散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080521-22の様子

2008年05月22日 23時13分54秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
5月21日(水)

若干仕事は落ち着き気味になってきただろうか。それでも20時過ぎに、すすきののバー「C」へ。珍しく1杯目にグレンフィディック。実はサントリー提供のモルトラリーという催しがあり、モルト8種類(内2種類はバー各店のお勧め)を飲むと景品がもらえるのである。景品といっても山の樽材でつくった印鑑だったりするから、侮れない。

2杯目はマティーニ、3杯目はマンハッタン。マスターからバーテンダー技能研究DVDの話を聞きながら、快調に飲む。4杯目にフライハイトを飲んで終了。

帰り道、狸小路の「Z」にて味噌ラーメン。平常時だと私にとっては濃すぎると思うのだが、酔っているときには旨い。

5月22日(木)

今日は某研修会。会社を18時過ぎに出て、謎のビデオ(ヘンなものではない)を見て雑談。その後、久々の懇親会。基本的には同業の人が多いのだが、バックボーンが違うと話は面白い。かなり勢い良く盛り上がるも、スタートが20時半のため、1軒で帰宅。

20080518最近読んだ本

2008年05月18日 23時17分02秒 | 読書
「「本能寺」の真相」姉小路祐
十分面白いんだが、謎の提出の仕方が唐突で乗り切れない。

「セリヌンティウスの舟」石持浅海
ある絆で結ばれた6人、しかしその一人が原因不明の自殺を遂げる。しかし自殺現場の奇妙さから、残されたメンバーは自殺の理由に疑問を、さらには他殺ではないかとの疑いを持つ。少々現実離れしているが、論理性の高さが面白い。

以下、図書館の6冊。
「フリーターっていいの? 悪いの?」藤井哲也
一概に良いとも悪いともいえないのだが、現在の社会システム(税制、年金制度)とはミスマッチになっていると思う。非科学的(ゲーム脳?)な原因への論考がちょっと腹立たしい。

「中国・韓国の歴史教科書」イーストプレス特別取材班
所詮合意に至ることはないということだ。

「老後は銀座」山武也
年老いて地方に住むよりも都会の方が良いのではないかとのススメ。私も銀座に住みたいなあ。多少寿命が縮んでも良いと思う。

「暴走老人!」藤原智美
昔に比べて年少者の犯罪が減少しているというのは間違いないようだが、突如激昂する老人が多くなっているのではないかという話。幸い私はあまりお目にかかったことはない。

「イマイチくんがやってきた」花ムコさがし隊
どうして見合い話ってものすごく変な男しか出てこないのだろうか。

「それでいいのか蕎麦打ち男」残間里江子
団塊世代へのメッセージ。やっぱり違う年代からしてみると、団塊世代は鬱陶しいという感じがする。

今日の散歩

2008年05月18日 15時46分18秒 | 食べ歩き
全然外出しないのもどうかと思って、昼食は二十四軒のビストロ「PE」へ。カウンターに顔見知りのご夫婦がいた。さて、今日は鶉を食べることにしよう。

まずは前菜。ソラマメのキッシュ、小エビのプロヴァンス風マリネ、ホワイトアスパラのブランマンジェ、桜姫鶏とグリーンアスパラのパフェ。季節感あふれる味わいだが、小エビのマリネがパンチがほど良く効いていて美味しい。アスパラ・そら豆の風味も、それぞれなかなか。



主菜は鶉とグリーンアスパラのサルミ・ソースアベルネーズである。ふーん、サルミソースというのは、血や内臓を使ったソースなのか(今、調べた)。作り方から想像されるほど重々しい感じはせずに食べやすかった。大きな焼きアスパラと焼きレタスもバランスの良い感じだ(写真は鶉に目がくらんで撮り忘れたわ。はっはっは)。

デザートはオレンジクリームとショコラのミルフィーユ、珈琲のアイス、ガトーフロマージュ、仏産木いちごのムース。甘い・酸っぱい・苦い・チーズ味と全方向の味に満足。



近所の公園を探しながら4キロほど歩き、図書館によってから帰宅。

写真コレクション(3) そっけない公園

2008年05月18日 08時57分31秒 | 写真館
下らない写真館、公園編。今回はもう少し子供向けの名前を考えてはどうかという公園名である。ちょっとそっけなさ過ぎではないか。

「北15条地下鉄公園」。札幌には条丁のついた地下鉄駅もいくつかある。しかし北12条駅と北18条駅はあっても北15条駅はないんだよな。一応、南北線沿いにあるので、まあ良いか。



「北24条第1公園」。公園を特定するには申し分ない名前かも知れないが、どうだろうこのネーミングは。



続く。

土曜日の第三Mセンター

2008年05月17日 15時20分05秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
どうも土曜日もやっているらしいということは薄々気がついていたのだが、15時過ぎに初めての来店である。店内にはほとんど一人客、大体の人が髪に白いものが混じる年代である(後で、私より年下の2人組が来店)。



