ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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プロ野球日本シリーズ1、2戦 地上波の全国中継なし

2010-10-24 08:31:00 | Weblog
プロ野球日本シリーズ1、2戦 地上波の全国中継なし 2010年10月24日 日経
 中日―ロッテで30日に開幕するプロ野球の日本シリーズで、ナゴヤドームで開催される第1戦と31日の第2戦は地上波での全国中継が行われないことが23日、分かった。複数の関係者が明らかにした。11月4日に予定されている第5戦(千葉)も中継がない可能性があるという。
 プロ野球界の最高峰イベントである日本シリーズで、地上波での全国中継がされないのは極めて異例。第1戦と第2戦は地上波のローカル放送とBS、CSで中継される予定となっている。
 日本シリーズのテレビ中継は、出場する球団から推薦された局が全国中継するのが慣例となっていた。しかし、今年出場する中日の試合は全国的な高視聴率を望めない状況にあり、中日が推薦した局と、シリーズ主催者の日本野球機構(NPB)との交渉がまとまらなかったという。





 ん…。こんなことを言うと、中日ファンとロッテファンの双方からお叱りを受けそうですが、テレビ局(特にキー局)とてボランティア団体ではありませんし、一部の地域では熱狂的ファンがいるとはいえ、巨人、阪神、ダイエーといった人気球団が出てこない日本シリーズはコンテンツ的にも高視聴率を期待できないという、冷徹でかつ合理的な判断が下された結果なんでしょうね…。
 とはいえ、プロ野球の日本シリーズが地上波で放送されないなんて、少なくとも私が物心ついた頃からは記憶がありませんし、一プロ野球ファンとしては非常に残念に思います。

「ゆうパック」取り扱い数12%減 遅配の影響長引く

2010-10-24 08:24:07 | Weblog
「ゆうパック」取り扱い数12%減 遅配の影響長引く 2010年10月15日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/business/update/1015/TKY201010150321.html
 日本郵政グループの郵便事業会社が15日発表した宅配便事業「ゆうパック」の8月の取り扱い荷物数は、旧ペリカン便を合算した前年同月の荷物数に比べ、約12%減の2916万個だった。7月の日本通運のペリカン便との統合直後に起きた大規模遅配の影響が尾を引いているようだ。
 前年同月より約16%落ち込んだ7月に比べると減少幅はやや縮小したが、統合後2カ月連続の2ケタ減。ゆうパックは、ヤマト運輸と佐川急便の2強に押されてここ1年ほど前年割れが続く。ペリカン便との統合で巻き返しを図るはずだったが、大規模遅配で客離れに拍車がかかっている。



 8月のゆうパックの取扱数量ですが、システムトラブル直後の7月よりは減少幅は縮小したものの、8月も前年同月比12%減となるなど、落ち込みに歯止めがかからないようです。
 まあ、ここのお偉いさんが『1日や2日の遅配などごくごく普通に起こりうることだ』といった まるで生鮮物を取り扱う業者を敵に回しかねない、まだゆうパックが郵便小包と呼ばれていた前世代の遺物の感覚な発言をしている時点で、『これではヤマト運輸や佐川急便からシェアを奪われていくのも無理もないだろうな…』と思いますが、私自身多少配達が遅れても腐らない文書や書類はともかく、果物など生鮮食品をゆうパックで贈るのは、正直心理的にかなり抵抗が…(滝汗
 年末にはお歳暮特需があり、再び取扱荷物が増えるシーズンがきますが、ここで遅配を起こさないという、民間業者ならばごくごく当たり前のことができるか…。
 この当たり前のことができて信頼を取り戻すことができるかどうかが、ゆうパックがこの市場で生き残っていけるかどうかも左右しそうな気がします。

