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奈良県橿原市長 森下さん再選  投票率 最低の29・02%

2011-11-06 11:25:57 | Weblog
橿原市長 森下さん再選  投票率 最低の29・02%  2011年10月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20111030-OYT8T00877.htm
 橿原市長選は30日投開票され、現職の森下豊さん(53)(無所属)が、新人で橿原民主商工会事務局員の霜鳥純一さん(50)(無所属=共産推薦)を破り、再選を果たした。投票率は過去最低の29・02%(前回45・19%)。当日有権者数は9万9748人。任期は11月12日からの4年。
 同市久米町の祝勝会場では、森下さんの再選が決まると支持者らの拍手が起きた。森下さんは万歳を繰り返し、「これだけの票をいただき、率直にうれしい。近隣市町村と連携した観光振興に取り組む」と語った。
 森下さんは、大淀町出身で、兵庫医科大卒。県議などを経て、07年に市長に初当選した。
 一方、霜鳥さんは、同市見瀬町の事務所で「立候補が遅れ、市民に支持を広げられず申し訳ない」と敗戦の弁を述べた。
★奈良県橿原市 市長選挙結果
当 24252 森下豊(53)無現
  4150 霜鳥純一(50)無新=共産推薦


 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 奈良県橿原市は、奈良県中部に位置する県2番目の人口約12.5万人程の人口規模を持つ市で、市長選は2007年11月から1期4年現職を務めた53歳の森下豊氏に対して、橿原民主商工会事務局員で共産党が推薦する50歳の霜鳥純一氏が挑戦したものの、
 生駒市への移転構想のあった県立医大(橿原市)が、市内で再整備されることになったことを受け、「県立医大との連携を強化し、その中に市の町づくりも入れていく」と訴えると共に中南和の拠点都市として「市がリーダーシップをとり、広域を見据えた施設の充実や、さまざまなことに取り組む」と主張した森下豊氏が24252票を獲得し、
 「保険税が払えない人から保険証を取り上げるような冷たい市政を変える」と訴えると共に、中学校卒業までの医療費無償化、市長報酬の削減を主張「無駄遣いをやめれば市民の命と暮らしを守る予算は生み出せる」と訴え4150票を獲得した霜鳥純一氏を一蹴しました。
 まあ、こちらは事実上の森下氏の信任投票状態だったかと思いますが、再選を決めた森下氏は次の4年間でどのような実績を挙げてくれるのでしょうか…。

千葉県袖ケ浦市長 出口氏再選 実績強調、2新人破る

2011-11-06 11:23:40 | Weblog
袖ケ浦市長 出口氏再選 実績強調、2新人破る 2011年10月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20111031-OYT8T00081.htm
 現職と新人2人が立候補した袖ケ浦市長選は30日、投開票が行われ、現職の出口清氏(65)(無所属)が、いずれも新人で市商工会会長の渡辺薫氏(62)(無所属=みんなの党推薦)、元市消防長の大森正行氏(63)(無所属)を破り、再選を果たした。投票率は53・24%で、市政施行後、過去最低だった。
 袖ケ浦市野里の出口氏の事務所では、当選の知らせが入ると、集まった支持者の間から大きな拍手がわき起こった。出口氏は「市民の皆さん全員の勝利。市民のための市政をしっかりやっていく」などと2期目の抱負を語った。
 出口氏は8月18日に出馬表明と3人の中で最も遅かったが、民主党国会議員と連合千葉の支援を受けて選挙戦を展開。保育園増設による待機児童の解消や、高速バスターミナルの利便性向上など実績を強調し、支持を訴えた。
 渡辺氏は、自民党系市議の支援やみんなの党の推薦を受け、石油会社社長の経験から、「経営者の視点で市の行財政改革を行う」と訴えたが、一歩及ばなかった。
 大森氏も同市議会議長らの支援を受け、「市消防長の経験を生かし、安心安全な街にしたい」と危機管理課の創設などを訴えたが、支持を広げられなかった。 当日有権者数は4万8830人だった。
★千葉県袖ケ浦市 市長選挙結果
当 10067 出口清(65)無現=民主支援
  8937 渡辺薫(62)無新=みんな推薦
  6589 大森正行(63)無新