一杯目はビール。ほど良く暖かい紀行の中を散歩した後には応えられない冷たさ。つまみにはハムエッグを注文。ソースと醤油半々で食べる。



二杯目はいつものにごり酒だ。ついでに鮭トバも注文。普段は仕事帰りなので、さすがに少し暗くなってから来るのだが、この時間帯でも全く同じ風景が繰り広げられているとは思わなかった。もっともカウンターにしか客はおらず、奥の座敷は明りが消えている。さすがにそんなに客も来ないのだろう。

競馬中継がかかる中のけだるい雰囲気。やはり悪くない。また来てしまいそうである。


20080517ギャラリー巡り

2008年05月17日 15時14分10秒 | ART
本日は市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→ギャラリー梅鳳堂→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→たぴお→STV→時計台→道新→ウェストフォー→大通美術館→三越→スカイホール→さいとう→ivory→趣味の郷→ユリイカの17箇所。

■市民ギャラリー「一線美術会第26回北海道支部展」。おお、入口すぐにに川上さんの画が。「柘榴と燈明」の燈明の存在感が好きだ。中村國夫の「鼓動「生命の在處」」も繊細な感じでよい。

■ギャラリー梅鳳堂「宮本典刀銅版画展」。パッと見に三角屋根の家を連ねた単純な形と思ったが、細かいところが銅版画らしくなかなか素晴らしい。

■時計台ギャラリー「徳丸滋展」。「茄子」は茄子が宙を踊るような、切れのいい小品。「徳丸晋写真展」。こちらは水面の紋様とそこに移る色の写真展。墨汁のようにトロリとした水面など、絶品。

■道新ギャラリー「花のタペストリー展」。全く生け花には興味なし。ついでに陶芸の中でも私は花器には全く興味がない。しかし今日、花を生けているのを目にして「なるほど、花を生けてこそのバランスなのか」という気がした。普通、展覧会を見ているときは皆さん花を生けた姿を想像しながら見ているのかな? ちなみに私は食器の場合は「何を乗せると映えるかな」と食べ物を想像しながら見ているのだ。

■ivory「RISA FUKUI EXHIBITION VOL.2 「KI RI GA」展」。予想外に素晴らしい展示であった。いわゆる切り絵である。しかし女性の顔にしわというか波紋のような線が大量にはしっており、ちょっと怖い作品が多い。「シェットランドシープドッグ」という作品は切り方、色彩ともに技巧的な素晴らしさがある。

また「アトム」という作品も全くアトムには見えないほど、体に不思議な線が入っている。しかし、私は「アトム」は地球の生んだ子という気がしているので、機械的シンプルさのないアトムというのも、ある意味正しいのかもしれない。切り絵をベースにした動画作品も放映されており、不思議な世界が味わえる。

■ユリイカ「三人展」。宮下章宏、水野剛志、杉良篤の三人展。水野剛志は確か見た記憶があるのだが、日本画の草花を描いた小品を展示している。花鳥風月画をほとんど認めない私であるが、落ち着いていてきれい。

最近話題のラーメン店

2008年05月17日 11時48分51秒 | 食べ歩き
私は札幌の食べ歩き関係のブログをいくつか参考にさせていただいているが、最近この店の名前を見ることが多い。札幌駅から東側にある「I」に行って見ることにした。

注文は醤油ラーメン。通常のちぢれ麺と醤油ラーメン用に作ったストレート麺があるというので、それはもちろんストレート麺にしてみた。店主の仕事振りはきっちりした感じ。早速登場した醤油ラーメンを食べる。

なるほど。私は黄色い札幌風ちぢれ麺というのがあまり好きではないので、この麺は確かに良いとおもう。スープは結構複雑な味ながら、あえて乗せているであろう背脂かな、これのおかげでマイルドにまとまっている。

かなり旨い、しかし値段はそこそこ高い。大食漢には物足りない量だろうと思う。

20080517最近読んだ本

2008年05月17日 08時56分14秒 | 読書
「密室鎮魂歌」岸田るり子
せっかくの連続殺人事件もトリックのメインが錯誤によりかかっているところがもう一つ。

「エッシャー展図録」
この展覧会は本物と図録の差が少ないと思う。

「温室惑星ローズガーデン ペリーローダン347」エーヴェルス、クナイフェル
敵の弱点を握り和平交渉に入るローダン。随分昔のアイテムが話に関連してきたな。特に伏線を握っていたわけではないと思うが。

「「恐怖の報酬」日記」恩田陸
ビール好きで飛行機嫌いの作者がイギリス、アイルランド、札幌、横浜、沖縄とビール旅。ビールだけなら確実に私より多く飲める模様。

「彩紋家事件Ⅲ」清涼院流水
ラストの暴走っぷりは(悪い意味で)たまらない。

以下、図書館の3冊。
「モデルルームのココを見て」IC21
やっぱり興味がなかった。

「職人万歳!」百パーセントアップ
いわゆる現代の手に職のある人を紹介しているのだが、少々ありきたりな感じ。

「理系のススメ」生田哲
現代社会ではテクノロジーのことを避けて通るわけには行かないという趣旨。その反面、いわゆる理系であっても文章を書いて人に説明することができないと話にならないとも。タイトルと内容の不一致感があるが、編集者に替えられたのかな。

