男居酒屋をつくる」田中秀嗣
脱サラして夫婦で居酒屋を立ち上げる話。とても出来ない(再読)。

「太陽起爆装置 ペリーローダン331」クナイフェル、ヴルチェク
ついにラール人との全面対決へ。しかし、当面太陽系ごと異なる時間平面へと退避するのだ。

「地図の遊び方」今尾恵介
バランスよく地図や地名の楽しさが分かる(再読)。

「アーティストジャパン 葛飾北斎」
第1回配本で半額なので購入してみたが、ちょっと内容薄いなあ。まあ東博の「北斎展」図録を持っているのだからしょうがないか。

「大いなる遺産 美の伝統展」図録
再読。

「何をかいわんや」ナンシー関
10~15年前のタレント評は今読むには少々苦しいが、表紙カットは白木みのるである。なんだかスゴイ。

「トコトンやさしい音の本」戸井武司
このシリーズは、一通り分かるが「だから何?」という感じがするのも否定できない。もう少しテーマを掘り下げた本を読まないとだめかな。


今年初の「C」

2007年01月13日 18時45分00秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今年初のすすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ。本日はカウンター逆サイドに大人な感じの女性がカルバドスソーダ割り+カットオレンジを飲みながら、葉巻をくゆらしている。いやー、いるんですなこういう方。

次に来た客は元気なオジサンだが、給食センターの事務をやっているということで、その話がなかなか面白かった。2杯目マティーニ、3杯目サイドカー。今年もよろしくと言う感じだ。

20070113ギャラリー巡り

2007年01月13日 16時32分08秒 | ART
本日は札幌市写真ライブラリー→北大総合博物館→紀伊国屋→富士フォトサロン→大同→道新→時計台→さいとう→セントラル→札幌アリアンス・フランセーズ・ギャラリーの10ヶ所。

北大総合博物館「知床の自然環境と人びと」。オホーツク文化圏の展示はいつも興味深い。それから「ムラージュ展」と言うのをやっている。一見して工芸品の展示にも見えるようなタイトルだが、実は医学用の皮膚病見本展示なのである。

【フラッシュ写り込んでしまった】


写真は一番おとなしい見本で、もっとスゴイのが沢山ある。昼食直後のため、ちょっと具合が悪くなる。

時計台ギャラリーは3階の「にかわえ展」「野口裕司展」が面白かった。にかわえ展は朝地信介の作品が一番かな。セントラル「みなもの会新春日本画展」。もちろん他に沢山上手い人はいるのだが、高校生の作品のできにビックリ。

札幌アリアンス・フランセーズ・ギャラリーで「絵画の場合」。具象の新世紀展でも気になった小林麻美の作品が一番好き。ギャラリーの中に来場者が好きなように1本の線を引くと言うコーナーがあるので、試してみた。自分のを描いてから、他の人のを見るとあまりの違いに驚く。



閉店50

2007年01月13日 14時39分48秒 | 写真館
札幌駅パセオにあった食堂街の一角がすべて閉店。このまま消滅なのだろうか。私は昼から飲める「T」を結構好んでいたのだ。椅子はあるのだが、「駅の立ち飲み」と言う風情を最もよく体現していたと思う。もう一軒、「I」と言う蕎麦屋では昼過ぎから飲み物とつまみのセットをやっており、中でもザンギが美味しいのであった。ちょっと寂しいなあ。

学食

2007年01月13日 13時18分20秒 | 食べ歩き
北大の総合博物館に立ち寄る途中、クラーク会館の学食へ。年に1~2回は学食に来てしまうなあ。

今日は鶏竜田丼と海藻サラダにした。竜田揚げは出来立てではないのだが、甘辛ダレの味付けがまあまあ。海藻サラダよりサラダバイキング(グラム売り)にした方が良かったかもしれない。

手品

2007年01月11日 23時14分19秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は一緒に仕事をしている人との飲み会。狸小路の居酒屋へ。

飲み物はビール、白ワイン、日本酒。
食べ物は刺身、柔らか豚頬煮込み、串揚げ、ジャガイモをマッシュ焼き+塩辛。全般的に量が少ない。ビールも値段から考えるとグラスが小さいなあ。