パチンコ店で財布盗んだ疑い 中学校の校長逮捕

2010-10-24 08:22:58 | Weblog
パチンコ店で財布盗んだ疑い 中学校の校長逮捕 2010年10月24日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101023/crm1010232244027-n1.htm
 鹿児島県警出水(いずみ)署は23日、パチンコ店で財布を盗んだとして、窃盗の疑いで、出水市立高尾野中学校校長、三谷恭美容疑者(55)=同市高尾野町柴引=を逮捕した。
 逮捕容疑は8月22日、市内のパチンコ店で、男性客(57)が置き忘れた現金24万円入りの財布を盗んだ疑い。
 出水署によると、男性客はパチンコ台の前に財布を置いたまま次の台に移動。三谷容疑者は財布を店外に持ち出し、現金だけを抜き取って財布を店の敷地内に捨てたという。防犯カメラの映像などから、三谷容疑者が浮上した。
 鹿児島県の杉元羊一教職員課長は「学校に対する信頼を裏切ったことは痛恨の極みで、おわびの言葉もない」と話した。


 教師が教師なら…の次は、校長の不祥事です。
 生徒を指導すべき立場にあるものが、他の客が置き忘れた財布からお金だけを抜き取るなんて言語道断もいいところですし、このような輩は問答無用で懲戒免職に値するとさえ思いますが、学校の名前が出てしまった卒業生や在職生に何と釈明したらよいのか…(汗
 教育者たるものが情けないにも程がある としか言いようのないやりきれない事件です。

おバカな教師の事件簿 ニュース2本

2010-10-24 08:16:04 | Weblog
誰が校長を殺したか…これが中間試験? 2010年10月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101023-OYT1T00632.htm?from
 愛知県東海市の県立東海商業高校の中間試験で、同高校を舞台に「校長を殺害した教諭」を実名の選択肢で答えさせる問題が出題されていたことが、23日わかった。
 問題に登場する国枝裕校長は「不適切な設問」として、問題を作成した20歳代の男性教諭に口頭で厳重注意した。
 同校によると、商業科目を体験的に学習する「総合実践」の試験に「頭の柔軟さを知るため」として出題された。問題は、校長が職員室で暗殺され、自分の血で書き残した「41124」の文字を手がかりに、実在の教諭7人の中から犯人を選択するというもの。3年生の2クラス77人が解答した。
 「41124」は横書きにして180度回転させて見ると「カていカ」と読めることから、家庭科の担当教諭が犯人とされた。同校の総合実践の試験では、これまでもクイズ形式の出題をしているという。

小3授業で女性教諭、自殺や殺人をクイズに 2010年10月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101023-OYT1T00716.htm?
 東京都杉並区の区立浜田山小学校で、3年生担任の女性教諭(23)が授業中に、自殺や殺人に絡むクイズを出していたことがわかった。
 区教委によると、教諭は19日、2時限目の算数の授業の終わりごろに「3人姉妹の長女が自殺し、次女はその葬式に来た男性を好きになった。再会するにはどうすれば?」というクイズを出した。「妹(三女)を殺せば葬式で会える」が正解で、子供たちはショックを受けた様子だったという。
 教諭は厳重注意を受けた。「子供たちにせがまれて、大学時代に友人と楽しんだクイズを出してしまった。非常に軽率な事をして反省している」と話しており、保護者に謝罪したという。
 井出隆安教育長は「不適切な指導で児童の心を傷つけた。心からおわびし、信頼回復に努める」としている。




 ??? いくら「頭の柔軟さを知るため」や授業を盛り上げるためでも、大の大人ならやっていいこととそうでないことくらいの分別はつけるべきでしょうし、とりわけ前者のバカ教師は、校長と家庭科教師のことを個人的に嫌っていたのかな…などと邪推したくもなるのですが、世の中にはとんでもない教師もいるもんですね…(唖然
 ごくごく個人的な意見を述べるならば、双方ともとても悪乗りで済まされるレベルではなく、口頭の厳重注意など処分としてはあまりにも軽すぎ、一旦出勤停止にした上で教師として数ヶ月間みっちり再教育研修を自腹で受講させたうえで、それでも教師を続けたいのならば別の学校に赴任させる程度の処分くらいは行って欲しいものですが、それ以上に子供たちが受けた心の傷も心配。
 生徒を指導していかなければならない立場の人間が暴走してどうする!!! としか言いようがありませんが、モンスターペアレント対策を議論する以前に、教える側の教師の質を高めるといったもっと大切なことが忘れ去られているような気がしてなりません。