写真コレクション(3) ふつうの公園2

2008年05月17日 08時44分22秒 | 写真館
下らない写真館第2回。

まずは「二十四軒さいわい公園」。「二十四軒」というのは地下鉄駅にもなっている札幌の地名である。最初に入植したのが二十四軒の家だったからついた地名らしい。公園としては基本形の名前である。



「宮の森杉の子公園」。「杉の子」が子供らしさをあらわしている模様。しかし、花粉症の人には名前を見るだけで行きたくなくなる公園かもしれない。



「北区さつき公園」。これは五月のことか、それとも花の名前だろうか。まさか、人名から取ったわけじゃないよね。



「宮の森ジャンボ公園」。子供公園にはピッタリの名前だろう。これもまさか人名から・・・。



「旭ヶ丘ちびっこ公園」。最後はまさに王道で締めておこう。



続く。

週末へ

2008年05月16日 23時22分39秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
先週は帯広に行ったため慌しかった。かろうじて週末までたどり着き、土日は休みになった。本当に良かった。

というわけで21時を過ぎてから、急ぎすすきののバー「N」へ。1杯目は「強くすっきりとしたのを」と頼んで、きれいなブルーのカクテルがでてきた(この日はあえてレシピも名前も覚えてない)。

Nさんに三笠でなんこを食べてきた話をする。Nさんもこのエリア出身のため、なんこは思い出の味なのだ。2杯目は「強く苦く濃いのを」という指定に、金粉を浮かべた真っ赤なカクテル。「何だかゴージャスですね」と甘苦い味を楽しむ。

店はだんだん込んできたので、仕上げにボウモア16年ポートウッドにしてみよう。一口飲んで、ボウモアの磐石の味わいはさすがであるとの感。もう一杯行きたいところだが、ちょうど良いところだろう。

帰宅時タクシーに乗るが、西11丁目から一度も信号で止まらず自宅前まで。何だか気持ちよい。

カクテルの会 5月

2008年05月14日 21時42分59秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
欠席が続いていたので、もう何回目の会だか分からなくなったカクテルの会。少々メニューブックが変わり、1杯目のドリンクの種類が増えたようである。

1杯目:テキーラトニック・・・ジントニック以外が飲めるのは嬉しい
2杯目:チェリーブロッサム
3杯目:ブルーマンデー
4杯目:アラスカ
5杯目:バンブー
6杯目:エーワン
7杯目:アラスカ
8杯目:ジャックローズ
9杯目:マティーニ
10杯目:アレキサンダー

1杯目を除いて、すべてアルコール度数としては強い方のカクテルになる。したたかに酔っ払い、翌日昼過ぎまで酒臭い。料理のテーマは”山菜”ということで、少々寒いが春らしい感じだった。

「風景が私を見ている気がする。」小林麻美展

2008年05月13日 12時57分44秒 | ART
やはり会社をさぼってでも行っておいて良かった。というのは冗談で、健康診断で昼食抜きになり、さらにクリニックへの移動時間を合わせて使い、テンポラリースペースへ行くことができたのだ。私にしては、特定の展覧会を記事にするのは非常に珍しいことである。

まず目に入るのは、天井からつられたキャンバス。画題は「絵画の場合」の出品作に近い金網越しの風景である。私は前回作品を見たときに「閉塞感」を非常に強く感じたものである。

しかし今回の作品はどうだろうか。金網の中央は大きく破れている。ではそこが向こうの世界への突破口になっているかというとそうでもない。黒い影のようなより太い線がそこにかかり、見えるバリアより強力な見えないバリアを張っているかのようだ。

かといって、絶望感が沸いてくるような作品ではない。色彩が明るくも暗くもないので、向こうの世界は幸せの世界なのか、陰鬱とした世界なのかも容易には想像させない(ここは安易なイメージを描かなかった良さだと思う)。普通の人も描かれているようだし、普通の世界なのかもしれないのだ。となると、一体、金網および黒い影は何の象徴であるのだろうか・・・

とにかく面白い作品で、私の中の面白バロメータ(心の中で一人語りがどれだけ続けられるかが基準)は、相当なレベルに達した。「風景が私を見ている気がする。」いうタイトルも意味ありげだ。私は地方都市に行くと、人っ子一人歩いていない時に、周りの風景が不思議な存在感を発揮しているような錯覚にとらわれることがある(私は超心理学的なものを一切信じないのだが)。その感覚に少し近いのかもしれない。

私が参考にさせていただいている、札幌美術系ブログの皆さんも、この展覧会にはかなりの長文を寄せているようだ。昼間に抜け出して行ったので、ご本人にはお会いできなかったのだが、私には数少ない話を聞いてみたい作家さんの一人である。

クリニックに行く前に、慌しく銀行へ。すると「この指とまれ展’08春」が開催されていた。中央に石垣渉、竹津昇、川上直樹、3氏の作品が展示されているというのは、かなり贅沢な展覧会だと思う。そそくさと見てしまい、すみません。