本日は芸森→創→三越→スカイホール→さいとう→道新→時計台→STV→大同→プラニス→エッセ→大丸→紀伊国屋→札教サテライト→富士フイルム→NewStarの16か所。
■芸術の森美術館「交差する視点とかたち vol.5」。アルテピアのパスが効かなかった…。
加藤委「サンカクノココロ」:翼のような岩のような陶器作品。自由だ。
小川待子「2011-GH-1」:貝のかたちをしており、内側のガラス状の部分がいい。
米原眞司「光の樹深い森」:球形の作品もあったが、こちらはいわゆる花瓶型。濃緑の色彩と透明感が美しい。
川上力三「位相」:ピラミッド型を上下に合わせた8面体。周囲が暗く、遺跡のイメージか。8面体に彫られた線も、何となく古代文字のようでもある。
川上力三「深層-表層」:床に置いた円と直線の組み合わせは、いわば虫めがねの形だ。少し古代機械っぽくて、円の中に何かが出現しそうである。
加藤委「ISHIKARI-月」:シャープな水色の円形皿の中に白い素焼きの物体が入っている。月というよりは骨に見える。
鯉江良二「チェルノブイリ」:石棺に封印された原子力発電所のイメージか。キャプションに「2011.3.11」とあったり、作品は4つのパーツからなっていることからすると、これ「FUKUSHIMA」だろうに。なぜタイトルが「チェルノブイリ」かは分からない。→「チェルノブイリ」というシリーズ化作品の一部ということか…
阿部典英「ネェダンナサンあるいは北・天・翔」:狭い一角に舞い降りた異形の天使か。愛嬌もあるが、人間とはコンタクト不能にも見える。
川上りえ「Extending Light」:白い部屋に鉄のフレームで整然とした空間が作られている。私の気持ちはここで落ち着いたのだが、果たしてこれは元の世界なのだろうか。
■芸術の森工芸館「北欧のテーブルウェア」。北欧4か国の食器などが展示されているのだが、芸森の所蔵品展らしい。こういうコレクションがあるとは知らなかった。静岡で見た「フィンランドのくらしとデザイン」といい、北欧づいているかも。
■スカイホール「KABUKU展 ―九人奴の創造のカタチ―」。白檀の木を彫った仏像があったのだが、もっとも小さいもので10万円位から。ちょっと欲しくなるが…。
■STV北2条エントランスホール「池田緑展 日を編み、言葉を紡ぐ」。以前はあまりにパーソナル要素が強いことに疑問を感じていたのだが、考えてみれば全ての作品は個人の要素から出来上がったものである。
「My Place on Earth(地球の私の居場所)」:自分のこれまでの居住歴を色テープと日付で表現したもの。
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■大同ギャラリー「蔵書票版画展」:蔵書票は大好きだ。大々的な展覧会をやらないかな?
■プラニスホール「北海道デザイン協議会 創立30周年記念展」。川上りえ「SPACE ABSTRACTION-2012」、國松明日香「水の柱」、栗谷川健一のポスター原画3点など、ちょこちょこ見どころがあった。
熊谷文秀「タユトウ1」「タユトウ2」:陶製の薄い帯のような作品。一つはメビウスの帯を想起させる。
■大丸画廊「福井江太郎展」。屏風に描いたダチョウ8匹は一見変わった感じに見えるが、古典を踏まえた花鳥画であるのだろうと思う。
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「北海道教育大学岩見沢校 木材工芸研究室展 木工展」。
笹森綾香「都道府県パズル」:それぞれの名物で都道府県の形を作り、全て組み合わせて日本のかたちになるパズル仕掛けの作品。ちょっと隙間があって惜しい所もあるが、これは労作だ。非常にいいものだと思う。