 
 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 袖ケ浦市(そでがうらし)は、千葉県のほぼ中央にある91年に市制施行した東京湾に面した人口約6万人の市で、市長選は2007年11月から1期4年現職を務めた65歳で現職の出口清氏に対して、市商工会長でみんなの党などが推薦する62歳の渡辺薫氏、元市消防長で63歳のの大森正行氏の2新人が挑戦しましたが、
 医療費助成による子育て環境の充実など1期目の実績を強調すると共に、「住みやすさナンバーワン」の実現へ市政の継続を訴えた出口清氏が10067票を獲得し、
 市の借金を増やしたとして現職を批判すると共に、市長ら特別職の給与2割カットなど行革の必要性を訴え8937票を獲得した渡辺薫氏、
 約40年の行政経験と消防長を務めた実績から防災体制の強化や、人口増に向けた子育て・教育環境の整備を訴え6589票を獲得した大森正行氏 の両新人を何とか振り切って再選を決めました。
 う~ん。三つ巴の戦いの中、何とか現職が逃げ切る形になりましたが、再選を決めた出口氏は次の4年間でどのような市制運営を成し遂げるのか市民の厳しい目に晒されそうですね。

大分県中津市長選 新貝さん信任の3期目

2011-11-06 11:19:45 | Weblog
中津市長選 新貝さん信任の3期目 2011年10月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20111030-OYT8T00753.htm
 30日に投開票された中津市長選は、現職の新貝正勝さん(67)(無所属)が、前県議の新人・大友一夫さん(64)(同)との一騎打ちを制し、3期目の市政のかじ取りを任された。
 同市中央町の事務所には大勢の支持者が集まり、吉報を待った。深夜に当選が決まり、新貝さんが姿を見せると、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。
 「皆さんのお陰で当選できました。今回は中津市民の良識を問う選挙だった。激戦を制したことで中津が救われた」。新貝さんは受け取った花束を掲げて喜びを表した。
 2期目は無投票で当選した。今回も「無風」かと思われたが、県議を辞職したばかりの大友さんが8月に立候補を表明し、状況が一変。経済団体の幹部らが大友さんの支持に回り、厳しい選挙戦を強いられた。
 しかし、市財政の立て直し、中津市民病院の再生、福祉施策や企業誘致の充実、県北地域と隣接する福岡県の自治体との連携など、2期の実績を強調。「今後4年間は大切な期間になる。任せてほしい」と訴え、徐々に支持を広げた。
 市の多選自粛条例で市長の任期は3期までと規定されており、新貝市政は最後の4年間となる。
 一方、大友さんは市長給与の2割カット、退職金の返上などを公約に掲げたが、県議選での陣営出納責任者の公選法違反によって連座制が適用されたことも響き、涙をのんだ。
 中津市民は今後4年間の市政のかじ取り役を、引き続き新貝さんに託した。選挙戦の準備は遅れたが、2期8年の実績を訴え、勝利を引き寄せた。
 告示前の10月14日、中津青年会議所が開いた公開討論会で、新貝さんは、大友さんの発表した政策や、現市政への批判を論破。これを境に支持を打ち出す団体が相次いだ。
 新貝さんはこの8年間で行財政改革に取り組み、福祉施策も充実させ、行政手腕を発揮した。一方、意見が衝突し、「市長に嫌われたら、要望は聞き入れてもらえない」という人たちが大友さんを支持し、選挙戦は激しくなった。
 しかし、禍根を残し、政争が続けば、市政は停滞する。新貝市政の最後の4年間が市の大きな礎になるよう、市民の知恵を結集してほしい。
★大分県中津市 市長選挙結果
当 21309 新貝正勝(67)無現
  18559 大友一夫(64)無新