2軒目は先輩の紹介でスナックへ。酒はウィスキー水割りだが、ニッカのオールモルトを使っていたからまあ良いかな。それよりも自家製のコーヒー焼酎が美味かった。ちゃんとしたコーヒー豆を売っている所で買って焼酎に漬け込むらしい。甘さがなく、焼酎臭さがコーヒーフレーバーでうまい具合に消えている。それからお通しにお雑煮。もち焼きたてで、汁のやや甘辛い味が飲んだところにピッタリ。

で、本題に入るが、この店は「手品」をしてくれるのである。私の1万円を提供すると、まずボールペンを挿されて、左右に動かすのだが、札は破れていない。さらに札をプラスチックの箱に入れられてしまい、「はい!」と渡されるが、もう開かないのだ。

さらにスポンジの人形が増えたり、フィルムケースの上にゴムを乗せ、そこに1円玉を乗せて押し込むと通過したり…、目の前で見ても全然タネは分からん。幸いなことに私の1万円札は同席した人が偶然箱を開けて回収してくれた。私はスナックの存在意義に疑問を持つものであるが、この店は楽しいなあ。ショーチャージ見たいのも取らないし、また先輩と飲みに行く機会があったら来てみよう。

そろそろ解散だが、手品に夢中になり飲み足りない。バーに行こうと思ったが、混雑しており断念。よせば良いのにラーメンを食べて帰宅。

20070110最近読んだ本

2007年01月10日 22時15分21秒 | 読書
「AVANTI COCKTAIL BOOK」TOKYO FM BOOKS
土曜日、FM番組でやっていた多分架空のバーの話を下敷きにしたカクテルブック。といってもカクテルのレシピが載っているだけではなく、いろいろな面白い話も書かれている。ラルズの古書市で2500円→1000円で購入したので、良かった。

以下、図書館の6冊。
「遺跡の謎旅」マガジントップ編
なかなか面白いのだが、行きにくい所にばっかりあるのだ。科学関係の本を一通り読んだら、次は歴史かな?

「なぜ韓国人はすぐケンカ腰になるか」崔俊植
私は国民全体や性別を一つの切り口だけで切る本を滅多に読まないが、珍しく借りてしまった。儒教をベースにした韓国の人の特徴はいろいろあるのだが、日本も決して褒められるほどのものでもない訳だし。

「全国鉄道おもしろ雑学事典」川島令三
JR北海道の列車車両一つとっても大変な事情があるのだな。

「北を飛ぶ」朝日新聞北海道支社報道部編
北海道の上空から自然・建造物などを撮った写真集。時にもう芸術作品になっている。

「図解雑学複雑系」今野紀雄
説明がまどろっこしいと言う話もあるが、数学を知らない人のためにワンステップずつ書く必要があるのだろう。ナンバーズ・政治・伝染病あたりを複雑系の事例として説明している。

「トコトンやさしい摩擦の本」角田和雄
「摩擦」というのは非常に奥深い分野である。しかし工学的な側面にはあまり興味がもてないなあ。

新年会1

2007年01月09日 23時50分48秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
会社の新年会。

6名ですすきのの居酒屋「O」へ。
飲み物はビール2、日本酒結構大量。食べ物はちりめんキャベツ、刺身盛り合わせ(イカ、タコ、まぐろ、ウニ、アワビ、甘エビ、ホタテ、平目、…)、イカフライ、後何食べたっけなあ。刺身は豪華なのだが、アワビの刺身というのは私にとっては結構疑問な食べ物である。歯ごたえは良いものの、味としては火を通した方が旨いなあと思う次第。

かなりベロベロによって、いつものバー「N」。何かを2杯ばかり飲んだのだが、思い出せない。新年1発目から重症だな。

悪天

2007年01月08日 21時05分15秒 | Weblog
天候に負けて一歩も外に出ず。いかんなあ。

話題1
私は今年、喪中のため年賀状を出していない。そうすると来る年賀状も激減するのだ。これまで私は喪中はがきを送ってきた相手にも、全く何も考えずに年賀状を送っているのだが、まさかこんなに律儀に送らないものだとは思わなかった。いやいや、世間知らずであるな。

話題2
今日のニュースは夕張の成人式ばっかりだな。何もそんなに取り上げなくてもと思う。今年はさほどでもないが、成人式で暴れる人たちはなぜ成人式に来るのであろうか(ニュースで取り上げるからじゃないのか?)。私はそもそも成人式に行くという選択を考えたことさえなかった。出席するのなら儀式は儀式としてきちんと振舞わないとバカみたいに見えるぞ。