「1か月本読まず」52%…読売調査

2010-10-24 08:05:35 | Weblog
「1か月本読まず」52%…読売調査 2010年10月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101023-OYT1T00934.htm
 読売新聞社の読書に関する全国世論調査(9月25~26日実施、面接方式)で、1か月間に1冊も本を読まなかった人は52%だった。
 この質問を始めた1980年以降では、2002年の54%、昨年と98年の53%に次ぐ高い割合となった。
 読まなかった理由(複数回答)は、「時間がなかった」46%(昨年51%)、「読みたい本がなかった」21%(同21%)、「本を読まなくても困らない」16%(同18%)などの順に多かった。
 電子書籍について聞いたところ「利用したことがあるし、今後も利用したい」6%(同5%)、「利用したことはあるが、今後は利用したいと思わない」3%(同3%)で、利用者の割合は昨年から大きな変化はなかった。ただ、「利用したことはないが、利用してみたい」は25%(同19%)に増え、「利用したことはないし、利用したいと思わない」は65%(同71%)に減った。



 ん…。この調査って、『携帯ニュースを見たか』や『雑誌を購入したか』は含めずに、あくまでも『(純粋な意味での)書籍を読んだか?』という意味での設問なんですよね…(あせあせっ
 まあ、今は大半の一般家庭では常時接続できるインターネット接続環境が当たり前となり、簡単な調べ物ならばネット検索でできる時代ですし、残業が立て込むなど物理的に忙しい時期などは、忙しくて睡眠時間の確保にも苦労した(通勤中は携帯で情報検索)、あるいは家族から『これ以上本を増やすな』といったご指摘を受けている方も少なくないのかもしれませんが、それでも半数強の方が本を1ヶ月間読まなかったという事実は吃驚ですし、『お仕事に関係のある話題性のある本も買って読まなくて自己啓発ができるのかな…』といった 指摘された側からすれば『余計なお世話だ!』と猛反発もされかねない心配をついついしてしまいそうになります。
 金銭的やスペース的に購入しにくい、公共の図書館には雑誌を除けば最新の書籍がそろっていない といった理由もあるのかもしれませんが、ある程度以上の役職の方ならば、自己投資もお給料のうちでしょうし、こういった報道を聞くと、このままで日本の国際競争力は本当に大丈夫かな…とどうしても心配になりますね…。

リニア中央新幹線:直線ルートで決着…交通政策審小委

2010-10-24 07:59:04 | Weblog
リニア中央新幹線:直線ルートで決着…交通政策審小委 2010年10月20日 毎日
http://mainichi.jp/select/biz/news/20101020k0000e020033000c.html
 JR東海が計画するリニア中央新幹線(東京-大阪)について、国土交通省の交通政策審議会中央新幹線小委員会(国交相の諮問機関)は20日、同社が要望している南アルプスを貫通する「南アルプスルート(直線ルート)」が「最も費用対効果に優れている」との分析結果をまとめた。これにより、3案が提案されていたルートは直線ルートで事実上決着した。同小委は年内にも直線ルートを軸とする中間報告を正式に取りまとめ、来春をめどに国交相に対し整備計画に格上げするように答申する。
 同小委では、提案されている3ルートのうち、南アルプスをトンネルで貫く「直線ルート」(東京-大阪間67分・438キロ)と、南アルプスを北に迂回(うかい)する「伊那谷ルート」(同74分・498キロ)について、経済成長率1%、総人口が65年に8000万人まで減ることを前提に費用対効果(投資費用に対する効果の比率、数字が大きいほど効果が高い)を試算した。それによると、「直線ルート」は1.51倍となったのに対し、「伊那谷ルート」は1.24倍にとどまった。
 具体的には、超電導リニア方式で整備した場合、直線ルートは費用は約5.5兆円、効果約8.4兆円に対して、伊那谷ルートは費用約6.0兆円、効果約7.5兆円で、直線ルートが優位だった。
 東海道新幹線や航空機からの転換、新たに誘発される人の流れを踏まえた輸送需要量の試算では、45年度に東京-大阪間が開業した時点で、直線ルートは年間408億人キロで、伊那谷ルート(385億人キロ)を大幅に上回った。