 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。 
 大分県中津市は、県の北西端に位置する景勝地の耶馬溪で有名な人口約8.4万人の市で、市長選は現職で自民が市字する67歳の新貝正勝氏に対して、元県議で64歳の大友一夫氏が挑戦しましたが、
 「周辺市町と良好な関係を築き、中津市民病院を中心にした(医療サービス向上のための)協力態勢も好転した」と実績を強調すると共に「8年間、中津市を良くする一念でやってきた。これから先、中津港や東九州道、中津日田道路の総合によって、周辺市町村と一体となった発展を目指したい」と訴えた新貝正勝氏が21309票を獲得し、
 「誰もが安全に安心して暮らせる市づくりを進め、常に公平公正な市政を展開していく。元気のある、将来の見える中津市に、皆さんとともにチェンジしたい」「市は地場産業が悲鳴を上げ、商店街も人通りがまばら。しかし、現市政はそれを放置している。今回は市民のための市政を取り戻す選挙。市政をチェンジしよう」と刷新を訴え18559票を獲得した大友一夫氏 を何とか振り切って再選を決めました。

 ちなみに、敗れた大友氏は4月に行われた県議選中津市区(定数3)で4選を果たすも、連座制の適用対象となる陣営の出納責任者が、市選管に届け出ていない運動員2人に計28万円の報酬を支払ったことから公選法違反(運動員買収)で逮捕され、大分地裁で有罪判決が出たことから7月7日に辞職。公選法の規定で8月30日に連座制適用が確定して同選挙区への立候補は5年間禁止されたことから、新貝氏を支持する県議の中からは「有権者が同じなのに、くら替えでの立候補が道義的に許されるのか」と不満の声も高まっていたようですが、やはり最後はこのことが心証を悪くする形になってしまったでしょうか…。
 新貝正勝氏は再選を決めたとはいえ、決して少なくない方がNO! を突き付けたことの意味を真摯に受け止め次の4年間の市制運営を行って欲しいと思います。



広島県廿日市市長に真野氏再選 投票率最低、元市議に大差

2011-11-06 11:12:31 | Weblog
廿日市市長に真野氏再選 投票率最低、元市議に大差 2011年10月31日 中国
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201110310052.html
 廿日市市長選は30日投開票され、無所属現職の真野勝弘氏(68)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元市議の井上佐智子氏(56)を破り、再選を果たした。投票率は36・43%で前回(44・06%)を7・63ポイント、過去最低だった前々回の2003年(37・16%)を0・73ポイントそれぞれ下回り、過去最低を更新した。
 真野氏は、市債残高削減や経常収支比率の改善など財政健全化への取り組みや、着手率が90%を超える合併建設計画の進捗(しんちょく)状況など1期目4年間の実績をアピール。「まちづくり基本条例」制定による市民主体のまちづくり、宮島を中心とした観光振興、中心市街地の活性化、危機管理体制の強化などを訴えた。
 国会議員、県議、市議、企業関係者らの支援や連合広島の推薦を受けて支持を固めた。
 井上氏は、地元の大野地域の住民をはじめ、乳がんの早期発見・治療を呼び掛けるピンクリボン活動の仲間や広島県内の女性議員たちの支援を受けて選挙活動を展開した。人件費の大幅削減や民間人の登用、高校卒業までの入院時の医療費無料化などを訴えたが、及ばなかった。
当日有権者数は9万5045人。

▽市議補選の2人決まる
 廿日市市議補選(2人)は30日投開票され、みんなの党新人の会社役員山本和臣氏(45)と、無所属新人のNPO法人役員荻村文規氏(40)が初当選した。  公選法違反事件と病気療養で2人が辞職したことに伴って実施された補選には、いずれも新人の5人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げた。投票率は36・42%だった。

★広島県廿日市 市長選挙結果
当 21814 真野勝弘(68)無現=自民、公明推薦
  12163 井上佐智子(56)無新



 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 広島県廿日市市(はつかいちし) は、広島県西部にある2003年3月に佐伯町・吉和村、05年11月に大野町・宮島町を編入合併した人口約11.4万人の市で、市長選は現職で自民・公明が推薦する68歳の真野勝弘氏に対して、前市議で56歳の前回も挑戦した井上佐智子氏が再挑戦しましたが、
 財政健全化などに取り組んだ4年間の実績を強調すると共に、市民主体のまちづくりなどを訴えた真野勝弘氏が21814票を獲得し、
 「市役所の人件費の10%削減」「水道基本料金引き下げ」「高校までの入院無料化」などを公約に訴えて12163票を獲得した井上佐智子氏にダブルスコア近い大差をつけて危なげなく再選を決めています。

埼玉県幸手市長に渡辺氏 町田氏の3選阻む

2011-11-06 11:08:17 | Weblog
幸手市長に渡辺氏 町田氏の3選阻む 2011年10月30日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news10/30/11.html
 任期満了に伴う幸手市長選は30日投開票され、いずれも無所属で、元市議の新人渡辺邦夫氏(54)が、3選を狙った現職の町田英夫氏(69)=自民推薦=を破り、初当選を果たした。
 新人と現職の一騎打ちの戦いは現職が推進する確実なまちづくりの継続か、新人が訴える教育改革と福祉の充実かで争われた。互いに掲げていた公約の中でも焦点となったのは幸手駅西口の開発について。土地区画整理事業の推進を訴える町田氏に対して、渡辺氏は「駅の橋上化が先」と政策に反論していた。
 初当選した渡辺氏は「1万を超す票を無駄にしないよう幸手を変えていきたい」と話した。
 渡辺氏は市PTA連合会会長や市議を歴任。子育ての経験を生かし、給食費の助成や無料化、土曜日の授業実施などを教育改革として掲げ、公用車の廃止分で障害者のタクシー券を賄うことを訴え、生活に直結した政策で支持を拡大していった。
 町田氏は幸手駅東口駅前広場の完成や日本保健医療大学の開校を実績に掲げ、3期目は圏央道インターチェンジ周辺の産業団地造成と企業誘致、駅西口の土地区画整理事業の推進を2大公約としたが、時間を必要とする事業だけに、まちの発展が理解されにくく、苦戦を強いられた。
 当日有権者数は4万4709人(男2万2319人、女2万2390人)。投票者数は2万837人(男1万292人、女1万545人)、投票率は46・61%(男46・11%、女47・10%)で、前回を6・93ポイント下回り、過去最低となった。
★埼玉県幸手市 市長選挙結果
当 11596 渡辺邦夫(54)無新
  8985 町田英夫(69)無現=自民推薦


 
 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 埼玉県幸手市(さってし)は埼玉県東部にある人口約5.3万人の市で、市長選は2003年11月から2期8年現職を務めた自民が推薦する69歳の町田英夫氏に対して、元市議で54歳の渡辺邦夫氏が挑みましたが、
 「幸手駅西口の区画整理事業を見直したり市長専用車を廃止したりする一方、子どもの医療費の無料化や1人暮らしの高齢者の支援などを進めていきたい」と訴えると共に、東武線幸手駅の西口土地区画整理事業には「駅の橋上化を先にやるべきだ」と反対の姿勢を示し、「必ず幸手の街を変える」と訴えた渡辺邦夫氏が11596票を獲得し、
 圏央道インターチェンジ周辺での産業団地造成と企業誘致、幸手駅西口土地区画整理事業の推進を掲げる共に、幸手駅の西口土地区画整理事業について「三十二年かかり、やっと県の認可を受けることができた」と渡辺氏の事業見直しの主張に対して「幸手の発展の大きなブレーキになる。現実をよく見て選んでいただきたい」と反論して8985票を獲得した現職の町田英夫氏を破り、初当選を決めました。