リニア新幹線 技術立国の再生託したい 2010年10月24日 産経(社説)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101024/biz1010240349001-n1.htm
 JR東海が平成39年に開業を目指すリニア中央新幹線の運行ルートが、東京と名古屋を直線で結ぶ「南アルプスルート」で事実上、決着した。
 費用対効果がもっとも大きく、JR東海側も強く希望していた。当然の結論とはいえ、国土交通省の交通政策審議会の判断を支持したい。
 本格着工は2年後になるが、夢の巨大プロジェクトがまた一歩、実現に向けて進む。円高デフレ下の沈滞ムードを吹き飛ばす経済立て直しの起爆剤にしてほしい。
 日本の鉄道技術は世界トップレベルにある。中でも強力な磁力で車両を10センチも浮上させ、時速500キロ走行を可能にする超電導リニアは最先端技術の評価が高い。
 環境負荷が小さい大量輸送手段の鉄道インフラには、アジアを中心に世界的需要の高まりがある。鉄道先進国による官民一体の海外売り込みも活発化している。リニア新幹線の成功は、技術立国・日本の再生がかかっているといっても過言ではなかろう。
 JR東海の計画では、東京-名古屋間でとりあえず先行開業し、57年には大阪までの全線開業を目指す。その場合、現在2時間半以上かかる東京-新大阪間はわずか67分で結ばれる。
 気になるのは建設コストだが、全線開業の総工費は8兆4400億円とされる。JR東海は全額を自己資金でまかなうとしている。国鉄時代から新線のルート決定には政治介入がつきもので、それを避ける狙いもあったようだ。
 それ以上に、一私企業として過大とも思える巨額投資に挑むのは、JR東海としての生き残りがかかっているからである。
 収益の大半を稼ぎ出す東海道新幹線は今以上の高速化は望み薄で、輸送力も限界に近い。近未来に確実に起こるとされる東海地区の大規模地震も経営上のリスクだ。リニア線は、東海道線のバイパスとなるほか、東京-大阪間の旅客を二分する航空機との競争でも圧倒的優位に立てる。
 公共的使命を担う事業だとはいえ、一私企業として社の命運をかけ、何十年も先を見据えた生き残り策を模索する姿勢は率直に評価したい。政府も行政面からの安全性チェックは当然だが、形式にとらわれすぎた規制で縛ることがないよう、日本の新たな大動脈づくりとなるチャレンジを側面から支えるべきだろう。




 はぁ…(汗
 新設路線、しかもリニアモーターカーというこれまでになかった最新の技術を使った乗り物を走らせるのですから、複数の走行ルートを候補に挙げるところまではわからなくもないのですが、木曽谷ルートや伊那谷ルートでは工事費用以前にあまりにも遠回りになりすぎますし、直線ルートで決着という報道についても、『本当に議論する価値があったのか』『最初から結論ありきだったのではないだろうか…』という素朴な疑問が浮かびます。
 現実問題として、リニアモーターカーを走らせる以上は、建設費の問題だけでなく、その開発費用も半端ではなく巨額になり、その開発費用を回収しようと思えば、世界の主要都市を結ぶインフラ整備が行われる際の輸出という名の売りこみ競争を勝ち抜くことも意識しなければならない(他の日本の既存の新幹線ルートは、たとえリニアモーターカーに置き換えたところで、費用対効果が合わないのでは? 黒字で運営できるのは東海道新幹線とせいぜい東北新幹線くらいまでが限界のように思います)でしょうし、そうなると現実に『目的地までの距離とその目的地まで何十分で移動できるのか その数分の違い』も、日本の技術水準をアピールする意味でも軽視できないところ。
 まだ、もっと平地を走る他の候補ルートがあり、そのうえでどちらのルートを使うのかを検討しているのならば、議論する価値も十分あったように思いますが、ここでも『とりあえず、後で文句を言われないように、議論は十分尽くしたよ』 というポーズをとったというだけの 日本社会の悪い癖が出たように思います、