 幸手市は小規模自治体で、過去には経済圏や生活圏が同一の隣接する茨城県猿島郡五霞町との合併を目指したもの、越境合併特有の難点もあり越県合併反対運動が発生したことから合併が失敗に終わり、当時の市長の増田氏が責任を取って辞職。その後当時久喜市の水道部長だった町田英夫氏が市長に就任して久喜市と鷲宮町が設置していた合併協議会へ加わるも新市名を巡る混乱から合併構想が白紙になるなど、中々難しい問題を抱えているようですが、新市長に就任する渡辺邦夫氏はどのような市制の舵取りを行ってくれるのでしょうか…。
 合併までいくかどうかは別にしても広域行政で他の市町村と補えるところは補うことで財政支出を最小限に抑えるという手法もあるでしょうし、どう効率的かつ市民にとって最良の市制を行っていくかが問われることになるかと思います。

新潟県津南町で25歳の大学院生が町議トップ当選

2011-11-06 11:03:28 | Weblog
孫のようだ…女子東大院生、町議選でトップ当選 2011年10月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111030-OYT1T00774.htm
 30日に投開票が行われた新潟県津南町議選で、東大大学院生の桑原悠はるかさん(25)がトップ当選を果たした。
 桑原さんは同町出身で、県立高を卒業し、早大に進学。卒業する頃、自身が25歳になって被選挙権を得た直後に故郷の町議選がありそうだと知った。東大大学院に進み、公共政策を勉強。ゼミの教員は元岩手県知事の増田寛也氏で、増田氏に出馬の決意を語ると、「絶対受かってこい。落ちたら帰ってくるな」と“激励”されたという。
 選挙期間中の集会には祖父母の世代が集まり、口々に「孫娘のようだ」と期待を寄せられた。桑原さんは財政再建や農業基盤の強化などの政策を語った。
 定数16を17人で争った選挙。「想像もしていなかった」という1144票を得てのトップで、2位に500票以上の差をつけた。同町は人口約1万1000人で、高齢化への対応などが課題。当選を喜んだ直後には「議員になって厳しい評価をつきつけられるかもしれないが、今はその覚悟ができている」と表情を引き締めた。

町議トップ当選・女子東大院生に当選証書 2011年11月1日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111031-OYT1T01276.htm
 新潟県津南町議選でトップ当選を果たした東大大学院生の桑原悠はるかさん(25)が31日、当選証書付与式に出席した。
 25歳の町議は県内の議員では最年少。
 桑原さんは同町出身。県立国際情報高を卒業し、早大を経て東大大学院に進み、公共政策を研究している。同町議選で1144票を得てトップ当選を果たした。
 桑原さんは、式の後で取材に応じ、トップ当選したことについて「たくさんの支持を得て、その重みを感じる」と語った。議員として真っ先に取り組みたいこととしては「議会基本条例の制定」をあげた。
 さらに「私もまだまだ勉強しないといけない。町民に育ててもらって町に貢献できるよう成長していきたい」と話した。その後、東大の授業に出席するため新幹線で東京に向かった。桑原さんは当面の間、週に1回授業に出ながら議員活動を行うという。




 先週末の先月30日に行われた自治体選挙の結果についてお送りしたいと思います。
 津南町(つなんまち)というのは、新潟県中魚沼郡にある「魚沼産コシヒカリ」の生産が盛んな人口1.1万人程の過疎の町で、先日町議選(定数16 立候補者17)が行われたのですが、なんと被選挙権のある最低年齢の25歳の東大大学院生が当選。しかも2位当選(559票)や3位当選(558票)の方に580票以上の大差(1144票)を集めるトップ当選を決める地元では話題になりそうな出来事があったようですね。
 さすがに「孫娘のようだ」は政治家を目指す方に対して失礼な表現ではないかな…という気もしなくもないのですが、全7452票のうちの15%余りを集めるトップ当選は、それだけ若い人にかける期待の高まりの裏返しということなのでしょうし、一個人としても政治信条の違いを超えて若い方がどんどん政治に参加して地元をよくしていこうとする努力は大いに期待したいと思いますね。